行事が多い秋、子どものメンタル安定のために心がけたい習慣

秋は学校や園の行事が盛りだくさん。楽しみな反面、親子にとって不安や負担が増す時期でもありますよね。今回は、スクールカウンセラー、発達凸凹コンサルタントの立場から、おうちでできる習慣についてお伝えします。
秋は行事が盛りだくさん
遠足、運動会、発表会など、秋は行事がたくさんありますよね。楽しみな反面、「うちの子は、不安が強いから心配だな」「疲れや緊張が出てきたな」と感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、行事が続いて不安や疲れがたまりやすい時期だからこそおすすめしたい、おうちでできる習慣についてお伝えします。
スリー・グッド・シングス
「スリー・グッド・シングス」という言葉をご存じでしょうか。これは、寝る前にその日あった「よかったこと」を3つ数えるというものです。ただ思い浮かべるだけではなく、親子で話すことでそのとき感じた嬉しい気持ちや楽しい気持ちを共有できますよね。
「これなら簡単、今日からできる」と感じてもらえたら嬉しいです。始めるときには、まず大人が楽しそうに「よかったこと」を話してお手本を見せるとよいですよ。
「よかったこと」はささやかでOK
いざ取り組んでみると、「よかったこと…? 特にない気がする」と、なかなか思い出せないことがあるかもしれません。行事への不安が高まり、プレッシャーを感じてネガティブな思考に陥っているときや、疲れている日はなかなか「よかったこと」に気づけませんよね。そんなときは「なにか特別なことを話そう」と頑張らなくて大丈夫です。
・朝の風が気持ちよかった
・駅に着いたらちょうど電車が来てスムーズだった
・夕飯の味付けがバッチリだった
このように、小さなことを話すだけでOKです。
もちろん、うまく言葉にできなくても、大丈夫です。
一日を振り返り「よかったこと」へ意識を向ける時間そのものが、大切なのです。
幸福感のアンテナを高めよう
「スリー・グッド・シングス」を続けると「よかったこと」に気づきやすくなります。親子で話し合うことで、「〜〜が嬉しかったんだ」「〇〇を喜べるって素敵だな」と、お互いの気持ちを知るきっかけになるかもしれません。眠る前のホッとできる習慣として、ぜひ取り入れてもらいたいと思います。
ナビゲーター
担当カテゴリー
子どもの健康・発達
公認心理師・スクールカウンセラー・発達凸凹支援コンサルタント 西木 めい
大学教育学部(特別教育専攻)卒業。小学校の通常学級の担任を8年、特別支援学校(小学部) の担任を5年、自治体の就学支援委員会(就学相談)の調査員、特別支援教育コーディネーターを経験。
「優秀な同僚の先生たちが、保護者と揉めて心を病んで、どんどん学校を辞めていく現状」を見て、専門職であるスクールカウンセラーになることを決意。現在は、小学校と中学校のスクールカウンセラーとして、親子や先生のカウンセリング、学校内の環境調整のコンサルティング、不登校や登校しぶりの再登校のサポートなどを行う。
一方で、SNSを通じた「発達凸凹支援コンサルタント」として、これまで2300人以上のママ・パパ、先生のお悩み解決コンサルを行いながら、発達凸凹っ子のママや、子どもの不登校・登校しぶりに悩むママに向けたオンライン講座、小学校の保護者100名以上が集まる子育て講演会などを開催。特別支援教育が「教育の一番の根本」であることを啓発している。2児の母。著書に『発達障害のある子を支える担任と保護者の連携ガイド 』(明治図書)がある。



























