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「カマは自分で生きたほうがいい」1週間続けた生餌探しでたどり着いた結論

「カマ」という名は、昨年の夏、わが家で育てたカマキリの名前です。娘は「カマ元気かなぁ」と今でもつぶやくほどかわいがっていました。わたしにとっては「早く逃がそうよ…」という思いでいっぱいでした。わたしは虫が苦手です。そんなわたしたちが、お互いに納得の上で「あの草むらに帰してあげよう」となったエピソードです。
猛暑の「生餌探し」
カマキリは生きた虫を食べます。市販の昆虫ゼリーでは育たないため、生餌を探しに行く必要がありました。夏休み、朝から30度を超えるような暑さの中、なるべく早い時間(といっても8時頃)に虫取り網を持って生餌を探しに出かけました。よく捕まえたのはシジミチョウ。テントウムシやバッタもカマキリのために捕まえました。吹き出す汗、虫よけをしていても刺される腕、そもそも虫が苦手なわたし。たった30分程度の「生餌探し」でしたが、結構大変でした。

身をもって知った大変さ
「カマは自分で生きたほうがいい」となったのは、この生餌探しのおかげでした。生餌を捕まえて、カマの虫かごに入れて、あっという間に食べてしまう。なかなか生餌が見つからないときは、焦りもありました。加えて、「カマキリはいずれ飛べるようになる」と絵本で知り、「でも虫かごの中では飛べないね」と娘は気づきました。きっと大好きで仕方がないカマだからこその結論。最後は涙のお別れでした。

わたしが得たもの
飼育期間は1週間ほどだったのですが、その間に2度脱皮し、目に見えて大きくなりました。わたしにとっても初めて見る抜け殻は、とても興味深いものでした。実はわたしは、カマキリが脱皮することすら知りませんでした。毎日気にかけていたから、もうカマキリとバッタを見間違えることはなくなりました。娘よりもわたしのほうが、学びが多かった気がしています。
さいごに
子どもの頃にできなかったことを、子ども時代に戻ったような気持ちで体験できることがあります。カマのお陰で、わたしは初めてバッタを素手で捕まえられるようになりました。子どもが持ち帰るお土産(主に虫)から広がる世界に浸るのも悪くないな、と思った出来事でした。なにより、お互いに納得の上で「自然に返す」決断ができたことが良かったです。

子どもの望みに応えるのは大変な時もありますが、重い腰を上げてみると、自分にとって大きな収穫があるかもしれません。子どもの興味に付き合う時間は大変なこともありますが、その経験が思いがけず親自身の世界を広げてくれることもあるのだと感じました。
わたし偉い!わたしがんばった!自己肯定感も上がる虫との暮らしです。
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