ゴールデンタイムって?【腸活】秋こそ食べて動いてキレイをつくる!

ゴールデンタイムって?【腸活】秋こそ食べて動いてキレイをつくる!

さあ、朝晩すごしやすい気温となってきました。真夏は早朝でも熱風にまで感じた風が、心地よい風に変わってきましたね!快適に過ごせるこの時季に、腸からのキレイ作りをしませんか?

腸からのキレイ作りについては、わたしが美腸の先生をしているからでしょうか?「美容と健康のために、ヨーグルトを食べるといいんでしょう?」「わたし、納豆やキムチを食べてるから大丈夫よ」とお声がけしてくださる方も多いです。わたしたちのカラダは食べたものでできています。腸は最大のデトックス器官ですし、そもそも食事を意識することはとても重要です。

腸の健康…といえば、腸内環境を整えること、つまり腸内にすむ腸内細菌たちのバランスよい状態が必要です。1000種100兆個もの腸内細菌は重さにすると1~1.5kgにもなります。有用菌(善玉菌)、有害菌(悪玉菌)、日和見菌といった菌たちがおたがいに影響し合いながら日々私たちの健康に役立ってくれています。

例えば便秘になると…おなかの不調を感じるほか、冷えたり、肌荒れだったり、疲れやすかったり、イライラしたりと、人により症状は違うことはありますが、カラダや心の不調につながったりします。便秘をしないような、腸内環境の整った状態をキープしていくことが、美容や健康の質を高めることに繋がります。

食べるもよし!運動もよし!じゃあ、何からはじめよう…というときには「腸のゴールデンタイム」を活用するのはいかがでしょうか?今回は日本美腸協会認定講師、ヨガ講師としてお話させていただきます。

腸のゴールデンタイムとは?

腸活という言葉は、すでに市民権を得ています。ではそのゴールデンタイムのことはご存じでしょうか?そのためには自律神経のことを少しお話させていただきますね。

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。元気いっぱい活動する日中は交感神経が優位となり、お休みになる夜には副交感神経が高まります。腸はリラックスしたとき、副交感神経が優位なときに活発に働きます。ですので、24時前後がいちばん活発に働いてくれます。

そう!腸のゴールデンタイムは24時。この時間を活かした腸からのキレイ作りなら、24時には就寝しているのがイチバンです!しかし、育児や仕事の都合のほか、現代ではつねにSNSなどの情報にさらされて、脳は働きすぎ。寝るのは午前様だし、寝る直前までスマホを握りしめ動画を観たり…と、交感神経が興奮しすぎ、眠りが浅くなる方も少なくありません。ですが、20~4時頃は吸収と代謝の時間です。これを活かすにも、24時までにはお休みになることが望ましいのです。

食べるならこれがおススメ

副交感神経がいちばん優位な時間帯が24時頃で、腸も活発にはたらき吸収や代謝もおこなわれる時間です。細胞の修復や再生に役立てるには夜は重たい食事でなく、寝る3時間前までに消化の良いもの、添加物の少ないものを召し上がっていただきたいと思います。例えば、納豆などの発酵食品や良質のたんぱく質であるお豆腐など。ちなみに、わが家は手軽なので、豆腐に納豆をのせたりもします(笑)。こういった食事が、朝のスムーズな排泄へとつながります。

そして朝食について。「朝からそんなに食べる習慣がないの」「胃がもたれるから朝ご飯は食べられない」と聞くことが多いですが、朝食もスムーズな排泄=デトックスのお手伝いに必要な要素です。食べる習慣がなかったり、胃のもたれる方にも安心なものは、例えばこちら!

おかゆ+具沢山スープ+フルーツ

これなら、食べやすいですよね!おかゆと具沢山スープの良いところどりで、朝から消化にも良く、お米の価格が上がっている今、手軽に満足できる賢いメニューでもありますね!

動くならこれがおススメ

次に、運動面です。消化吸収のお手伝いにもなり、動くことで循環をよくしカラダがリラックスする動きをご紹介します。子育て世代のママには、産後からほとんど運動していない、という方もいらっしゃると思いますので、ご自身のカラダの動く範囲で大丈夫です。

  1. 膝立ちになり、左足を横に伸ばして右ひざの延長線上におく
  2. 骨盤を立て、吸って背筋を伸ばし、吐いて肩の力を抜く
  3. 左手を左足に軽く添え、次の吸う息で右手を天井にもちあげ、吐く息で上体を左に倒す
  4. 吸う息で手と一緒に上体をおこし、吐く息で手を体側に戻す

※左右逆も行う ※腰痛のある方は念のため控えてください。気持ちの良いところで止めて、無理をせず。

腸のまわりの筋肉を刺激し、腸のもごもごした動き、つまり蠕動(ぜんどう)運動をたすける動きながら、ウエストシェイプや体幹を鍛えたり、また抱っこ疲れの肩こり改善にも役立ちます。そして呼吸も深めてくれるので、副交感神経がたかまり、リラックスできます。この「パリガーサナ」というヨガポーズは寝る90分ほど前にやってみましょう。腸のゴールデンタイムに腸をリラックスさせてくれますよ。

これで秋のキレイ作りは完成。食事はもちろん、お子さんやご主人と一緒にヨガポーズをやるのもいいですね。家族で一緒に腸からキレイ!食事も運動も意識して、心地よい季節を満喫していきましょう。

ライター

日本美腸協会認定講師×ヨガ講師田中道子の画像

日本美腸協会認定講師×ヨガ講師 田中道子

腸happyトレーナー/ティーンズ3人のママ。便秘・冷え・ガス張り・重たい肩こり腰痛・マイナス思考など…に苦しんだが、美腸×ヨガと出逢い、食事・ヨガ・腸もみで心身を整えた。健幸にむけた美腸講座や腸内解析、ヨガや腸もみ&歪み調整を行う。施術は2か月待ちと人気。

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