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プリンセス卒業から半年。5歳娘にしれっとプリンセスコーデしてみた結果

「ママ、プリンセスがいい!」
3歳ごろから、我が家の娘に突然やってきたプリンセスブーム。ディズニー映画が大好きな私は「ついにこのときが来た!」と、今思えば娘以上に喜んでいたかもしれません。プリンセスをイメージしたワンピースを買ったり、キラキラのヘアゴムを集めたり。ディズニーへ行く日は、娘と一緒に「今日は何のプリンセスにする?」とコーデを考えるのも楽しみのひとつでした。
ところが5歳になってしばらくすると、娘はあれだけ大好きだったプリンセスを卒業。自ら「ディズニーランドは好きだけど、もうプリンセスは好きじゃないからドレス着るのやめるね」。そう言って、アイドルの引退かのようにドレスを脱ぎ捨て、本当にプリンセスグッズを使わなくなってしまいました。まさか、こんな日が来るなんて…。
年4回ディズニーへ!娘のプリンセスブームに全力で乗っかった母
娘がプリンセスに夢中だったころは、私もここぞとばかりにそのブームに便乗!プリンセスの格好をした娘とディズニーへ行くことが、私自身の楽しみにもなっていました。多い年には、年4回ディズニーへ行ったことも。東京ディズニーシーの「ファンタジースプリングス」がオープンする直前には、スニーク(グランドオープン前に行われる試験運営)に合わせて仕事を休み、17時から入園したこともありました。
お目当てのひとつは、もちろんラプンツェル。大好きなラプンツェルの世界を目の前にして、目を輝かせる娘。あのときはただただ「連れてきてよかった!」と思っていたのですが、今になって写真や動画を見返すと、なんだか胸がぎゅっとなります。

いつの間にか、プリンセスを選ばなくなった5歳
子どものブームって、始まるときは分かりやすいのに、終わるときは意外と静かなんですね。「もうプリンセスは卒業!」そんなはっきりとした宣言があった日から、気づけばプリンセスの服を選ばなくなり、キラキラのヘアゴムの出番も減っていました。娘の興味は少しずつ別のものへ。それはもちろん成長の証。……なのですが、母としては、ちょっぴり寂しい。
そこで卒業宣言から半年以上経った先日、嫌がったらもちろんやめるつもりで、娘にあえて「プリンセスの格好をしよう!」とは言わず、しれっとプリンセスっぽいコーディネートを用意してみました。
「去年買ったワンピース、もったいないから今日着てお出かけしよう」そんな感じで渡してみると、娘は特に嫌がることもなく自然に着てくれました。アリエルのワンピースですが、さりげない柄なので気にならなかったのかもしれません。
「せっかくのワンピースだから、編み込みするね」娘には内緒で、昔お店でおねだりされて購入したラプンツェルの王冠のヘアゴムを使って編み込みをしました。
久しぶりに見る、プリンセス風の娘の後ろ姿。その姿を見た瞬間、うれしいはずなのに、なんだか無性に寂しくなり、涙がポロポロ。毎日こんなふうにプリンセスにしていた日々がフラッシュバックしてきて、「あの頃には、もう戻れないんだ」と、痛感させられました。

止まらない母の涙
それから、プリンセスブーム全盛期の写真や動画を見返しました。プリンセスの服を着て、うれしそうに歩く小さな娘。ラプンツェルを見つめる顔。キラキラしたものを身につけるだけで、本当にプリンセスになったかのように喜んでいた姿。
「あぁ、この頃にはもう戻れないんだな」そう思ったら、自然とまた涙が出てきました。
以前、「6歳の誕生日にビビディ・バビディ・ブティック行こうね」と約束していたのに、その願いが叶わなくなってしまったことをふと思い出し、「あのときやっておけばよかった」と少し後悔。同時に、子育てはいつでも「今」が大事なんだなと気づかされました。
毎日一緒にいると、子どもの成長は少しずつなので気づきにくいもの。でも、振り返ってみると確実に終わっていることがあります。
抱っこをせがまなくなった日。
言い間違いをしなくなった日。
お気に入りだったおもちゃで遊ばなくなった日。
そして我が家の場合は、「プリンセスになりたい!」と言わなくなった日。その瞬間に「今日で最後だ」と分かっていたら、もっと目に焼き付けていたのになぁと痛いほど思います。

子育てには「最後の日」がたくさんある
プリンセスを卒業したこと自体は、寂しいことではありません。娘が成長して、好きなものが変わって、新しい世界をどんどん見つけているということだから。それでも親にとっては、その成長がちょっぴり切ない。
今回、久しぶりにプリンセスコーデをした娘を見て、「子育てって、知らないうちにたくさんの『最後の日』を通り過ぎているんだな」と改めて感じました。毎日バタバタで、「早く着替えて!」「早く寝て!」なんて言ってばかりだけれど、この当たり前の日々にも、いつか必ず終わりがくる。そう考えたら、今の5歳の娘との時間も、もう少し大切に味わっておきたいと思いました。
ちなみに久しぶりにプリンセスコーデをした本人はというと、母のセンチメンタルなど知る由もなく、いたって普通。泣いていたのは、母だけです(笑)。娘のプリンセスブームは終わってしまったけれど、あの数年間は私にとっても、とびきり楽しい時間でした。
たくさんプリンセスになってくれて、ありがとう。次はどんな「好き」に夢中になるのかな。それを一緒に楽しめるうちは、また全力で乗っかっていこうと思います。

プリンセスを卒業した5歳娘にしれっとプリンセスコーデしてみた結果、母は『もう戻らない日々』を思って泣きました。
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