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実家の親の介護が不安、お金の負担はどのくらい?
貯蓄や投資について学んだり、FPに相談したりしながら、家計管理をしてきたママ。それでも消えない介護の不安について、お金のプロがアドバイスします。
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advice 1 介護費や医療費は自己負担の上限額がある
介護保険の自己負担は基本的に1割で、在宅介護の場合、自己負担平均額は月4万8000円(※)。医療費がかさんでも高額介護合算療養費制度があり、住民税非課税世帯で所得が一定以下なら年間の負担上限額は70歳未満で34万円、70歳以上で19万円です。できればご両親のねんきん定期便を見せてもらい、具体的に把握できると漠然とした不安を軽減できるでしょう。
※生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度
advice 2 教育費は準備万端。全体の家計計画も◎
大学の資金として、ジュニアNISAの積立は今年で終わり、ドル建ての保険料支払いもあと5年だけ。これで1人1000万円ずつ準備ができるので、遠方の私立大学で1人暮らしすることになっても大丈夫でしょう。私立中高に行っても学費は目先の家計から出していけます。下の子の大学入学後は老後資金を貯められ、住宅ローンはパパ58歳で完済。とてもいい計画です。
advice 3 海外旅行は貴重な体験。行けるタイミングでぜひ
海外旅行は我慢しないで。子どもの受験期には行きづらいので、子どもが2人だと行けるタイミングが限られます。まずは今年~再来年の間に1回、さらにその先にも1回くらい、計画してみてください。賞与や退職金もあり、家計管理もしっかりできているので、海外旅行に行っても将来の家計が揺らぐことはないはず。家族の貴重な体験にもお金を使いましょう。
result 介護費用は親自身の家計から出せる範囲で
ママは実家がお金に困った経験から、お金の不安がやや強すぎるのかもしれません。子世帯がしっかり者だと親世帯を心配しがちですが、介護費用は親自身の家計から出せる範囲で考えるのが原則。子どもだからと全部背負い込まないようにしましょう。ご自身の家計は緩めすぎなければ大丈夫なので、今の暮らしも楽しんでくださいね。
※この記事は、2023年11月発行の「ぎゅって首都圏版12月号」に掲載した記事を再編集したものです