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予防接種で学校を1週間休み!? フルミストワクチンの思わぬリスクとその対策

3人の子供を連れて2回通院する大変さ
子供3人を育てている父親です。
子供が多い家庭では、保育園や学校など家庭外から感染症をもらってくる機会が多く、さらに1人が感染すると家庭内で次々に感染が広がるリスクもあります。特にインフルエンザは、毎年のように誰かが感染する可能性があるため、我が家では毎年予防接種を受けるようにしています。
昨年までは、一般的な注射型のインフルエンザワクチンを接種していました。
注射型ワクチンは13歳未満の子供の場合、原則として2回接種が必要です。子供が複数いる家庭の場合、これはなかなか大変です。予約を取り、子供たちの予定を調整し、病院まで連れて行く。さらに待ち時間や接種後の様子見もあります。仕事や日常の家事・育児をこなしながら、この通院を繰り返すのはなかなか大変です。
そこで今年は、思い切ってフルミストという鼻から接種するタイプのワクチンを選んでみました。
1回の接種で済むので、予防接種の負担を大きく減らせると期待したのです。しかし、実際に接種してみると、わが家では予想していなかった問題に直面することになりました。
注射型とフルミスト型は何が違う?
そもそも、注射型とフルミスト型では何が違うのでしょうか。
一般的な注射型のインフルエンザワクチンは不活化ワクチンと呼ばれるものです。ウイルスの感染力をなくした成分を使って免疫をつける仕組みで、注射によって接種します。13歳未満の場合は、通常2回の接種が必要です。
一方、フルミストは鼻に噴霧するタイプのワクチンです。
こちらは弱毒化した生きたインフルエンザウイルスを使用する生ワクチンで、鼻の粘膜から免疫をつける仕組みになっているそうです。対象年齢は2歳以上19歳未満で、接種は1回です。
違いは接種回数だけではありません。
注射型は接種部位の痛みや腫れ、発熱などが主な副反応です。
それに対し、フルミストは鼻水、鼻づまり、咳、のどの痛みなど、風邪に似た症状が出ることがあり、発熱することもあるようです。
また、フルミストは生ワクチンであるため、接種後にワクチン由来のウイルスが鼻から排出されることがあります。重度の免疫不全者などへの伝播には注意が必要です。
つまり、フルミストは単に注射をしなくてよいというだけでなく、ワクチンの仕組み自体が異なるようです。
実際に接種してみたら、副反応で発熱の症状が出た
実際にフルミストを接種してみると、確かに親の手間は大きく減りました。
子供たちは鼻に薬を噴霧するだけなので、注射のように痛がることもありません。何より、2回目の通院が不要なのは非常に助かります。費用は注射型より高めでしたが、3人分の通院回数や親の時間的な負担を考えると、十分に納得できるものでした。
個人的には、子供が2人以上いる家庭なら、検討する価値のある選択肢だと思います。
ところが、接種から2日後、子供の1人が発熱して体調を崩してしまいました。
生ワクチンを使用しているフルミストの副反応が出てしまったようです。発熱が思ったより高熱になってしまったため、解熱剤を処方してもらうため、小児科を受診することにしました。
予防接種でインフルエンザ扱い、1週間の出席停止という思わぬ事態
インフルエンザの流行期に発熱している場合は、通常であればインフルエンザの検査を検討します。
しかし予防接種直後はワクチンに含まれるウイルスの影響で検査結果が陽性になる可能性があり、自然感染によるインフルエンザなのか、ワクチンの影響なのかを判断しにくいとのことでした。
そして診察室を出る際に、インフルエンザと診断された場合の出席停止期間について書かれた説明書きを渡されました。
「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」

思わず「うわっ、うちの子の休み、長すぎ!」と言いそうになってしまいました。もちろん、感染症の流行を防ぐために、安全を重視する医師の判断は理解できます。
しかし、釈然としない気持ちは残りました。そもそもインフルエンザに感染しないために予防接種を受けたはずです。それなのに、副反応によって発熱した結果、インフルエンザと同じような出席停止期間が適用されてしまったのです。
フルミストのワクチンウイルスが周囲に伝播する可能性はありますが、一般的には水平伝播はまれとされているそうです。
学校保健安全法なども確認しましたが、予防接種の副反応による発熱だけで、一律に出席停止とする規定は見当たりませんでした。実際には、感染の可能性や検査結果、症状などを踏まえた医師の判断が重要になります。
予防接種によって感染を防ごうとした結果、場合によっては学校を休まなければならない。まさに期待とは正反対の事態に遭遇してしまったわけです。
結論、フルミストを接種するなら連休前がおすすめ
今回の経験を踏まえて、フルミストを接種する場合には、接種するタイミングが重要だと感じました。
おすすめしたいのは、連休の直前、あるいは連休の初日に接種することです。
フルミストは接種後に風邪に似た症状や発熱が出る可能性があります。特に接種後数日間は体調の変化に注意が必要です。そのため、土日や祝日などの休みを利用して接種すれば、副反応が出たとしても学校や保育園への影響を最小限に抑えられます。
もちろん、連休中に発熱した場合でも、症状によっては医療機関を受診する必要があります。また、実際のインフルエンザ感染の可能性もあるため、単なる副反応だと決めつけないことも大切です。
フルミストは、子供が複数いる家庭にとって、通院回数を減らせる非常に便利なワクチンです。注射が苦手な子供にとっても、大きなメリットがあると思います。
一方で、生ワクチンならではの副反応や検査結果への影響など、注射型にはない注意点もあります。我が家のように、予防接種によって学校を休むという思わぬ事態を避けるためにも、接種前に医師に副反応や発熱時の対応、登校・登園の考え方を確認しておくことをおすすめします。せっかくの予防接種ですから、感染対策としてのメリットを最大限に生かせるよう、接種時期も含めて計画的に進めていきたいと思います。
※本記事は、あくまで筆者の体験談に基づく内容になります。接種についての気になる点や詳細は医師にご確認ください
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