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「この本ほしい」から1カ月。Amazonでも良かったけど…書店取り寄せがもたらしたもの

夏休み中、長女が「この本ほしい」と言った絵本がありました。わが家では、絵本は借りることのほうが多くて、購入するのは年に数冊ほど。今回は「おっきょちゃんとかっぱ」という絵本を、毎晩読んだ末に、もう一度借りなおすほど気に入った様子でした。たしかに、これは買ってあげたい。そう思ってから実際に購入するまでに、1カ月ほどかかりました。その時間で、たくさんの発見に出会えたエピソードです。
寄り道がもたらした出会い
夏休み中はお出かけする機会が多かったので、出先の本屋で買えばいいやと思っていました。加えて、Amazonならいつでも注文できるし…という得意の後回し癖で、購入を先延ばしにしていました。その過程で出会った本が「そらずかん」。本屋さんに出向き、店員さんに在庫確認してもらったあと、「せっかく来たし何か見る?」と散策していたら出会った本です。雲の形や、天気の移り変わりに興味を持っていた長女にとってドンピシャな1冊でした。

得られたのは「会話」
「おっきょちゃんとかっぱ、という本はありますか?」という店員さんへの質問、その後のやり取りも書店ならではの会話。

そして「そらずかん」を買ったことをきっかけに、「あれはひつじ雲だよ」などと得た知識を周りの人に伝える会話。店頭で取り寄せをお願いしたあと、「本、まだ届かないかな?」「いつ取りに行く?」というわたしとの会話。すべては、Amazonで購入していたら得られなかった会話だなと、今振り返って思います。
思い出がプラスされた1冊に
先日、やっと自分の手で欲しかった本を持ったとき、これまでの過程を思い出しました。受け取るときの達成感もひとしおでした。

本は本屋で買う、というのは当たり前のことかもしれません。でも、スキマ時間にぽちっとして、送料無料でポストに投函されるラクさを知っているわたしにとって、今回の絵本さがしは、時間をかけたからこその価値があるものでした。長女にとっても、思い出の一つになっていたらいいなと思います。
さいごに
コスパやタイパがトレンドな今、こんなに労力と時間を割くなんて、無駄だと思えば無駄でした。「そらずかん」も、想定外の出費。ほかの目的もあったとはいえ、本屋に至るまでのガソリン代、電車賃、いろいろ経費もかかります。でも、スマホ片手にひとりで注文するよりも、ずっと楽しい時間でした。「おっきょちゃんとかっぱがほしい」という理由で、少なくとも4回、本屋に行った夏休み。また「この本ほしい!」と言われたら、本屋へ足を運ぼうと思います。
目的を見失いそうなほど、楽しい本屋めぐりでした。
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