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「育児を手伝う」は禁句?育休16か月のパパが後輩の妊娠報告に伝えた“たったひとつのこと”

こんにちは、6歳の娘と3歳の息子を持つ40代パパ育児ブロガーの浅田伊佐夫です。
先日、会社の頼もしい後輩から、なんともおめでたい報告を受けました。
「実は、妻が妊娠しまして……」
はにかみながら話す彼の顔は、喜びと少しの緊張が入り混じった、まさに「これから父親になる男」の顔でした。
話を聞けば、奥様も順調とのこと。自分のことのように嬉しくなり、近所の神社へ足を運んで買った安産お守りを彼に手渡すと、「ありがとうございます!大切にします!」と、お守りを握りしめてくれました。
そんなキラキラした未来を前にした彼に、育児パパブロガーとして、そして二人の子どもを育てる一人の父親として、どうしても伝えたい「たったひとつのこと」があります。
そんな後輩に向けた話、良ければお付き合いください。
■私が「育休16か月」で学んだこと
本題に入る前に、少し私の背景をお話しさせてください。私は現在、6歳の娘と3歳の息子を持つ40代のパパです。今でこそ「パパブロガー」として発信をしていますが、その原点は、私が取得した計16か月に及ぶ育児休業にあります。
上の子の時に約半年、下の子の時には約10か月。あわせて1年4か月、私は仕事を離れ、家庭でどっぷりと育児に浸かりました。
私が最初に育休を取得した2020年当時、当時の公表データでは、男性の育休取得率は約12.65%とされていました。今でこそ男性育休の重要性が叫ばれていますが、当時はまだ「男性が育休? 仕事はどうするの?」という空気が社会に根強く残っていました。
そんな逆風(?)の中、私がなぜ育休を取ったのか。それは、長らくの不妊治療や妻の高齢出産など、さまざまな要素があり、妻と同じレベルで育児をしたいという強い想いがあったからです。
実際に経験した16か月は、甘いものではありませんでした。眠れない夜、泣き止まない子ども、社会から取り残されるような焦燥感……。しかし、それ以上に得たものは計り知れません。子どもの初めての寝返り、初めての言葉。そして何よりも、家庭を最優先に「自分の人生を自分の判断で生きる」ことの大切さを学べたことは、とても大きかったです。
■後輩夫婦への妊娠報告と、私が伝えた「どうしても伝えたいひとつのこと」
普段からブログで育児について発信しているせいか、会社の後輩男性から「実は子どもが……」と相談や報告を受けることが増えました。今回の後輩は社内結婚だったので、夫婦で報告に来てくれました。
後輩男子と話していると、非常に意欲的で「育休も取るつもりです!」とやる気に満ち溢れていました。その姿勢は本当に素晴らしい。けれど私は、あえて少し真面目な顔をして、彼にこう伝えました。
「育休を取るのは素晴らしいけど、もっと大事なことがある。それは強い『育児の当事者意識』を持つことだよ」
「当事者意識」という言葉は、仕事でもよく使われます。しかし、家庭におけるそれは、意味の重さが違います。
多くのパパが陥りがちなのが、「手伝う」というスタンスです。「何か手伝うことある?」「おむつ替えておいたよ」。一見、協力的に聞こえますが、その言葉の裏には「育児の主担当はママ(妻)」という意識が隠れています。これでは、ママが指示を出さない限り、パパは動きません。
ママは、育児という巨大なプロジェクトの「全責任」を一人で負い、パパは「言われたタスクをこなすアルバイト」になってしまう。これこそが、産後の夫婦の溝を深くする原因なのだと、私は感じています。
「当事者意識を持つ」とは、子どもの健診の日を把握し、夜泣きの対応を「自分の仕事」として捉え、名もなき家事を自ら見つけることです。「私、これやっておいたから」ではなく、「私たちがやるべきことだから、私がやるね」というスタンス。
「お父さん」と呼ばれる日は、子どもが生まれた瞬間から始まります。でも、本当の意味で「お父さん」になれるかどうかは、この意識の差にかかっているのだと、私は16か月の経験を通してそう感じています。
■最後に:これから「お父さん」になる仲間たちへ
今回、後輩に伝えたこの話は、決して彼を脅したかったわけではありません。むしろ、その逆です。
育児を「手伝い」ではなく「自分の人生のメインイベント」として捉えたとき、景色は一変します。子どもが泣いている理由を必死に考え、試行錯誤して泣き止んだ時の達成感。離乳食を一口食べてくれた時の喜び。それは、指示されて動く「助手」では味わえないと感じた体験でした。
男性社員から奥様の妊娠報告を聞くたびに、私はいつも「育児の当事者であれ」という話をします。お祝いの言葉と共に、もし機会があれば、ぜひ皆さんも伝えてあげてください。「育児は協力するものではなく、二人でひとつの人生を創る作業だ」ということを。
後輩夫婦に贈ったお守りが、彼らのこれからの日々を優しく守ってくれることを願っています。そして彼が、数年後に「育児って本当に大変だけど、最高だよ」と笑って後輩に語っている姿を楽しみにしています。
後輩夫婦と、二人の間に生まれる新しい命の幸ある未来を祈りながら、このブログを捧げます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。!
この記事を書いた人


























