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てぃ先生に聞いてみよう!「パパが子どもの教育に興味がない」
現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。
今回のお悩み:パパが子どもの教育に興味がない
パパは子どもの教育に関して興味がなく、教育方針も「口は出さないからよろしく」という態度。子育てに関する責任を押し付けられているようで気が重いです。一緒に考えていきたいのですが…。[3歳のママ]
子どもの好きな食べ物や遊びの話題から始めてみて
子育てに限らず、何かに責任を持つということは、その物ごと自体を理解し、興味を持っていないとできないこと。理解していない人に相談しても、「分からないので無責任なことは答えられない」となってしまいますよね。パパはママに責任を押し付けているのではなく、分からないから「息子のことを分かっているママに任せよう」となっているのかも。パパに子育てについて一緒に考えもらうためには、まず子育てに興味を持ってもらうことが肝心です。
そのためには、ママはパパに根気強く子どもの話をしてあげてください。内容は、最近の好きな食べ物や遊びなどの聞きやすい話。「これで困っている」といった悩みや相談は、子どもの近況を知らないと答えにくいので避けましょう。パパと普通に子育ての話をできるようになるころには、「好きなおかずを最近食べなくなったんだけど、どうしてだと思う?」などの日常的な相談も聞いてもらいやすくなっているはず。やがてパパが「俺は息子のことが分かるぞ」と自信を持てるようになれば、教育方針などの難しい問題でも相談できるようになると思いますよ。
ここがPoint!
パパが子どもへの理解を深めていけるように、根気強く「好きな食べ物や遊び」→「日常の困りごと」→「教育方針」などと話す範囲を広げていこう。