【パパ旅】香港ディズニーの豪華ショーに大感動! 東京との違いを子連れ目線で比べてみた

【パパ旅】香港ディズニーの豪華ショーに大感動! 東京との違いを子連れ目線で比べてみた

旅行作家の吉田友和さんによるコラム。小学生のお子さんがいる吉田家。ママは出張が多いので、パパと子どもだけで過ごす日も。「ならば、旅をすればいい!」そんな吉田さんが語る「パパだけ子連れ旅」、今回は、日本と香港のディズニーリゾート比較!

10月1日は平日だが、「都民の日」で東京都内の小学校はお休みとなる。我が家にとっては「ディズニーの日」でもある。東京以外の神奈川や埼玉や千葉はお休みではないこの日に、普段より空いているパークを満喫するのが近年の恒例行事になっている。2026年は東京ディズニーシーへ行くことに決めた。

娘たちも非常に楽しみにしていて、特に長女などは「今年はあそこへ行こう、これを食べよう」と行く前からリサーチに余念がないようだった。あまりに楽しみすぎて、直前に美容院へ行って前髪をアシンメトリーにしていたほどだ。特別な1日だから、おしゃれして楽しみたい——お姉さんになってきたなぁと改めて娘の成長を感じたりもした。

連れて行くのはパパである。休みなのはあくまで学校だけで、ママは会社を休めないから仕方ない。もっとも、パパ自身も「引率」というつもりはまったくなく、子どもたちと同じ目線で楽しむ気満々であった。

とまあそんな前置きをしておいて恐縮だが、今回のメインテーマは子連れ東京ディズニーシーのレポートではないのだ。実は少し前、夏休みに香港旅行をした際に香港ディズニーランドにも行ってきたので、その話もお届けしたい。せっかくなので、東京と香港それぞれの「夢の国」の比較も交えながらまとめてみます。

東京ディズニーシーの「アナ雪」は180分待ち!

まずは東京ディズニーシーの話からだが、10月初旬のこの時期はハロウィンイベントが始まっていて、パーク内の装飾が華やかなのがいい。訪れたのがランドではなくシーだったからかもしれないが、都民の日とはいえわが家のような小学生連れは意外と少ない印象だ。昨年も感じたが、目立つのは制服を着た女子中高生とインバウンドの外国人。

9月の東京は、ほぼ毎日のように雨が降り続いていた。連続降水日数は36日に達し、観測史上最長を更新したという。そんな長雨に終止符が打たれたのが、まさにこの都民の日だった。昨日までの曇天が嘘のように青い空が広がっていた。そのせいもあるのだろう。パーク内は想像以上に混雑していた。平日なら空いているだろうという読みは甘かったのだ。

家を出遅れてしまい、開園時間の9時すぎに着いたら人気アトラクションはすでに長蛇の列ができていた。まず向かった「トイ・ストーリー・マニア」は早くも120分待ちだった。その列に並びながら、慌ててスマホアプリにてディズニー・プレミアアクセス(DPA)で「アナとエルサのフローズンジャーニー」(以下、アナ雪)を予約する。

世知辛いのは、DPAが昨年と比べて値上がりしていたこと。アナ雪は2000円から2500円になっていた。定番の「ソアリン」も同様である。DPAは大人も子どもも同額なので、3人分だと7500円もかかる。パークのチケット代とは別に、個々のアトラクションに乗るために追加課金が必要なのだ。とはいえ、この日アナ雪は180分待ちになっていたので、DPAを買わないという選択肢はなかった。

うれしかったこともある。「ドリームス・テイク・フライト」というショーにエントリー受付で当選したのだ。ミッキーたちが飛行機づくりに奮闘する約25分のステージで、昨年は外れたからリベンジ達成である。ショーに関しては抽選になっていて、入園後アプリから1つのショーにつき1日1回だけエントリーできる仕組み。

娘たちは絶叫系アトラクションが苦手なので、可愛い系、楽しい系を中心にまわった。ファンタジースプリングスの「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」が一番楽しかった、と3人の意見が一致した。

もっとも、アトラクションよりも食べることを優先していた気もする。とくに長女は、TikTokで情報収集して「あれが食べたい!」とピンポイントで指定してくる。食べる前には、当然のように自分のスマホで自撮りもしている。パーク内のフード類はおいしいだけでなく、見た目も凝ったものが多い。

香港で買ったカチューシャを付けて東京ディズニーシーへ!

香港ディズニーのチケット代は?

さて、話は変わって香港である。香港ディズニーランドは、観光の中心地である香港島や九龍半島からは少し離れた、ランタオ島にある。香港国際空港のある島だ。

電車(MTR)でも行けるが、途中の乗り換えが面倒なので今回はタクシーで向かった。宿泊していた尖沙咀(チムサーチョイ)エリアからのタクシー代はだいたい4000円ぐらい。ちなみに電車で行く場合は、東涌線のサニーベイ駅でパーク専用のディズニーランド・リゾート線に乗り換える。

まず書いておくと、円安と海外の物価高もあって、香港の物価は以前と比べてかなり割高に感じた。ディズニーもチケット代からして結構高い。1デーパスポートが大人で約1万8000円。東京の同日の大人料金が9900円だったので倍近い値段だ。

しかも、東京の子ども料金は5600円と大人の半額近くだが、香港の子ども料金は約1万3500円と大人の7割ぐらいの値段だった。計算すると、大人1人+子ども2人で東京が総額2万円ちょっとなのに対し、香港は約4万5000円である。逡巡してしまう金額だが、めったに来られないのだからと腹をくくるしかない。

チケットを買う際には、ちょっとしたトラブルがあった。公式アプリから買おうとしたら、クレジットカードがはじかれてしまい買えなかったのだ。カードを別のものに替えたり、外部のチケットサイトを試したりしたが全滅だった。海外サイトでカードが通らないことはたまにあるが、困ってしまった。

どうやってもだめなので、現地に着いてからゲート前の小さなブースで直接入園券を買った。チケットを買うのに並ぶのは嫌だなあと思ったが、みんなアプリで買っているのかブースに並んでいる人は誰もいない。現地ではクレカも普通に使えて、すぐに購入できたのだった。

東京よりも空いている? アトラクションの待ち時間

香港ディズニーランドの東京との一番の違いは、空いていることだ。これは大きな魅力といえるだろう。待ち時間が少ないから、欲張れば一日でもかなりの数のアトラクションを制覇できる。たとえば東京ディズニーランドにもある「イッツ・ア・スモールワールド」などは、並んでいる人がゼロで、無限に周回できるほどだった。

香港でも目玉アトラクションはアナ雪で、これだけは多少列ができていた。それでも30分も並んでいない。東京では180分待ちだったことを思うと、まるで別世界である(というより、東京が混みすぎなのかもしれない)。

チケット代こそ香港のほうが高いが、東京のようにDPAを買って追加課金をする必要がない。その点を考慮すると、トータルでは意外と金額差はないのかもしれないとさえ思った。

そうそう、香港ディズニーランドでも、ママは不在だった。このときは親戚一同の計10人で香港旅行をしていて、その日は観光する組と、ディズニーへ行く組に分かれて別行動していたのだ。子どもたちはみんなディズニーがいいというので、わが家の娘たち含め4人の子ども(全員小学生)を、僕と親戚のママの大人二人で連れて行った。ちなみに、その親戚はディズニーどころかテーマパーク自体、普段はほとんど行かないというファミリーである。

DPAは、グループで行く場合は案外使いにくい。足並みを揃えなければならないからだ。今回の香港は親戚と一緒だったので、DPA不要なのは楽だった。パーク内では何度か別行動もしたが、それでも自分たちだけ課金して先に乗るのは正直ちょっと気が引ける(香港ディズニーランドのDPAも、東京ディズニーリゾートと同様にアプリからグループ単位で取得可能)。

長女イチオシのオラフの映えスイーツ。アナ雪近くの店で売られていた。(香港ディズニーランド)

これが無料でいいの? ショーの満足度は高い

香港ディズニーランドは、入場料以外のものも割高感は否めない。ランチで食べたハンバーガーセットは3000円ぐらい、もちろん一人分の値段である。ワゴン販売されているアイスキャンディーは1200円。水も外国なのでいちいち買う必要があって、ペットボトル1本600円ぐらいはする。

とにかくそんな状況だったから、香港のあとに東京のディズニーへ行ったら、何もかもが安く感じたほどだ。レストランには無料の水があるし、自販機のドリンクが250円なのも良心的に思える。「日本って安いね」と感じるインバウンドの外国人旅行者の気持ちが、ちょっとだけ分かった気がした。

一方で、逆に「これが無料でいいの?」と感じたのが、香港ディズニーのショーのクオリティの高さだ。「フェスティバル・オブ・ザ・ライオンキング」という、屋内シアターで行われる約30分のライブショーを観覧した。アフリカの音楽を基調に、映画の名曲をたっぷり聴かせてくれる。巨大なシンバのパペットが登場し、サバンナの動物たちのフロートが客席近くまでやってくる。単独公演のような豪華さに、思わず見入ってしまった。

東京のショーは、ミッキーたちキャラクターを前面に押し出した構成だ。対して香港はキャラクター関係なく、ショーそのものを楽しめるとでもいうか。ディズニーにそこまで思い入れのない親戚のママも、「ショーがよかった! これだけで元が取れた」と大感激していたほどである。

終わった後にフロートの前で記念撮影する時間もあった。(香港ディズニーランド)

今回のまとめ

香港ディズニーランドへ行くのは今回が二度目で、子どもが生まれる前にも来たことがある。その頃と大きく変わっているのが、お城だ。東京はシンデレラ城だが、香港は元々「眠れる森の美女の城」だった。それが2020年に建て替えられ、いまは「キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム」という新しいお城になっている。特定の1人のプリンセスではなく、13人のディズニーヒロインがモチーフなのだという。

アトラクションも、同じものでも東京と香港とでは体験内容が少し違っている。ネタバレになるので詳しくは書かないが、例えばアナ雪も東京のよりスリリングで、娘たちは少しビビっていたようだった。

香港ディズニーは東京と比べてコンパクトで、歩きやすい。エリア間の移動もラクチンだ。パレードも場所取りなんて誰もしていなくて、始まるタイミングでフラッと見にいける。キャストたちのファンサービスも派手な印象を受けた。ぐぐっと近づいてきて、水をバシャーッとまいてくれたりして子どもたちは大はしゃぎだった。

コスパは決してよいとはいえないものの、並ばなくていいのは最高だし、ショーも素晴らしい。「どっちがよかった?」と娘たちに聞いたら、二人そろって「どっちも!」と答えた。いい悪いではなく、それぞれによさがある。どちらも「夢の国」であることは間違いないと実感したのだった。

日が暮れるまでたっぷり遊んだのは言うまでもない。(香港ディズニーランド)

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おでかけ・旅行

旅行作家 吉田友和

1976年生まれ。人生初の海外旅行は世界一周。その後、旅行作家として国内外を旅して回りながら執筆を続ける。妻が出張で長期間家を空けることが多く、近年はパパだけで2人の娘たちを連れて旅へ出るパターンが増えている。『3日もあれば海外旅行』(光文社)、『夢と冒険の旅 世界一周ガイド』(小学館)、『東京発 半日旅』(ワニブックス)など著書多数。最新刊は『橋旅のススメ!』(産業編集センター)

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