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「私だけできない…」涙した娘と家族で挑んだ、後転克服までの3日間

娘が中学校を行き渋った日のことです。理由を聞くと、「体育の授業で私だけ後転も側転もできなくて恥ずかしい…だから学校に行きたくない」と涙を流しながら打ち明けてくれました。
実は娘は、小学4年生まで体操教室に通っていました。当時はマット運動の技は一通りできるようになっていたので、「マット運動は大丈夫」と思っていたのです。ところが、中学受験期に体重が増えたこともあり、以前のように体が動かなくなっていました。
「できていたはずなのに、できない。」その事実が、娘にとっては何よりつらかったようです。しかも周りはできる子ばかりで「自分だけできないこと」に耐えられなかったようです。
期末テストが迫っていたので、まずは勉強を優先し、マット運動の対策はテストが終わってから取り組むことにしました。
少し長いですが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。(※写真撮影許可いただいてます)
自主練の限界
家で布団を敷き、YouTubeで後転克服の動画を見ながら何度も練習しました。
しかし、布団は柔らかく体が沈んでしまうため、動画でコツは分かっても、なかなか思うようにはできませんでした。
それでも親子で「諦めたくない」という気持ちが強く、「やっぱり本物のマットで練習させてあげたい!」と思い、福岡市内でマット運動を練習できる場所を探すことにしました。
市民体育館など5施設に問い合わせたところ、マットが使える施設は1か所だけ見つかりましたが、残念ながらマット運動のテストの日までに予約が取れませんでした。
半ば諦めかけながら探し続けると、個人で運営されている体操教室を発見。一般向けに、21時から22時まで施設を開放していることを知りました。
「ここなら練習できる!」テストまで残された時間はわずか。それでも、ようやく希望が見えた瞬間でした。
いざ!施設開放へ!
施設開放は21時から22時まで。翌日は学校だったので、子どもたちはもちろん、私もお風呂と歯磨きまで全部済ませてから向かいました(笑)。
初めて足を踏み入れた体操施設は、まるで別世界!目の前では、子どもたちが軽々とバク転や宙返りを繰り返し、ロンダートまで披露しています。
「わ!テレビで見たことあるやつだ!」思わず見入ってしまい、釘付けになりました。そんな本格的な選手たちが練習する横で、わが家はひたすら後転を練習することになるのよね(笑)。
「場違いだったらどうしよう」と最初はドキドキしていましたが、娘は気にする様子はなさそう。
なんともシュールな世界線でしたが、いざ出陣!!
まさかの展開!
受付で手続きをしていると、代表の方が「今日は施設利用だけでよろしいですか?」と声をかけられました。
「…だけ?」
その一言が気になり、「え?もしかして、個人レッスンもお願いできるんですか?」と聞いてみると、「はい、大丈夫ですよ!30分だけになりますが!」とのお返事が!
まさか個人レッスンを受けられるとは思っていなかったので、「お願いします!」と、迷わず即答しました!
30分で激変!
事前に代表の方へ娘の状況をお伝えしていたので、その内容はコーチにも共有してくださっていました。こうして急遽30分間の個人レッスンがスタート!
まずはストレッチから始まり、足首を持って座ったまま歩いたり、逆立ちの練習をしたり、足の蹴り上げをしたり…「さすが体操教室!基礎からしっかり教えてくださるんだな」と感心しながら見守っていました。
ところが、15分ほど経った頃、「あれ?何かおかしい…」気づけば、コーチは側転の練習を進めていました。
「あれっ?わが家はまず後転を克服したくて来たんだけどな…」どうやら認識に少し行き違いがあったようです(笑)。娘も気づいたようで、「後転もできなくて…」とコーチへ伝えると「えっ!後転だったの?!」とコーチも大慌て(笑)。
「でも、ここまで側転を練習したから、後転は最後にやろう!」と。その言葉に、「えぇー!残り時間、大丈夫!?」と内心ドキドキの私。そしてレッスン終了まで残り約3分(笑)やっと後転の練習に。間に合わんよね…と半ば諦めていたのですが、わずか5回ほどで後転成功!!
あれだけ家で練習してもできなかった後転が、コーチにポイントを教えていただくと、あっという間に成功!
親子で思わず、「できたーーー!!!」と大喜びしました。
レッスン終了後も22時まで自主練を続けていると、コーチが時々様子を見に来てくださり、その都度アドバイスまでしてくださいました。30分の個人レッスンだけでも十分ありがたかったのに、最後まで気にかけていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
翌日も施設へ足を運び、1時間自主練習。前日に教えていただいたポイントを意識しながら繰り返し練習すると、後転だけでなく開脚後転も習得!側転もあと一歩というところまで上達しました。
そして迎えた体育のテスト当日。
娘は「できる!」という自信を持って臨むことができ、後転と開脚後転を無事クリア!
帰宅した娘の表情は、とても晴れやかでした。「できた」という結果ももちろんうれしかったのですが、それ以上に「もう無理」と諦めず挑戦できたことが、娘にとって大きな自信になったと思います!


もしお子さんがマット運動で悩んでいたら、一人で抱え込まず、練習できる場所や教えてくれる人を探してみるのも一つの方法です!
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