あんふぁん 東京版 2025年8月号

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に聞いてみよう
食べ物の好き嫌いへの向き合い方は?
「嫌いな食べ物でも一口は食べて」と約束していますが、
本当に一口しか食べません。前に食べていたものを食
べなくなることも。
「いつか食べられればいい」という
心構えで大丈夫ですか。
[年中、小学生のパパ]
「いつか食べられればいい」でOK ! 食事を楽しんで
「嫌いな物でも一口は食べて」と約束しても、実際に食べな
いことはよくあること。そんな中、パパとの約束を守って一口
だけでも食べているのはすごく頑張っていますね。その点は
しっかりと認め、褒めてくださいね。
前に食べていたものを食べなくなることについては、その
時期の好き嫌いもあるし、同じ食材でも味付けや調理法の変
化で苦手と感じることも。大人でもあると思いますが、前は
好きだったけれど、今はそんなに好きじゃないということもあ
るので、そこまで気にしなくてもいいでしょう。
嫌いな食べ物でも「いつか食べられればいい」という心構
えはちょうどいいですね。
「食べさせなくちゃ」と肩肘を張ら
ず、今食べられるもの、今食べたがっているものを出し、楽
現役保育士17年目。SNSの総フォロワ
ーは180万人を超えるインフルエンサー
として活躍。現在はSNSだけでなく、報
道番組からバラエティー番組まで幅広い
ジャンルのテレビにも出演し、
「いま一番
相談したい保育士」と紹介されることも。
しく食事ができていれば何も問題ないと思います。
それでもどうしても食べてほしいなら、今まで通り「一口
食べて」でもいいでしょう。その場合、例えば今までの一口
をさらに2 ∼ 4口に小さく分け、それぞれに違う調味料を付
けてみては。口にする回数が増えれば褒める回数も増えるし、
食べやすい味付けが見つかるかもしれませんよ。
幼少期に植え付けられた食事への苦手意識は拭いにく
いといわれているので、無理強いはNG。楽しく食事
することを第一に考えましょう。
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