あんふぁん 関西版 2024年6月号

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- 子どもの
サインへの対応方法
ゆったりして過ごす「いつも通り」が一番
「子どものSOSサインかも!?」と気付いたら、保護者ができる対処法は?
「いつも通りの安心できる環境で生活することが一番。また、日頃から
そうすることは、ストレス耐 性アップにもつながります」と話す中井先生。
具体的に教えてもらいました。
〝ストレッサー〟を知る
ストレスの原因となる刺激や出来事のこと
を「ストレッサー」といいます。ストレッサー
には非常に強いものから小さくても長く慢性
的に続くもの、または複数のものが絡み合っ
ている場合もあります。大人にとっては「う
れしいこと」
「楽しいこと」でも、子どもには、
自分でも気が付かないうちにストレッサーに
なっていることも。
まずはストレッサーを探り、
もしそれを軽減できる場合は実行しましょう。
ストレッサーの例 =入園・入学、転園、引っ越し、長期休暇
明け、友達との関係、弟妹の誕生、ペットを飼う、親しい人
との死別、メディアで繰り返される天災・暴力シーンなど
生活リズムを整える
普段からスキンシップを心がける
スキンシップをとることで、愛情ホルモンとも
言われるオキシトシンが分泌され、それが精神的
な安定につながります。弟妹ができたことでスキ
ンシップが減っているなと感じたときは、弟妹が
寝ているときなどに精一杯本人に向き合い、スキ
ンシップをとるように心がけてみましょう。
就寝・起床、食事の時間を決めて、規則正しい生
活リズムで過ごすことを心がけてください。朝食をと
り、日中明るいところで過ごし、体を動かすことでセ
ロトニンの分泌が促され、それは心身の安定につな
がります。また、セロトニンから睡眠に重要なメラト
ニンが作られます。休日もできるだけ同じ生活リズム
を保ちましょう。ストレスへの耐性もアップします。
ゆっくりと好きな遊びをさせる
隠れた病気を見逃さないで
症状が長く続く場合は、病気の可能性も考
えましょう。イライラの原因がバセドウ病だっ
たり、頭痛や吐き気が脳腫瘍(しゅよう)だっ
たケースも。
「きっとストレスだろう」とその
ままにせず、小児科に相談してみましょう。
普段通りの生活リズムの中で、工作やお絵
描き、ブロック、料理、お菓子作りなど、ゆ
ったり好きなことをさせてあげることも心の
安定につながります。気分転換させようとレ
ジャーに出かけたり、外食したりしがちです
が、子どものエネルギーが落ちているときは
かえって負担になるので要注意です。
2024.6 関西
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