【パパ旅】新江ノ島水族館のたまごっちコラボイベントに行ってみた!

【パパ旅】新江ノ島水族館のたまごっちコラボイベントに行ってみた!

旅行作家の吉田友和さんによるコラム。小学生のお子さんがいる吉田家。ママは出張が多いので、パパと子どもだけで過ごす日も。「ならば、旅をすればいい!」そんな吉田さんが語る「パパだけ子連れ旅」、今回は作文ネタを探しに、江の島へお出かけ!

新年度が始まり、うちの娘たちも1学年ずつ上がった。長女5年生、次女3年生である。新しいクラスでの学校生活にも少し慣れてきたであろう新学年一週目の金曜日、学校から帰ってきた次女が言った。

「パパー、今日の宿題ね、作文だって」

娘たちが通っている小学校では、3年生になるとほぼ毎週末、作文の宿題が出される。土日休みに何をしたかなど文に書いて提出するというものだ。

「へえ、そうなんだ」と答えながら、内心ドキリとした。子どものことだから、誰かに忖度することもなく、起こった出来事を赤裸々に書くだろう。各家庭の週末事情が丸裸にされるわけだ。

とはいえ、そのことはまだいい。問題は、作文に書くネタが必要になるということ。家でダラダラしているだけなら書くことがない。娘が作文に書きたくなるような、実りある週末にしなければ——そんな使命感に駆られてしまうのは、普段からこうして旅について書くことを生業としているせいだろうか。

「どこか、行きたいところある?」

まずは娘本人にリクエストがないか聞いてみた。すると、返ってきた答えが、「えのすいに行きたい!」だった。えのすい、新江ノ島水族館である。なかなかいいチョイスだと思った。最近行ってなかったし、天気も良さそうだし、何より水族館なら作文に書くネタになりそうだ。

ボンドロ、メロジョイ、たまごっち・・・

次女のリクエストは水族館へ行きたい!ではなく、えのすいへ行きたい!である。なぜ、えのすいをご指名なのか。

その答えはずばり、たまごっちだ。新江ノ島水族館では現在、期間限定のコラボイベント『えのすいで発見!!たまごっちと海のなかまたち! 』を開催中(〜5月17日まで)。実は次女は最近、たまごっちにドはまりしているのだ。

子どもの流行は移り変わりが早い。ちょっと前までは、「ぽこポケ(ぽこ あ ポケモン)」というSwitch2のゲームに夢中だったのだが、クリアしたら飽きたようで、彼女の興味はたまごっちへ移った。頭の中はたまごっちでいっぱいで、「あれをこうして、それをこうすると、なんとかっちになるんだよ」みたいな、何かの暗号のような話を朝から晩までしているほどだ。

昨今の平成リバイバルの流れの中で、たまごっちもまた再ブームになっている。次女が夢中になっているのが「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)」という昨年発売されたばかりのたまごっちだ。画面がカラーで通信機能を搭載していることに加え、ダイヤル操作でお世話ができるという令和最新仕様。

思えば、まずはこれを入手するのが大変だった。昨今の人気商品の常というか、とにかく品薄なのだ。家電量販店やトイザらスなどの実店舗で探してみたがどこも品切れ、ネット通販は転売価格になっていた。公式ショップで抽選販売をやっていたので申し込むも落選。「メルカリに売ってるじゃん!」って娘に言われたが、定価より高い値段では買いたくない。

結局、SNSで目にした入荷情報を頼りに、原宿のお店まで買いに走ってなんとかゲットした。「パパがんばった!」と自分を褒め称えたいぐらいだ。ボンドロやメロジョイのときもそうだったが、人気商品を手に入れるのに情報戦のようになっていて、親としても買うための努力が求めれる今日この頃なのである。

小田急ロマンスカーで江の島へ

話が脱線したが、そんなわけで今回は江ノ島水族館へ行くことにしたのだった(ママは相変わらず出張で不在)。

水族館の最寄り駅である片瀬江ノ島駅までは、小田急ロマンスカーでサクッとアクセスできるのも魅力的だ。この連載でも以前に紹介したが、小田急線は乗る距離にかかわらず、子ども運賃が一律50円と破格である。特急券は別途購入が必要だが、ウェブで予約・発券して、交通系ICで改札を通ってチケットレスで乗車できる。ロマンスカーの指定席座席での移動はやはり快適で、しかも都内から片道1時間程度とお出かけにはほどよい距離だ。

湘南や鎌倉へ来る際は、以前は必ずといっていいほどマイカーで移動していた。渋滞に巻き込まれるのを避けたくて、最近は電車で来るようになったのだが、快適すぎてもう車移動に戻る気にはなれない。

片瀬江ノ島駅は終着駅で、ここより先に線路がない。電車を降りたら、改札の手前にクラゲの水槽があって、駅構内にいながらにして早くも水族館気分が盛り上がる。竜宮城のような駅舎を背に歩を進めると、すぐに湘南の海が現れて思わずおおっと声が出た。

次女が「暑い!」と言って、パーカーを脱いだ。桜も散ったばかりだというのに、早くも夏を感じさせるほどの気温の高さに戸惑いながら、パパも真似して半そでTシャツ一枚になった。

駅からぞろぞろ続く人波についていくと、やがて目的の建物が見えてきた。「あっ!まめっちがいる!」と、まだ結構距離があるのに目ざとくお目当てのたまごっちのキャラを見つけて次女は大興奮。新江ノ島水族館に無事到着したのだった。

片瀬江ノ島駅はどこかのテーマパークに来たかのような雰囲気。

水族館ならではのコラボ

実は、コラボといっても、行く前は割とささやかな内容を想像していた。ところが、実際にはかなり大規模なコラボで驚かされたというのが素直な感想である。館内は右を見ても、左を見てもたまごっちだらけなのだ。水族館が丸ごとたまごっちにジャックされたかのような規模感。

フォトスポットはあちこちにあるし、スタンプラリーは大盛況でスタンプを押す場所には長い列ができていた。えのすいの目玉といえるクラゲの展示エリアも、プロジェクションマッピングでたまごっちのキャラクターが次々と浮かび上がる仕掛けになっていてなかなか楽しい。

水族館ならではの、展示内容と作品がコラボした演出も目を引く。例えば、「あほろぱっち」というたまごっちのキャラクターに似ているという理由で、ウーパールーパーが特別展示されていたり。最新の「たまごっちパラダイス」ではダイヤルを回してお世話しているたまごっちの細胞を観察できるのだが、それと同じようにリアルで顕微鏡で生き物を観察できたり。

週末ということもあり混雑していたが、純粋に水族館を楽しみに来た人だけでなく、たまごっち目当ての客が明らかに多いと感じた。なぜそう思うかというと、ストラップで首にたまごっちをかけていたりするからだ。うちの娘と同じ小学生の女の子がメイン層のようだが、中高生や大人で推し活を楽しんでいそうな若者たちも多い。

次女も当然のように、マイたまごっち持参である。水族館内に設置された特設ブースで通信することで、このイベント限定のアイテムを自分のたまごっちにダウンロードできる。嬉々としてブースに並ぶ娘の姿を見てほほえましい気持ちになった。この手の限定アイテムには目がないゲーマーパパとしては気持ちがよくわかるのだ。

グッズショップ入口がたまごっちパラダイス仕様になっていた。
クラゲもたまごっちもどちらも可愛い。

江ノ島で王道観光気分も味わうのだ

なんだか今回は次女の話ばかり書いているが、いつものように3人旅だ。そう、長女も一緒である。

たまごっちにはあまり興味がないという長女も、普通に水族館の展示自体を楽しんでいるようだった。「あれはなんていうの?」と水槽横に書かれたキャラの絵を指さして聞く長女に、「たちゅっちだよ」と次女がドヤ顔で教えてあげる。いつもと立場が逆転していてなんだかおかしい。

水族館を出た後は、サーファーたちで賑わう海岸沿いを散策しつつ、橋を渡って江の島へ行ってみることにした。せっかく来たのだから観光気分を味わいたいと思ったのだが、とくに乗り気だったのが長女だ。江の島の参道には昔ながらの土産物屋や、買い食いできる食べ物のお店がずらり並ぶ。旅好きの長女は、こういう王道の観光地が結構好きらしい。

娘たちの希望により、きゅうりの一本漬けを買ってその場でパクリ。渋いセレクトなのは、いつも通りだ。長女はいたく気に入ったようで、もう1本お代わりしたいという。そんなに美味しいのか、と気になったので、2本目はパパの分も一緒に買ってビールのつまみにする。

ゆるゆる散歩しながら神社まで行ってお参りをして戻ってきたら、いい具合にちょうど帰りの電車の出発時間になった。ロマンスカーで座って帰れるのは本当にラクチンだ。車内の揺れが心地よく、気が付いたらウトウトしてしまうのだった。

えのすいは目の前が海というロケーションがやはり素晴らしい。
神社でお参りしてから帰路につくのだ。

今回のまとめ

最後に、例の作文の宿題について顛末を綴っておきたい。

次女が書き終えた作文を見せてもらったのだが、親バカ的な感想を言うとこれが予想以上に大作で感心させられた。きっと、書きたいことがたくさんできたのだろう。真新しいノートを3ページも使って、どこへ行って何をしたか、だけでなくきちんと自分なりの感想まで書かれている。

たとえば、えのすいでイルカショーを観たのだが、ダイナミックなショーではないものの、飼育員さんのイルカに対する愛を感じられる内容だったとか。さすがに学校へ提出する宿題だからか、たまごっちの話はわずか1行ぐらいで、あとはきちんと水族館で見聞きした内容にフォーカスしている。

これは負けてはいられないな、と娘に触発されるような形で、パパはいままさにこの原稿を書いているのだった。

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おでかけ・旅行

旅行作家 吉田友和

1976年生まれ。人生初の海外旅行は世界一周。その後、旅行作家として国内外を旅して回りながら執筆を続ける。妻が出張で長期間家を空けることが多く、近年はパパだけで2人の娘たちを連れて旅へ出るパターンが増えている。『3日もあれば海外旅行』(光文社)、『夢と冒険の旅 世界一周ガイド』(小学館)、『東京発 半日旅』(ワニブックス)など著書多数。最新刊は『橋旅のススメ!』(産業編集センター)

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