住宅ローン4700万円…FPが教える、60歳完済の繰上げ返済ポイントは?

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44歳/会社員

K.Sさん(大阪府)

ママ(41歳・会社員)、長女(3歳)の3人家族、持ち家あり。住宅ローンがあと29年で約4700万円残っており、繰り上げ返済を検討中。金利上昇を考慮してボーナス払い分の約1100万円を2~3年内に返済したい一方、もしもの時に手持ちのお金が足りないという状況は避けたいです。どう返済するのがいいですか。また、学資保険に未加入なのですが、入った方がいいですか。

相談者の家計簿 Check!

月間収入

  • パパ

    430,000

  • ママ

    290,000

  • 児童手当

    15,000

月間支出

  • 住居費

    132,000

  • 教育費

    58,000

  • 保険料(医療)

    7,000

  • 水道・光熱費

    25,000

  • 通信費

    8,000

  • 車費

    20,000

  • 食費

    100,000

  • 日用品費

    30,000

  • 医療費

    20,000

  • その他(ペット飼育)

    30,000

  • その他(衣服代など)

    90,000

月間貯蓄

  • 年間支出分の先取り貯蓄

    106,000

  • 普通貯蓄

    109,000

ボーナス(年間)

  • パパ

    1,900,000

年単位の支出

  • 旅行・帰省など

    800,000

  • 住宅ローン返済

    480,000

  • 固定資産税

    150,000

  • 保険料(生命)

    322,000

年単位の貯蓄

  • 普通貯蓄

    1,420,000

現在の総資産

  • 普通貯蓄

    22,000,000

  • 株式

    2,200,000

  • 米国株投資信託

    3,300,000

advice 1 教育費や老後資金を準備し、定年後の負担を減らそう

パパは子どもの大学卒業時に63歳、住宅ローン完済時に73歳。60歳で定年なら、定年後の負担を減らす必要があります。まずは教育費を先取りで準備。学資保険よりはNISAで月3万円を15年間運用すれば、元本540万円+運用益になる可能性があり、定年前に準備できます。老後資金はiDeCoで運用し、税制優遇を受けつつ準備するといいですよ。

advice 2 住宅ローンは期間の短縮を優先して

住宅ローンはボーナス払い分を繰り上げ返済する方法もありますが、現状ではボーナス払いも無理なくできている状況。ならば、返済期間を短縮した方が利息軽減効果が大きいため有効です。仮に1000万円を繰り上げ返済すればおそらく7~8年程度縮まり、定年後5~6年で完済になるため、家計の負担も軽減できるでしょう。

advice 3 しばらく使わないお金は個人向け国債がおすすめ

金利が上昇している今、普通預金はもったいない。リスクを取りたくないお金の運用には、個人向け国債が向いています。個人向け国債は個人が国にお金を貸す仕組みで、半年ごとに利息を受け取れ、最初に約束した期間が終わると貸したお金が全額戻ってきます。例えば「固定5年」の金利は4月発売分で年利1.79%。発行後1年以上経てば中途換金できます。

result 住宅ローンは60歳完済を目指して

住宅ローンが60歳時点で約2700万円残るとなると、家計にとってかなりの負担に。期間短縮型の繰り上げ返済で、60歳で完済を目指したいですね。また、今まで普通預金で貯めていたお金は、教育費や繰り上げ返済資金はNISA、老後資金はiDeCo、すぐに使わないお金は個人向け国債などと、用途ごとに運用方法を分けて計画的に貯めていきましょう。

※2026年4月13日時点の情報です。法令・制度は変更になる場合があります

イラスト/二階堂ちはる

※この記事は、2026年5月発行の「あんふぁん 2026年6月号」に掲載した記事を再編集したものです

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ファイナンシャルプランナー 氏家祥美

FP事務所「ハートマネー」代表。ファイナンシャルプランナー、セカンドキャリアアドバイザー。子育て世代からリタイアメント層まで、家族のお金とキャリアの相談が得意。オンライン相談も実施中。

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