おうちでLet’s Try! 親子で5分の体幹運動
親子でできる手軽な体幹運動やストレッチで、おうち時間にリフレッシュを。
“スポーツの秋”に備えた基礎体力づくりにも効果的です。さぁ、Let’s Try!
イラスト/杉浦さやか
澤田さんと娘の彩杏ちゃん(6歳)
運動による刺激が脳の発達を促す
子どもの脳は生まれてから5歳くらいまでの間に、大人並みのサイズに急激に発達します。この時期に受ける刺激が脳の土台を作ることになるのです。そのために重要なのが運動経験。人が体を動かすと外からの刺激を目・耳・手などの感覚器が受け取り、知覚神経系から大脳に情報として到達。大脳で情報を判断して命令となって脊髄〜運動神経系〜筋肉に伝わり、運動を起こします。つまり、繰り返し運動をすることで、脳の発達につながるのです。
「私に運動神経がないから、子どもも難しいのでは」と思う人もいると思いますが、これは大きな間違い。運動神経は遺伝ではなく「環境」が大きく影響します。スポーツ選手が結果を残すのは、幼い頃から運動に触れてきたケースがとても多いからなのです。
「おうち時間」が長いこの時期、ぜひ今回紹介する体幹運動を。トータル5分ほどです。初めは1つでもOK。体が小さい年少は半分の時間・回数で構いません。
親子で一緒に楽しむことがやる気につながる
運動が続く秘けつは楽しさを経験すること。特に、子どもにとって親が最初のお手本。親が楽しむ姿を見せることが子どものやる気につながります。それは外遊びでも構いません。散歩中に水たまりを飛び越えたり、歩道の白線の上を歩いたり…。日常の中にも運動につながるものがたくさんあります。ぜひ一緒に取り組みましょう。
運動を始める前に
● 動きやすい服装で
普段着で構いませんが、フード付きパーカー、スカートは引っ掛かるので避けて。靴下は滑りやすいので脱ぎ、はだしで行いましょう。
● 床に敷物があるとベター
ヨガマットやカーペットを敷くと体が痛くないですが、ない場合は床の上でOK。布団の上は足元が滑るのでNGです。
● 周りのものは片付ける
手足を動かすと、周りのものにぶつけたり踏んだりとケガの元に。動かせるものは片付けておきましょう。