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浅草橋の花火メーカーで親子で線香花火作り!職人から学ぶ花火の秘密とワークショップ体験レポ

夏の風物詩といえば花火。毎年楽しみにしている方も多い花火ですが、「花火はどうやって作られているの?」と考えたことはありませんか?先日、浅草橋にある日本一の花火メーカー「若松屋」さんで開催された、線香花火作りワークショップを体験してきました。プロから花火の歴史や花火の仕組みを学びながら、和紙と火薬を使って世界に一つだけの「線香花火作り」に挑戦。普段何気なく遊んでいる花火の奥深さや、ものづくりの楽しさを親子で感じられる貴重な体験となりました。夏休みの自由研究にもおすすめの、花火の魅力がたっぷり詰まったワークショップの様子をレポートします。
まるで花火のミュージアム!花火に囲まれた空間!
先日、浅草橋にある日本一の花火メーカー「若松屋」さんで開催された手作り線香花火ワークショップに、親子で参加させていただきました。

当日は、高校生から未就学児まで家族みんなで参加しました。それぞれの年齢に合わせた内容で、花火について楽しく学べる貴重な体験になりました。
会場には、噴射花火や手持ち花火、線香花火、お祭りや花火大会で見かける打ち上げ花火など、若松屋さんの取り扱うさまざまな種類の花火が展示されていました。展示品に火薬は入っていませんが、色とりどりの花火が並ぶ様子はまるで花火のミュージアムのようで、子どもたちも目を輝かせて見入っていました。


普段、都内で暮らす子どもたちは、自宅の近所で花火を楽しむ機会が少なく、噴射花火や大きな花火を間近で見る経験もなかなかありません。
店頭でもあまり見ることのないデザイン性豊かな花火を前に、「花火ってこんなに種類があるんだ!」と子どもたちは興味津々。花火屋さんならではの展示に、大人も思わず見入ってしまいました。

花火職人から学ぶ!花火の歴史とものづくりの世界
展示を見学した後は、花火屋さんから花火の歴史や製造工程について教えていただきました。国産花火と海外製花火の違いや、花火が職人の手によって丁寧に作られていること、打ち上げ花火ができるまでの工程など、普段は知ることのできないお話が盛りだくさんでした。

小学生たちは、若松屋さんで製造・販売されているさまざまな花火に興味津々。一方で、中学生や高校生には、花火が打ち上がる仕組みや化学反応など、理科や物理の視点も交えながら、打ち上げ花火の作り方について分かりやすく解説してくださいました。



さらに、花火の歴史や製造工場のお話、職人さんだからこそ知る現場のエピソードも伺うことができ、まるで社会科見学のような学びの時間に。子どもだけでなく、大人も「へぇ!」と驚く発見がたくさんありました。
若松屋さんは、手持ち花火をはじめ、花火大会で使われる打ち上げ花火の製造も手がける、まさに花火のプロフェッショナル。花火への深い知識と、ものづくりへの想いに触れる貴重な体験となりました。

職人さんから学ぶ「花火の秘密」実は知らない花火の豆知識
ワークショップでは、線香花火作りだけでなく、スタッフの方から花火にまつわるさまざまな豆知識も教えていただきました。大人も思わず「へぇ!」と驚く内容ばかりで、子どもたちも興味津々。学びがいっぱいの時間となりました。
まず驚いたのは、愛知県には多くの花火職人がいるということ。その背景には、徳川家康が日本で一番最初に花火を見たと言われる歴史があるそうです。また、花火大会でおなじみの「たまやー!」「かぎやー!」という掛け声は、江戸時代の花火師「玉屋」と「鍵屋」の屋号が由来とのこと。長く受け継がれてきた花火文化を知ることができました。

さらに、国産花火と海外製花火は見た目こそほとんど変わりませんが、国産花火は燃焼時間が長く、職人の手によって手作りされていることも教えていただきました。また、線香花火には、「牡丹」「松葉」「柳」「散り菊」という4つの変化があり、45度ほど傾けて持つと火球が落ちにくくなり、最後まで美しい火花を長く楽しめるそうです。
そのほかにも、
・花火では黒色の光を表現できないこと
・適切に保管すれば花火は約10年間保存できること
・すすき花火は先端の紙をちぎってから点火すると、きれいに燃えやすいこと
など、思わず誰かに話したくなる豆知識が盛りだくさんでした。
子どもたちからは、「友達に教えたい!」「早速花火がしたい!」「今年の花火がもっと楽しみになった!」という声も。これまで花火にあまり馴染みがなかった子どもたちも、花火をぐっと身近に感じられる、学びの多い時間となりました。

世界に一つだけの線香花火づくりに挑戦
花火について学んだ後は、いよいよ線香花火作りに挑戦です。線香花火の材料はとてもシンプルで、使うのは和紙と火薬だけです。


まずは長方形の和紙の先端を三角に折り、火薬を入れるための溝を作ります。

そこへわずか0.04gの火薬をのせ、指先をウェットティッシュで少し湿らせながら、和紙を一方向にくるくると巻いて「こより」を作っていきます。



一見簡単そうに見える作業ですが、実際にやってみると意外と難しく、力が強すぎて火薬がこぼれてしまったり、和紙がなかなか筒状にならず苦戦する場面も。子どもたちはもちろん、大人も夢中になって取り組んでいました。

ワークショップを担当してくださったスタッフの方から教わったコツは、「一方向に、しっかりと強くねじること」。このねじり加減が、線香花火の仕上がりを大きく左右します。
きれいに巻けると、まるで針金が入っているようにピンとまっすぐな線香花火が完成します。一方で、巻き方が甘いと途中で曲がったり、火薬がこぼれてしまったり、柔らかくふにゃっとした仕上がりになってしまいます。
スタッフの方は、驚くほど手際がよく、あっという間に1本の線香花火を完成させていました。同じ材料、同じ作り方でも、技術によってここまで仕上がりが変わることに、ものづくりの奥深さを実感しました。
世界に一つだけの線香花火が完成すると、「できた!」「早く火をつけてみたい!」と、子どもたちは達成感いっぱいの笑顔を見せてくれました。

子どもたちも夢中!プロが教える線香花火の遊び方
完成した線香花火は、実際に火をつけて楽しませていただきました。
線香花火は、点火して最初にできる丸い火玉の「牡丹(ぼたん)」から始まり、遠くにパッパッと音を立てながら松の葉のように広がる「松葉(まつば)」、一番激しく広く火花が広がる「柳(やなぎ)」、音がなくなって細やかな火花が静かに散っていく「散り菊(ちりぎく)」へと変化していきます。

見た目はほとんど同じでも、火をつけてみると結果はさまざま。きれいに4つの変化を見せるものもあれば、「松葉」がうまく出ず途中で火玉が落ちてしまったり、小さな火花のまま終わってしまうものもありました。
同じ材料で作っても、仕上がりによって燃え方が変わることに、子どもたちも驚いていました。
職人さんからは、「作った花火は実際に燃やしてみないと仕上がりは分からない」と教えていただきました。時間をかけて丁寧に作られた花火が、一瞬の輝きを放って燃え尽きる姿を見て、花火の美しさと儚さ、そして職人技の奥深さを改めて感じることができました。

花火を「作る・知る」ことで、もっと好きになる!
今回の線香花火作りワークショップでは、花火の歴史や仕組み、職人さんの技術に触れながら、ものづくりの魅力を学ぶことができました。子どもたちからは「今日、家でも花火がしたい!」という声も上がり、花火への興味がさらに深まった様子でした。
花火は遊んで楽しむだけでなく、夏休みの自由研究にもおすすめのテーマです。花火ができる仕組みや作り方を調べたり、花火大会の思い出をまとめたりすることで、歴史や科学、ものづくりについて楽しく学ぶことができます。
若松屋さんでは、線香花火作りワークショップのほか、「花火教室」や「ミニ花火大会」、模擬玉や花火筒、パネル展示を使った「花火のひみつをしろう(出前授業)」なども開催されています。さらに、プライベート花火や学園祭・社内イベントなどでの花火演出も手がけており、花火の魅力を幅広く伝えるプロフェッショナルとして活躍されています。線香花火作りのワークショップはショッピングモールなどで開催されることもあるそうです。お近くで見かけた際は、ぜひ親子で参加してみてください。
※花火を楽しむ際は、必ず大人が見守り、使用場所や火の取り扱いなどのルールを守って安全に楽しみましょう
※掲載している写真は、事前に掲載許可をいただいたものを使用しています

花火を「見る」だけではなく、「作る・知る」ことで、この夏はいつもとはひと味違う花火の楽しみ方を体験してみてはいかがでしょうか。
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