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緊急地震速報が鳴り響く夜。家族で決めた“秘密の約束”

最近、各地で地震が続いています。青森県では大きな地震があり、関東地方でも地震が続き、不安な日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんなニュースに触れるたび、私が思い出す夜があります。先日、関東地方で大きな地震があった日のことです。
時刻は午後7時46分頃。わが家では夕食を食べ終え、お風呂がたまるのを待っている最中でした。
一瞬で日常が変わる音。そのあとの静かな数秒間
息子はパパの部屋でゴロゴロ。夫と私はリビングでニュースを見ていました。
「あ、地震だ……」
そのとき、スマホとテレビから一斉に緊急地震速報のサイレンが鳴り響きました。あの、心臓がぎゅっと掴まれるような音です。一瞬で空気が変わりました。その場にいた誰もが、息をのんだような感覚でした。
わが家はワンフロアで、パパの部屋とリビングはすぐ隣です。倒れてくるような危険な家具はなく、リビングのドアも開けたままでした。揺れは大きくなりながら、しばらく続きました。
もっと強くなるのか、それともおさまるのか……。予想がつかない中、あまりに強く長く続くようなら、息子をリビングへ連れてこよう。そう思いながら様子を見ていたのです。
ただ、ニュース画面の速報とサイレンの音だけが現実を突きつけてきます。しばらくして揺れが落ち着いたあとも、誰もすぐには動けませんでした。
もしかしたら余震があるかもしれない。そう考えながら過ごした時間は、緊張だけが残っているような、ただ静かなひとときでした。
家族が集まるまでの時間
揺れがおさまって少し経った頃、息子がリビングに急いでやってきました。きっとパパの部屋で息をひそめながら、じっとしていたのだと思います。たった数秒のことなのに、その数秒がとても長く感じました。
そのとき、家族でなんとなく話したことがあります。もし、また同じようなことが起きたら、どうするか。
わが家の“秘密の約束”
それは、防災マニュアルというほど立派なものではありません。わが家だけの、小さなルールです。
まずは周りに危険なものがないか確認して、自分の身の安全を確保すること。揺れが落ち着いたら、必ずリビングに集まること。そして名前を呼び合って、全員の無事を確認すること。それだけは必ず守ろうと決めました。
そして、もうひとつ。もし家族がバラバラの場所にいたときは、連絡よりもまず自分の安全を優先すること。無理に動かず、その場で落ち着くこと。そして、必ずどこかで会えると信じること。それも、わが家の約束になりました。
「秘密の約束」と名前をつけたのは、息子が少しでも覚えやすいように。そして、不安になったときに「そうだ、秘密の約束があった」と思い出せたら。そんな小さなお守りになればいいな、という願いを込めたのです。
いつか、その日のために
そうは言っても、きっと私が一番動揺して、真っ先に息子を探しに行ってしまうと思います。地震が起きたとき、真っ先に家族のことを思い浮かべるのは、ごく自然なこと。
でも、だからこそ。その気持ちだけで動いてしまわないように、今のうちに約束を決めておくことが大切なのかもしれません。
「まずは自分の身を守ること」その約束が、巡り巡って家族みんなを守ることにつながると信じています。
きっと、またいつか同じ音が鳴る日が来る。そのときのための、小さな準備です。
このたびの地震で被害に遭われた方、不安な時間を過ごされた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。どうか一日も早く、穏やかな日常が戻りますように。
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