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「あなたらしくいていい」を親子で確かめる!スペイン発の絵本シリーズ

「みんなと違うって、悪いこと?」子どもが成長すると、そんな場面に出会うことがあります。我が家の5歳双子が、3歳の頃から何度も「読んで!」と持ってくるお気に入りの絵本が、スペイン発の『ピンクー』シリーズです。このシリーズからは、「自由で幸せに生きられる公平な社会」や「多様性を大切にする世界」への作者の思いが感じられます。
子どもたちの心の支えになるメッセージが詰まっていて、大人が読んでも考えさせられるため、一緒に読んでいて幸せな気持ちになれるシリーズ。新しい環境に慣れない時や、新学期スタート前にもおすすめの、心に残る絵本です。
『ピンクー にじのでるばしょ』
双子が一番好きなのがこの1冊。みんなと違って、大きくてピンク色のピンクー。みんなとなじめないことから、自分らしく生きられる場所を探して旅をします。新しい場所でさまざまな出会いがあり、ありのままの自分でいることの大切さに気付くというストーリーです。
この本を読むようになってから、娘にも、ちょっとした変化がありました。周りのお友達と一緒に絶賛プリンセスブームだったのですが、「私はもうプリンセスは好きじゃないかな」と卒業宣言をしたのです。みんなが好きなものを好きじゃなくてもいいんだと受け取ったように思いました。
周りと違うことは欠点ではなく、自分だけの強み。多様性について親子で考えたり、自分らしさを大切にしたりするきっかけになる一冊だと感じています。
【絵本情報】
『ピンクー にじのでるばしょ』
作・絵:オルガ・デ・ディオス
訳:美馬しょうこ
出版社:ワールドライブラリー
発行:2014年
ページ数:36ページ
価格:1650円(税込)

『キイロドリ ゆめをかなえる』
『ピンクー にじのでるばしょ』に登場する飛べない鳥、キイロドリの物語です。飛べない仲間たちのために、便利な道具を考え、工夫して機械を作ります。ぼくにもできることがある!と、このストーリーは、仲間とアイデアや知識を分かち合うことの素晴らしさ、夢をかなえるためのプロセスを教えてくれるお話です。
レゴブロックが大好きな息子に大ヒットで、自分だけで黙々と作業していた息子が、「ここはどうしたらこうなるかな?」「これとこれで、落ちないようになるかな?」など、私や娘の意見を聞いてみたり、相談したりするようになりました。
この絵本だけの影響ではないのかもしれませんが、絵本と同じように「アイデアを分け合う楽しさ」「協力することの楽しさ」を意識的に感じられるきっかけにもなりました。
【絵本情報】
『キイロドリ ゆめをかなえる』
作・絵:オルガ・デ・ディオス
訳:美馬しょうこ
出版社:ワールドライブラリー
発行:2015年11月
ページ数:40ページ
価格:1650円(税込)

『アオモンのながいうで』
アオモンはお友達と「いちばんだあれ?」という遊びをする中で、自分が何をすれば1番になれるのかわかりません。そんなある日、アオモンは周りの変化に気づきます。1番になることよりも、相手の話に耳を傾けることや相手の気持ちを大切にすることを学んでいくストーリーです。
優しい気持ちになれるこの絵本は、読んだ後に「アオモンみたいにハグしよう!」と両手を広げたくなるのが我が家のお決まり。優しさについて考えられるだけでなく、1番になることよりも大切なことがあるという本質にも触れることができるので、登園の行き渋りが起きやすい連休明け前、新学期前に読むことで、我が家では親子でゆっくり向き合う時間にもつながりました。
【絵本情報】
『アオモンのながいうで』
作・絵:オルガ・デ・ディオス
訳:美馬しょうこ
出版社:ワールドライブラリー
発行:2021年5月
ページ数:40ページ
価格:1650円(税込)

親子で「違い」を楽しめるシリーズ
絵本を通して、
・人と違うことは悪いことではない
・自分らしくいていい
・自分に合う場所はきっとある
そんなメッセージを伝えられたら素敵だなと思い、数年前から何度も読み返しています。
子どもだけでなく、大人も読んだあとに少し肩の力が抜けるようなピンクーシリーズ。「そのままのあなたで大丈夫」と語りかけてくれるような、優しい絵本です。
ぜひ書店で見かけたら手に取ってみてくださいね。
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