あんふぁん 東京版 2025年7月号

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- の
アンケートでは「子どもの睡眠時間は足りている」と回答する人は多いものの、
「寝る時間が 遅くて心配」「寝かし付けに疲れる」など、睡眠にまつわる悩み
の声も。そこで子どもの理想の睡眠について、専門家に教えてもらいました。
イラスト/まえじまふみえ デザイン/大橋智子
子どもの睡眠時間は
足りていると感じている?
まったく足りていないと
感じている 1.7%
あまり足りていないと
感じている
20.0%
その他 0.4%
十分足りていると
感じている
21.9%
だいたい足りていると
感じている
56.0%
※2025年2月18日∼ 4月8日/あんふぁん・
ぎゅって読者にアンケート/有効回答数1081
涼しめな温度と、湿度調整を
室温は夏場なら25∼27度を目安に、冷房をし
っかり付けましょう。湿度は40∼60%が目安。
じめっと感じる時は除湿モードや除湿機の併
用を。寝相の悪さや夜中に頻繁に起きるのは、
暑さが原因の場合もあります。
寝具は通気性の良いものを
特に1歳未満は窒息などのリスクがあるため、
硬めのマットレス&スリーパーがおすすめ。そ
れ以降も、体に密着して熱がこもりやすい低反
発素材よりも、通気性があり蒸れにくい高反発
素材の方が寝やすいでしょう。
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2025.7 東京
﹁寝る子は育つ﹂は本当?
深く眠れる環境づくりを
1日 時間のうち、乳児は3
分の2、幼児は半分弱の時間を
眠って過ごすもの。睡眠中には
体のさまざまな機能を調整する
ホルモンが分泌され、中でも骨
や筋肉などの成長を促す成長ホ
ルモンは、寝始めの数時間に深
く眠ることで分泌されやすくな
ることが分かっています。
ま た、 睡 眠 中 の 脳 の 中 で は、
日中に吸収した記憶の整理が行
われています。子どもは日常生
活の中でさまざまな経験を蓄
積。その日に学んだことを睡眠
中に整理することで、記憶を定
着させているのです。これらの
ことから見ても、睡眠は子ども
の体や脳の発達に重要な役割を
果たしていると考えられます。
﹁寝る子は育つ﹂は
つ ま り、
本当。深くしっかりと眠れるよ
う、上のイラストを参考に睡眠
環境を整えてあげましょう。
﹁早寝早起き﹂が理想
ポイントは睡眠のリズム
推奨される睡眠時間は月齢や
年齢で異なり、左上の表の通り
10
で す。 こ れ は 昼 寝 も 含 む の で、
∼ 時間が理想。ただ、この睡
夜の睡眠時間は年齢を問わず
眠時間が確保できれば何時に寝
て何時に起きてもいいわけでは
ありません。生理的に子どもに
適しているのは﹁早寝早起き﹂
。
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