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【夏休み】暑いからこそ気をつけたい食生活と、子どもと作る野菜たっぷりレシピ
夏休みが始まり、「暑いから」「おやつの時間だから」と、アイスやジュースに手を伸ばす子も多いのではないでしょうか?冷たい物を欲する気持ちは分かるものの、栄養が偏ったり、食生活が乱れてしまわないかと不安になりますよね。
そこで今回は、夏休みの食生活で気をつけたいことや、食欲を落とさないためにも意識したいこと、子どもと一緒に作る野菜たっぷりレシピなどをご紹介します。
夏休みの食生活、気をつけたい3つのポイント
1.冷たい物ばかり食べすぎない
夏は冷たい物を口にする機会が多いと思います。ですが、食べ過ぎ飲み過ぎは厳禁!冷たい物に偏ってしまうと、胃腸の働きが低下し、下痢などを引き起こしやすくなります。また、それがアイスやジュースだった場合は、甘い物でお腹が満たされてしまい、食事の時間にごはんが食べられなくなってしまうことも…。
甘くて冷たい物は子どもとルールを決めて、必要以上に摂りすぎないようにしましょう。
2.小まめに水分を摂ること
子どもはたくさん汗をかきますよね。汗をかいて体の中の水分が足りなくなると、熱中症の心配がでてきます。小まめな水分補給を心がけましょう。
特に、下記のタイミングでは、必ず水分を摂るようにしましょう。
・起きたとき
・運動をしたとき
・外出をしたとき
・お風呂からでたとき
・寝る前
飲み物は、水、またはノンカフェインの麦茶が望ましいです。大量に汗をかいたときなどは、子ども向けのイオン飲料や、経口補水液などを飲ませることもあると思いますが、これらの飲み物は糖分を多く含んでいるため、飲み過ぎないように注意してください。
3.しっかり噛んで、栄養豊富な食事を
夏はツルッとのど越しのいい食べ物ばかりを食べてしまいがちですが、「咀嚼」は、健康に過ごしていく上で欠かせないもの。噛む回数が少ない食事は、体力低下につながりますし、子どもにおいては顎の発達にも影響します。
のど越しのいい食べ物に偏ることなく、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
食べることが楽しみになる「お手伝い」
尋常ではないほど暑い今年の夏。暑すぎて食欲が落ちているお子さんも多いのではないでしょうか?そんなときに、無理に「食べなさい!」と言っても逆効果。無理はさせず、自然と食事に興味が湧く環境を作りましょう。
私がおすすめするのは、子どもと一緒に料理をすること。自分がお手伝いをした料理は、食べることが楽しく感じ、おいしさもより一層感じることができます。子どもの食欲が減退しているときは、「ママ(パパ)のお手伝いしてくれる?」と声をかけて、食事に興味を持つきっかけを作ってあげましょう。
おすすめのお手伝い1:野菜を洗う
小さなお子さんでも簡単にできるお手伝いは、野菜を洗うこと。どんな形してる?固い?柔らかい?いろんな食材の感触を楽しむことができます。
水に触れて涼を感じることもできるので、おすすめです。
おすすめのお手伝い2:野菜の皮をむく・ちぎる
ピーラーが使えるようになったら、野菜の皮を剥いてみましょう。キャベツやレタスなどの葉物野菜をちぎる作業もおすすめ。皮を剥いたら何色になるかな?ちぎったらどんな形になるかな?と声をかけながらチャレンジしてみましょう。
おすすめのお手伝い3:盛り付ける
調理のラストを飾る盛り付けも、子どもにとってチャレンジをしやすいお手伝いです。一緒に、お皿を選ぶところから始めてみるのも楽しいですよ。
子どもと作ろう!野菜たっぷりポトフ
材料(2カップ分)
じゃがいも 中1/2個
にんじん 1/3本
玉ねぎ 1/4個
キャベツ 1枚
ウィンナー 2本
冷凍コーン 大さじ1
水 400ml
顆粒コンソメ 小さじ1
塩 少々
しょう油 少々
作り方
1.野菜をひと口大に切る
2.鍋に水を入れ、火にかける。沸騰したらコーン以外の材料を入れて、やわらかくなるまで煮る
3.野菜がやわらかくなったら、コンソメを入れる
4.味を確認しながら、塩としょう油で調整する(不要なら入れなくてOK)
5.最後にコーンを入れ、さらにひと煮たちさせたら完成!
ポトフ作りで子どもができるお手伝いとは?
「野菜を洗う」「キャベツをちぎる」作業にチャレンジしてみましょう!ピーラーが使えたら「にんじんの皮むき」もいいですね。
まだキッチンに立たせるのがこわい…という年齢だった場合はランチョンマットを敷く、スプーンを並べる、というのも立派なお手伝い!お手伝いが上手にできたら、たくさん褒めてあげてくださいね。
たくさん食べて、暑い夏を乗りきろう!
暑くて遊びに行けない…なんて残念がらずに、お手伝いを通して子どもと過ごす時間を有意義に過ごしてくださいね。そして、お手伝いを通して“食べることが好き”なお子さんになってくれるといいですね。
長い夏休み。たくさん食べて、ママ・パパも子どもも熱中症や夏風邪に負けないでお過ごしください。
文/池田夕起