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「あー疲れた」私のひと言で5歳息子がとった行動に思わず涙

怒涛の夏休みが終わり、ようやくいつもの生活が戻ってきた頃。ホッとする間もなく仕事も忙しくなり、気づけば私の疲れはピークに。ある日、家で「あー疲れた」「あーしんどい」と、思わず声に出してしまったことがありました。すると、いつもと少し違う母の様子に気づいたのか、5歳の息子が私の目の前で立ち止まりました。そして、私の顔を見ながらひと言。「ママ、何か僕にできること、ある?」
「僕がぎゅーってしたら、少しは元気になるかな?」
突然の言葉に驚きながら、「ありがとう。うーん……」と考え込んだ私。お片付けをお願いしようかな?何かお手伝いしてもらおうかな?頭の中では、息子にお願いできそうなことがぐるぐる。すると、そんな私を見て息子が言いました。「僕がぎゅーってしたら、少しは元気になるかな?」そのひと言に、思わずキュン。「疲れた時は、ぎゅーしてくれるの?」そう聞き返すと、「ママが元気になるなら、いつでも僕するよ」と笑いながら、両手を大きく広げてくれました。
私が考えていたのは「やってもらうこと」ばかりだった
「何か僕にできること、ある?」そう聞かれて、私が真っ先に考えたのは、片付けやお手伝いなどの「物理的に助かること」ばかりでした。でも、息子が考えてくれたのは「ママの心を元気にすること」。その素直さと優しさに、とても胸を打たれました。疲れて余裕がなくなっていた自分を少し反省しながら、大きく手を広げて待っている息子の小さな体を、思わずぎゅっと強く抱きしめました。「あぁ、私、今、癒されてるな」そのぬくもりを意識して感じているだけで、心が浄化されていくような感覚になりました。「ハグって、こんなに元気をもらえるものなんだね!ありがとう!」そう言いながら、何度も息子を抱きしめました。
「疲れたら、ぎゅーしようね」が合図に
それからというもの、私が「あー、疲れたなぁ」とつぶやくと、息子が私のところへ飛んでくるようになりました。そして、「ママ、はい!」と、当たり前のように両手を大きく広げてくれます。その姿を見るたびに、「あぁ、ずっとこのままでいてほしいな」と思います。きっと、こんなふうに全力で母を抱きしめてくれる時間は、永遠には続かない。いつか息子は私よりずっと大きくなって、「ママをぎゅーして」なんて私からお願いしても、嫌がられる日が来るのかもしれません。だからこそ今は、私のもとへ飛んできてくれる小さな足音も、大きく広げた両手も、ぎゅっとした時の小さな体の感触も、全部覚えておきたい。
「あー疲れた」と何気なくこぼしたひと言からもらった、5歳の息子からの思いがけないプレゼント。今日もその小さな体を抱きしめながら、このぬくもりをずっとずっと心に刻んでおきたいと思います。

日々の忙しさで忘れがちな「大切なもの」を、息子に思い出させてもらいました。
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