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育児に疲れた時に考えるべき「いつか必ず終わりが来てしまう」という話
大変な育児もいつか終わりがきてしまうという今の気持ちをブログにしてみました。良ければお付き合い下さいませ
大変な育児もいつかは終わりがきてしまう
独身だった数年前。広告代理店に勤める私は、信じられないくらいバリバリ仕事をしていました。
ギャッツビーのハードワックスで髪をセットし、クリーニングで仕上がったスーツとシャツを着こなし、ブランドバッグを持って肩で風を切りながら出社。
忙しいのがデキるビジネスマンの証と言わんばかりに、朝から晩まで仕事の予定でびっしり埋めて、夜は毎晩のように銀座・六本木に繰り出し、取引先や先輩・後輩と浴びるように酒を飲んだ。
そんな私は今。
動きやすいユニクロの服を身にまとい、髪のセットなど一切せず、子どもたちの着替えやオムツが入ったリュックサックを背負い公園で泥だらけになる日々。
朝、手帳で1日の会議の予定を確認していた時間は、子どもの保育園の連絡カードを書く時間に変わった。
1日中仕事の事を考えていた時間は、「保育園で今日はお昼寝したかな?」「お迎えの時にあのおかし忘れないようにしなきゃ」と子どもたちのことばかり考えるようになった。
仕事を早めに切り上げ、飲み会のほとんどを断り、子どもの保育園のお迎えをして、公園で遊んで、帰宅して風呂に入って夕飯食べさせて、絵本を読んで寝かせる。
ギリギリ寝落ちしなかった日には、少しの仕事と、洗いものと洗濯・作り置き料理を最低限やって疲れ果てて、寝る。毎日、押し流されるようなドタバタな日々。
数年前。
自分の事だけ考えて、仕事ばかりして生きていた時代が、もうなんだか思い出せない。
思い出せないというのは、つまり人は忘れてしまう生きものなのだと思う。
そう、このドタバタな育児ばかりの毎日が「ずっと続かないで、いつか必ず終わりがきてしまう」ということも忘れてしまっている。
1人でゆっくり風呂に入れるようになったら、湯船の中で保育園で起きたことを教えてくれたあなたの顔と声を思い出すのでしょう。
1人で好きなだけ寝られるようになったら、早朝に布団にもぐりこんできて起こされた日々を懐かしむのでしょう。
1人で自分のことに好きなだけ時間が使えるようになったら、いつでも「抱っこ抱っこ」とせがんできて休む暇がなかったこの日々を思い出して、泣くのでしょう。
自分の人生の中で、子どものそばにいられる時間なんて「本当に少ない」ということを、忙しい日常でつい忘れてしまっている。
だから、絶対に忘れてはいけない。
「抱っこして!」と全力で飛び込んでくる子どもの笑顔を。
自分のことだけ考えて生きてきた自分に、自分の命よりも大切だと思える存在があるということを教えてくれた子どもたち。
ありがとう。