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提供:ロッテ
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テレビを見ている子どもの口がポカンと開いていたり、寝ている時にイビキをかいたり、気になりつつもそのままにしている子どもの口周りの悩みはありませんか? 実はそれは、口や舌の筋肉がうまく発達しておらず、口呼吸になっているからかも。
口呼吸はむし歯や集中力低下につながる可能性があるため、子どものうちから対策が大切です。子どもの口周りの悩みを持つあんふぁんのママたちが、気になる症状について、内科医の今井先生に聞きました。
子どもの口がポカンと開いていたら、
声を掛けて!
小さいうちから対策することが大切
参加した仲村さんは、子どもの口がポカンと開いているのが気になるそう。
「意識的に直した方がいいでしょうか?」と今井先生に聞きました。
「まず、子どもの口が開いていることに気付くことはとても大事! 専門家が見ると口呼吸になっているのに、気付いていない保護者の方が実はたくさんいます。子どもの普段の様子をよく見ていることは、とても良いことだと思います」
「さて、口が開いてしまうのは口周りの筋肉が健全に育っておらず、正しい呼吸の仕方が分かっていないことが原因の一つ。小さいうちからしっかり噛むなどのトレーニングをすることで口周りを鍛えつつ、口ではなく鼻で呼吸することを教えることが大切です。口が開いていたら、『ベロの位置はどこにある?』などと都度声を掛け、口を閉じて舌の位置を上あごに付けるよう伝えましょう。なかなか直らないときは、『ママ(パパ)の口が開いていたら教えてね』と言うのがおすすめ。他人の口を意識するようになると、自然と自分の口も閉じようと意識しますよ」
「イビキ」や「歯並び」の悩みも
口呼吸が原因かも
正しく噛むことと全身運動がおすすめ
イビキや歯並びに関する悩みも、舌の力が足りず口呼吸になっていることが原因の可能性があるようです。
対策を今井先生に聞きました。
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太ったり鼻が詰まったりしているわけでもないのに、年中の息子が寝入りばなにイビキをかきます。
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イビキをかいていたら、要注意。アデノイド(鼻の一番奥、喉との間の上咽頭にあるリンパ組織)やへんとうの肥大がなければ、舌の筋肉が弱く、口呼吸になっている可能性が高いです。日中も口呼吸になり口がポカンと開いている可能性が高いので、「ベロの位置はどこにある?」など根気強く声を掛け続けましょう。起きている時に意識し続ければ、寝ている時も改善しますよ。
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前歯の永久歯が生えてきて、その横の歯が窮屈そうに見えます。大丈夫でしょうか?
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私も、子どもの歯並びが気になっています。
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本来は乳歯から永久歯に生え変わる時、「発育空隙(はついくくうげき)」と言って永久歯が生えるスペースがあり、“すきっ歯”になっているのが普通です。その隙間がないと、今後歯並びが悪くなる可能性があります。しっかり噛んだり全身を使って遊んだりすることが口周りの健全な発達を促し、良い歯並びにもつながりますよ。これから紹介する「ガムトレ」や「お口遊び」などもぜひ取り入れてみて。
「ガムトレ」と「お口遊び」で
簡単トレーニング!
「お口ポカン」など口周りの悩みの対策として、舌・口周りの筋肉を鍛えることがとても重要だと分かりましたね。
最後に、今井先生から子どもが楽しみながらできるトレーニング方法を教わりました。
- ●ガムトレ(ガムトレーニング)
- ガムを噛んだりフーセンガムを膨らませたりすることが、舌や口周りの筋肉の運動になります。特にフーセンガムを膨らませることは、舌を繊細に動かしてガムをまとめたり、舌を突き刺してガムを伸ばしたりする動作があるので、トレーニングにぴったりです。ガムを噛む時は、口をしっかり閉じて鼻で呼吸しながら噛みましょう。
フーセンガムでガムトレをしよう!
ガムがやわらかくなるまでよく噛み、平らに伸ばしたガムを歯の裏にくっつける
上の歯と下の歯を少し開けながらガムの中にベロを入れて、膨らます準備をする
息をゆっくり吹き込んでフーセンみたいに膨らまそう!
- ●ベロ回し
- 口を閉じ、舌を大きくぐるぐる回します。今井先生は朝起きた時に、右回り・左回りそれぞれ20回ずつやるそう。
さらに、以下の遊びや動作も口のトレーニングになります。- ・口笛
- ・吹き戻し
(口にくわえてヒュ-っと吹くとスルスルと伸びる玩具) - ・ろうそくを吹き消す
お話を聞いたのは…
お話を聞いたのは…
- 今井一彰さん
- メディカルエンターテイナー、みらいクリニック院長、内科医・東洋医学会漢方専門医・ NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長。息育、口呼吸問題の第一人者として全国を講演で回り、一般向けから専門家向け、幼稚園・小学校から行政・企業向けなど幅広いジャンルの講演を行う。著書に『口の体操「あいうべ」』(マキノ出版)、『正しく「鼻呼吸」すれば病気にならない』(KAWADE 夢文庫)など。
座談会の感想は?
- 富樫さん
- 2歳と4歳の子どものママ
風船やフーセンガムにトライしたいです!
歯並びなどのいろいろなことに、舌など口周りの発達が関わっていることが分かりました。思い切り遊ぶことが、口周りの悩みの解決につながることがびっくり! 風船やフーセンガムを膨らませるのも良いということで、親子で積極的にトライしたいです。
- 仲村さん
- 3歳と5歳の子どものママ
「お口ポカン」、親子で一緒に気を付けます
ポカンと口を開けてしまうことが多い子どもたちですが、よく考えてみると私も開けているのではないかと気付きました。先生に聞いたように、親子一緒に意識的に口を閉じて、鼻呼吸が普通であるようにしていきたいです。
- 山近さん
- 4歳と9歳の子どものママ
お口周りの悩みへの対策がよく分かりました!
今井先生のお話は丁寧で、とても分かりやすかったです。口を閉じて上あごに舌をつける声掛けを、実践していきたいと思います!
- 吉原さん
- 5歳の子どものママ
先生に悩みを相談できて、スッキリしました
先生に悩みを相談することができ、とても有意義な時間でした。ベロ回しは親子ですぐに取り組みます! 全身を使って遊ぶことが口周りの発達にも良いということなので、よく遊ばせたいと思います。
もっと詳しく知りたくなったら
「噛むこと研究室」をチェック!
ロッテの情報発信サイト「噛むこと研究室」では、噛むことの重要性について「子どもの発育」「脳とこころ」「からだの健康」「お口の健康」「美容」の5つのカテゴリーに分けて、さまざまな情報を発信しています。より詳しく噛むことについて知ることができますよ。
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