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【おでかけ】潮干狩りでミニ水族館を作ってみよう!アサリの「真珠」とは!?

【おでかけ】潮干狩りでミニ水族館を作ってみよう!アサリの「真珠」とは!?

今年も潮干狩りの季節がやってきました!
関東地方はちょうどゴールデンウィークの頃に大潮が日中の良い時間に重なるので、潮干狩りにお出かけになる方もたくさんいらっしゃると思います。

関東の潮干狩りと言えばアサリがメインになる事が多いですが、アサリだけじゃない海の生き物との出会いや、真珠のお宝探しなどの楽しみもご紹介したいと思います。幼児から大人まで楽しめますよ!

ファミリーの潮干狩りにおススメな会場はココ!

ファミリーにおススメな潮干狩り会場はバラ撒き無しの天然貝が採れる神奈川県の「海の公園」、「野島公園」です。潮干狩り会場として運営されているわけではないので、採取量は絶対ではありませんが無料なのが嬉しいですね。

ここ数年は猛暑の影響で稚貝の育ちが悪く、サイズが小さいものがほとんどですが、砂を掘るとアサリはザクザク採れるというイメージです。なのでお持ち帰りするアサリは厳選しないといけませんが、小さい子供でも簡単にアサリ自体は採れます。
※「海の公園」「野島公園」のどちらも2cm以下の稚貝の採取は禁止されています

どちらの海もアマモの繁殖に力を入れているからか、海の生き物がたくさんいて干潟でも簡単に見つけられたり、アクセスが良かったり、水場やトイレがしっかりあって親も楽なのがおススメのポイントです!

海の公園。後ろに見えるのは八景島シーパラダイス

海の生き物を探してみよう!

息子もアサリ採りを頑張りますが、30分もすれば飽きてきます(笑)。
そして自然に色んな生き物探しや観察に勤しむのです。見つける度に「ママ~!見て!」と大騒ぎをするので、親はアサリを探しながら見つけた生き物を写真撮影したり、Google先生に聞いたりしています。

毎年何度も潮干狩りや海に遊び行く息子は目が慣れてきているのか、見つけたり採集する生き物も増えています。それが結構楽しいです!バケツを持って行けば自分で見つけたミニ水族館があっという間に出来るでしょう。

クサフグ:海の公園
ヒトデ:海の公園
ナマコ:海の公園

ナマコは子どもたちに大人気ですね。ぐにょぐにょしているかと思えば、触っていたら固くなったり。海水に浸してからギュッと押すと水鉄砲のようにピューーと水を出したり。

ナマコは柔らかかったり、固くなったり面白い!手にくっついたりも!
ワタリガニ:海の公園
イソガニ:野島公園

コブシガニの一種ですが、この種はカニなのに縦にも歩ける面白いカニです。歩きは割とゆっくりなので幼児でも簡単に捕まえられます。

マメコブシガニ:野島公園

イソアワモチの仲間。砂や石に擬態しているかのような見た目で一見分かりにくいですが、潮だまりで息子が見付けました。肺呼吸をする貝殻を持たない軟体動物で珍しいですが、食べる地域もあるようです。

イソアワモチ:野島公園

カガミ貝。昔は海の公園でも割と採れたと思いますが、ここ数年見かけません。砂抜きが面倒なんですが、手のひらサイズ位大きくなるので、見つけるとテンションが上がる貝です。

カガミ貝:野島公園

目指せ!マテ貝ハンター

海の公園、野島公園は、アサリ採りに飽きたらマテ貝採りも楽しめるのも良いですね!

砂にあいている穴に塩を掛けて少し待つとニュッと貝が飛び出てくる楽しいマテ貝。砂に潜る足の力が強くて、引っ張り出す時に引っ込まないように焦りながら「えいやっ!」と抜くのが病みつきになります。

マテ貝ハンターに必要な道具は塩とねじり鎌です。ねじり鎌は100均の園芸コーナーで購入可能です。使いやすいのはねじり鎌ですが、シャベルで横に砂を削っても可能です。

頭を出したマテ貝をグググッと引っ張り出すところ

マテ貝採りにはコツがありまして、砂浜に穴はボコボコとたくさんあるのですが、色んな生き物たちの穴だったりします。カニ、マテ貝以外の貝、アナジャコなど、、、そこに塩をかけても何も出てきません。

コツはねじり鎌で数cmほど平らに砂をかいて、穴からジワジワと水が溢れてくるようなところに塩をかけるという事。ただの穴は本当にたくさんそこらじゅうにあって、そういう所に塩をかけている親子を見かけますが、あまり採れている様子がありません。
マテ貝ハンターになってマテ貝が居そうな穴を探して採るのは、親子で結構ハマりますよ!

少し砂を削って水がジワジワ出てくるところに塩をかけています

海の公園や野島公園で他に一般的に食べる貝としてはシオフキ、ツメタガイ、アカニシ貝あたりで、他に食べない貝はイガイ、イボニシ、アラムシロ、キサゴなどがあります。
キサゴにはヤドカリが入っている事がほとんどで、たーーーーくさんいますが、貝殻が綺麗なものも多く見てると可愛いです。

潮干狩りといっても、アサリを採るだけだと大人でも疲れるし2〜3時間で終わります。でもせっかく色々準備していくので、砂浜で遊んだり生き物観察をしながら1日楽しめると満足度が上がります。

最初は張り切って大きなアサリを探してくれる息子

アサリ真珠のお宝さがし!

さて、お家に帰って潮干狩りで採った貝を食べる時ですが、是非お宝探しも楽しんでほしいです。

貝類は自分の殻の中に異物が入ると、それを自分の殻の成分でコーティングする習性があります。それがアコヤ貝だと真珠になるわけですが、他の貝でも同じように「真珠」が出来ます。
二枚貝でも巻貝でも出来るようで、貝殻の成分によって「真珠」の色が変わるんですよ。貝によって紫やクリーム色、ピンク色の「真珠」もあるようです。

毎年潮干狩りの貝を食べる時に気を付けていましたが、今年やっと我が家にも当たりが出ました!
アサリから出てきました。

アサリの「真珠」白くマットな艶です

アサリの真珠は非常に珍しく確率的には数万個に1個、とも言われているので、狙って出るわけでもないのですが、気に留めなければ砂や殻の欠片と間違えて捨ててしまいかねません。
身を食べた時にガリ!と歯に当たる感じがあれば、一応確認してみてはいかがでしょうか。

ちなみに「真珠」という言葉には定義があり、エナメル光沢のある物を「真珠」というので、アサリの場合は正確には「真珠様物質」というそうです。
この真珠様物質については普通にお店で売っている貝からも出る可能性はあるので、貝を食べる時には意識してみるとよいかもしれません。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

サイズは2~3mmほどの小さいな粒です

遊びに行った場所

【海の公園】
■場所:横浜市金沢区海の公園10番
■駅:シーサイドライン「海の公園南口」駅、「海の公園柴口」駅または「八景島」駅からすぐ(徒歩5分)
■車:駐車場有り(有料)
■潮干狩り料金:無料
■設備:トイレ、足洗い場7か所あり
※なぎさ広場には、温水シャワー・更衣室・ロッカー(有料)があります

【野島公園】
■場所:横浜市金沢区野島町24
■駅:シーサイドライン「野島公園」駅 徒歩5分
■車:駐車場有り(有料)
■潮干狩り料金:無料
■設備:トイレ、足洗い場あり

アサリの採った採れない!に左右されず海辺を楽しめる潮干狩りは楽しいレジャー。
貝を食べる時は「真珠」も意識してみて!

この記事を書いた人

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山口都

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夫と息子の3人家族。
遊ぶことが大好きファミリー!
おでかけ多め、息子と工作や実験、アートなど楽しんでいます。
イベント参加レポなど書いています。

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