どう解消する?子どもの運動不足
コロナ禍に加えて、まだまだ暑さが続く毎日。
子どもが思いっ切り体を動かす機会が減りがちで、運動不足が気になっているママ・パパが多いようです。
そこで今回は、家庭で無理なくできる運動不足の解消法をご紹介します。
今日からぜひ試してみませんか?
イラスト/田仲由佳
あんふぁん読者アンケート
Q.お子さんは体を動かすことが好きですか?
Q.現在、お子さんが運動不足だと感じることはありますか?
体を動かすことは好きだけれど、運動が足りない?
あんふぁん読者へのアンケートでは、9割以上の子どもが体を動かすことが好きという結果が出ました。その一方で、コロナ禍で外遊びや園での運動機会が減ったこともあり、子どもの運動不足を感じている親が半数近くに。体を動かし足りないせいか、「子どもが家の中で走り回ったり、夜なかなか寝付けなかったりする」と困っている声も。
※2022年5/6~6/6、あんふぁん読者にWebアンケートを実施。有効回答数1159
運動不足になるとどんな影響があるの?
幼児期から小学校低学年頃までは、神経系の発達が著しく、動きを身に付けやすい時期です。中でも幼児期は走る、跳ぶ、投げる、転がる、ぶら下がるなど、80種類以上の基本的な動きを身に付けられるといわれています。しかしこうした動きは全て、経験なくして身に付かないものです。
運動不足は、体力や運動能力の低下につながるだけでなく、身体機能の発達にも影響を及ぼします。例えば、体を動かす機会が減って汗をかかなくなると、汗腺が発達しづらくなり、汗をかきにくくなることも。
また、運動不足による心理的な発達への影響も見過ごせません。幼い頃は、自分の体を使って何かができたという経験を重ねることで、自己肯定感を育てていくものだからです。
このように運動は幼児期にとって大切なものですが、運動と聞くと、何か特別なものと構えてしまう人もいるかもしれませんね。しかし、そんなことはありません。特に幼児期は、強制的にやらされるのではなく、子ども自身が楽しんで自分からやりたがることが何よりも重要です。子どもが楽しんで、自分から繰り返しやりたくなるような活動を通して、いろいろな動きの経験を重ねていけるといいですね。