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金魚はすべて知っている!「今を生きる父」と「未来を見る母」

去年の夏、突然わが家にやって来ることになった、わが家のアイドル「金魚のきんちゃん」。きんちゃんが知る世界とは?
家族が増えた日
きっかけは、よくある花火大会の出店でした。花火が始まるのを待つあいだ、出店にロックオンされてしまった夫と息子たち。テンションが上がると、もうブレーキ知らずです。
「金魚すくいしたい!」と息子たち。小学生をそのまま大人にしたような夫も、間髪入れずに「やろーよ!」。「気持ちはわかるけど、ご飯のあとにしない?」とわたし。だって私たちの手には、これから食べる焼きそばや飲み物がいっぱい。これからシートでご飯ですよ?
金魚が取れても逃してあげるならいいけれど…そうはいかないわが家の男子たち。そんなわたしの心配は、見事に的中しました。
長男がそーっと水槽の角に追い込んだ金魚。わたしの願いもむなしく、取れてしまったんです!
「やったー!」
これには思わずわたしも「すごーい!」
大喜びの息子たちと夫に、「逃す」という選択肢はもちろんありません。気づけばもう、水槽の話をしています…ですよね〜。
これからどうするのだろうと見守っていると、案の定、金魚の置き場に困りはじめました。

小学生、親になる
マイペースな長男。ちゃんとお世話できるのかな?と少し心配していたのですが、きんちゃんへの愛は想像以上でした。
毎朝「おはよー、きんちゃん!行ってきます!」と声をかけ、学校から帰ると「なんか今日、きんちゃん小っちゃいかも⁈」なんて心配したり(笑)
なんといっても彼はきんちゃんの名付け親でもあるのです。
きんちゃん、堂々のランクイン!
ある日、息子がわたしに突然こんな質問をしてきました。
「ママ、ママの人生でいちばんうれしかった日っていつ?」
「◯◯くん(長男)と◯◯くん(次男)が生まれてきてくれた日だよ」——そう答えたくなる気持ちをぐっとこらえて、逆に質問を返してみることに。息子がどんなことを考えているのか、知りたくなったんです。
すると息子は、
「ママと、赤ちゃんのときに初めて会えた日!」なんて言うんです。
8歳男子、まだこんなにかわいいこと言ってくれるんだ…と、ほわほわうれしくなっていたそのとき。
「二番目はね〜、きんちゃんが来た日!」
思わぬひと言にびっくり。あれ?弟とパパはどこへ…?(笑)
長男の中には
『ママ>きんちゃん... >弟>パパ』
このような並びができているようです。「きんちゃん、こんなに大切に想われてよかったね」
きんちゃんの気持ち
金魚って、人の顔を認識しているって聞いたことがあります。そう思うと、ぐっと愛着が湧きませんか?
きんちゃんから見たわが家って、どんな世界なんだろう。そんなふうに想像してみました。
【長男】…すきピ。いつも目を見て話しかけてくれる、大好きな存在
【
パパ】…お腹いっぱいごはんをくれる、違う意味で好きな存在
【次男】…突然水槽をツン!とする、要注意人物(笑)
【ママ】
…エサをあげ過ぎるパパに時々ストップをかけて、健康を守る頼もしいひと
こんな感じでしょうか?(笑)
いつだって「今の楽しい!」が最優先のパパ。金魚も子どもたちも、将来の幸せや健康を考えるママ。
こうして見てみると、子どもたちに対する夫とわたしの関わり方の違いも、なんだか表れている気がします。

どちらも大切で、どちらも正解。
性格も子育ても両極端な夫婦を、少し俯瞰して見てみたお話でした。
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