大切なわが子が幸せな人生を送るための4ステップ
わが子の幸福を願うのは、親なら当たり前のこと。
子どもたちを取り巻く環境が大きく変化している今、子どもたちが幸せな人生を送るために必要なのは何なのか。一緒に考えてみませんか。
Point 1 感じる力を育てる
五感に関わる言葉掛けを
幼児期の子どもは、5万語の言葉を覚えることができます。しかし実際には、2万語程度しか覚えていない子どもが多いそうです。幼い子どもがかんしゃくを起こしたりするのは、自分の気持ちを言葉にできないことが一番の原因なので、語彙(ごい)を増やすことは、気持ちが安定した子を育てることにもなります。言葉を掛けるときは難しく考えず、事実や気が付いたことを言葉にしてみましょう。
外に出たときに…
◯「風が気持ちいいね」「赤いお花が咲いているね」
✕「急いでるんだから早くして!」
Point 2 考える力を身に付ける
命令を質問に変えてみて
親から子への言葉掛けは、ついつい命令調になりがち。これでは、自分で考えるという習慣は身に付きません。やってほしいことがあるときは、質問形で話し掛けてみて。自分で考えたことは命令されるより納得しやすく、実行する確率も格段にアップします。また、きちんと考えて主張すれば受け入れられる、という体験を積み重ねることで、社会に出ていく自信も身に付きますよ。
夜寝る前に…
◯「寝る時間だよ、どうするんだっけ?」
✕「早く寝なさい」
Point 3 協調性を育む
「I(アイ)メッセージ」で伝えて
褒めるときは、「ママはうれしい」というように「私(I)」が主体の言葉で子どもに感謝を伝えましょう。自分がやることでママ(=相手)が喜ぶ→自分もうれしい、という幸せ体験が自己肯定感の向上につながります。きっと次からは、自分が幸せになりたいから、進んでやってくれるようになるはずです。
お片付けをしてくれたら…
◯「片付けてくれて(ママは)うれしい」
✕「(あなたが)片付けてえらいね」
Point 4 やり抜く力を養う
「Yes and 法」を実践
子どものお願いは、まずは「いいよ」と受け止め、その後に「条件」を付けてみてください。すると子どもは、「何を言っても、受け入れてくれる・肯定してくれる」「ママは味方だ」と思い、条件をクリアしようと頑張るようになりますよ。
「お菓子買って!」と言われたら…
◯「いいよ。でも、お買い物が終わってからね」
✕「今は急いでいるから、ダメ」
竹内さんからのアドバイス!
私は、子育ては最高の社会貢献だと思っています。未来の人材を育てるって、本当にすごいこと。そして、家庭内で複数のことを同時にこなしながら、日々の生活を支えるママは、対応力が高く、社会的にも非常に優秀な人が多いものです。
だからママは自分に自信と誇りを持ってください。そんなママの姿が、これからの子どもの人生に、きっと好影響を与えるはずですよ!
80%以上のママ・パパが「楽しんでいる」。その多くが「家族が仲良しだから」「子どもがいる生活が楽しいから」との回答で、家庭生活の満足度が人生の楽しさに反映されていることが伺えます。
人生を楽しむママ・パパたち。いったいどんなことで幸せを感じているのか、教えてもらいました。
- 家族になっても無理することなく、自分の考えややりたいことを共有しながら実現できていること。
- 好きな仕事をしながら、夫や子どもとの関係も良好なこと。
- 結婚前はバリバリ働き、結婚後は時短勤務。出産と同時に退職して専業主婦になり、下の子が入園したらパートを始める予定です。その時々のライフスタイルに合わせて無理なく過ごせているのは、幸せなことだと思います。
- わが家では家族全員のおでかけは子ども優先ではなく、パパが楽しいと思うところに行きます。パパの“楽しい”が子どもにも伝わり、みんなで一緒に楽しめていると思っています。
- 親になり、わが子を育てているうちに、「青い空が見えた」「雲があんなに大きい」など、今まで気付こうともしなかったことに気付くようになり、それが何とも言えず幸せです。
- 自分だけでは味わえなかった経験を子どもを通してできること、そして子どもの成長を一番近くで見られること。