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「もしものとき」に知っていてほしい。子育て世代のママに届けたい緊急避妊薬のお話

子育てをしている毎日は、本当に慌ただしいですよね。
朝は子どもの支度、自分の準備、仕事や家事、夜は寝かしつけまであっという間。そんな毎日の中で、自分の体のことはつい後回しになってしまうママも多いのではないでしょうか。
でも、女性の体と心を守るために、薬剤師ママから同じママに向けて知っておいてほしいことがあります。それが緊急避妊薬(アフターピル)です。
緊急避妊薬ってどんな薬?
緊急避妊薬は、避妊に失敗してしまったときや、避妊ができなかったときに服用するお薬です。
たとえば…
* コンドームが外れてしまった
* コンドームが破れてしまった
* 飲んでいる低用量ピルを飲み忘れてしまった
* 性交渉後に不安になった
* 思いがけない状況があった
そんなとき、妊娠成立の可能性を低下させる目的で、できるだけ早めに服用するお薬です。
子育て中のママにこそ知ってほしい理由
「もう子どもがいるから関係ない」「忙しくて病院に行く時間なんてない」そう感じる方もいるかもしれません。
でも、子育て中だからこそ、
* 今すぐの妊娠は体力的に不安
* 産後の体調がまだ整っていない
* 経済的なタイミングを考えたい
* 兄弟の年齢差を計画したい
そんな現実的な悩みもありますよね。
家族計画は、わがままではなく家族みんなの暮らしを守る大切な選択です。
緊急避妊薬が少し身近になりました
2026年2月2日に緊急避妊薬の「ノルレボ(第一三共ヘルスケア)」が処方箋なしでも薬局で購入できるようになりました。その後、同年3月9日には「レソエル72(アリナミン製薬)」が発売されました。
同年4月現在、私が勤める薬局でも約20名が購入されました。
その中には、「産後すぐの妊娠はちょっと不安で…」と相談に来られた新米ママさんもいらっしゃいました。
発売前は、これほど相談される方が多いとは思っていませんでした。以前よりも相談へのハードルは下がり、必要なときに手に取りやすくなってきています。取り扱い薬局も少しずつ増えています。
【販売価格(税込)】
・ノルレボ(第一三共ヘルスケア)…7480円
・レソエル72(アリナミン製薬)…6930円
購入するときはどうするの?
緊急避妊薬は、要指導医薬品に分類されるため、誰でも自由に棚から選んで購入する形ではありません。
また、所定の研修を修了した薬剤師が、体調や服用中のお薬、状況などについて丁寧にお話を伺い、服用できるかどうかを判断します。そのうえで、服用できると判断された場合は、薬剤師の面前で服用する流れとなっています。
不安なことや気になることがあれば、その場で相談できる体制が整っているので安心してください。
「こんなこと聞いてもいいのかな」「うまく説明できるか不安…」そんな気持ちでも大丈夫です。一人で抱え込まず、どうぞ相談してください。
どこで買えるの?
緊急避妊薬を取り扱っている薬局は、厚生労働省のホームページに一覧が掲載されています。お住まいの地域で探したいときや、急いで相談先を見つけたいときは、事前に確認しておくと安心です。また、取り扱い店舗でも販売できる薬剤師がいるかどうか、在庫があるかどうかを来店前に電話などで確認すると良いでしょう。
早めの相談が大切です
緊急避妊薬は、性交渉後72時間以内に、できるだけ早く服用することが大切です。
時間が経つほど効果が下がる場合があります。迷っている間にも時間は進んでしまいます。不安なときこそ、早めに相談してください。
ママとして伝えたいこと
私は薬剤師として、そして子育てをする母として思います。
ママはつい、自分のことを後回しにしがちです。でも、自分を守ることは家族を守ることにもつながります。もし不安なことがあったときは、自分を責めないでください。頼れる場所に相談してください。
知っているだけで救われることがあります。緊急避妊薬は、その選択肢の一つです。
最後に
このブログが、今まさに不安を抱えている誰かにも、いつかの備えとして読む誰かにも届けばうれしいです。
一人で悩まず、相談してください。ママの味方は、ちゃんといます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果を保証するものではありません。副作用が生じる場合もございます。個々の症状・状況については、必ず医師・薬剤師にご相談ください
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