ビンゴが効果てきめん!鈴木あきえさん式子育て秘策3選

子どもに準備や片付けをしてほしいのに、なかなか思うようにいかない…。そんな悩みを持つ保護者も多いのでは。3人の子を育てる鈴木あきえさんは、ゲーム感覚の仕掛けや声かけを取り入れながら、親子が楽しく過ごせる環境づくりを心がけているそう。今回は、鈴木さん流の子育て秘策をお聞きしました。
子どもたちとの時間が受け身だと気づき、変えた考え方とは?
きっかけは、3人目を妊娠した頃からだったと思います。当時はなかなか思うように外出できず、「また土日が来るな」「何をして過ごそうかな」と感じることがありました。そんな時にふと、「私は子どもたちとの時間を受け身で過ごしているのかもしれない」と気づいたんです。
それからは、「私が楽しい1日をプロデュースしよう」と考えるようになりました。すると、公園へ行くことも、おうちで遊ぶことも、やっていることは同じなのに気持ちが大きく変わったんです。もちろん毎回できるわけではありませんが、「今日は何をしようかな」と考えるだけで、休日の過ごし方が以前より楽しく感じられるようになりました。

子どもが喜ぶ遊びや工夫にもアンテナを張るようになりましたね。特に参考にしているのが、幼稚園や保育園の先生方のアイデア。「そんな遊び方があったんだ!」と驚かされることも多く、いつも参考にしています。
子育てのアイデアは、子どもたちの身近な環境の中にたくさん隠れているのだと感じています。
【秘策1】苦手な予防接種での裏技
子どもたちに何かを頑張ってほしい時は、「どうしたら楽しくできるかな?」と考えるようにしています。例えば、娘が苦手な予防接種もその一つです。
そこで今回は、「頑張ったら何をしたい?」と、ご褒美を自分で決めてもらうことにしました。さらに、娘はお姉さんらしく振る舞うのが好きなので、「赤ちゃんにお手本を見せてあげてほしいな」とお願いしたんです。
すると最初は乗り気だったものの、日が近づくにつれてやっぱり不安そうに…。そんな時、娘から「ママも何か一緒に頑張ってよ」と言われました。そこで、「注射は4秒くらいで終わるから、その4秒間はママも変顔で頑張るね」と約束したんです(笑)。
ご褒美を自分で決めること、お手本役になること、ママも一緒に頑張ること。娘が前向きになれそうなことを全部詰め込んだ結果、無事に予防接種を受けることができました。
【秘策2】子どもが自ら行動してほしいときはビンゴを
わが家では子どもたちが自分から動けるように「ビンゴ」を取り入れることもあります。長期休暇中には、「顔を洗う」「歯を磨く」など、いつもの行動を書いたオリジナルビンゴを作りました。すると、「ビンゴを達成したい!」という気持ちから、自分たちでどんどん動いてくれるようになったんです。
お散歩ビンゴやお手伝いビンゴなど、その時々で内容は変わりますが、遊びの要素が入るだけで子どもたちの反応は大きく変わります。親も子どもも楽しく取り組める方法を探すことが、わが家の子育てのコツかもしれません。

失敗することも大事な経験!先回りをやめてみると…
これまでは子どもたちが困らないようにと、つい先回りしてしまうことが多くありました。以前は私がやっていた鉛筆削りも、ある時から「自分でやってみたら?」と任せるようにしたんです。
もちろん最初はうまくいきません。削りすぎて芯が折れてしまったり、学校へ行く直前になって「鉛筆がない!」と慌てたりすることもありました。
以前の私は、そんな姿を見るとすぐに手を貸してしまっていたと思います。でも今は、「失敗することも大事な経験」と考えるようになりました。実際に困った経験があるからこそ、「次は前の日に準備しておこう」「自分で確認しよう」と考えられるようになることもあります。
親としては少しハラハラしますが、子どもを信じて任せてみることも必要なのだと感じています。
【秘策3】口うるさくなってしまったときは「歌」に頼る!
とはいえ、私自身もまだまだ試行錯誤の毎日です。何度も同じことを言ったり、つい口うるさくなってしまったりすることもあります。そんな時に意識しているのが、「歌うように伝えること」です。
以前、子育ての専門家の方に教えていただいたのですが、同じ内容でも歌うように伝えると、不思議とお互いにイライラしにくくなるそうです。「早くして~♪」「準備しようね~♪」という感じで、注意や小言を言いたくなるときほど歌に頼るのがポイント! 言葉の最初はピリッとしたスタートでも、語尾の部分を歌に替えるだけで、空気が悪くなりづらいなと感じてます。
子育ては思い通りにならないことの連続です。だからこそ、親自身も頑張りすぎないことを心がけています。
家族みんなが心地よく過ごすための「伝え方」や「距離感」
性格の異なるきょうだい、それぞれ伝え方を変える
子どもたちは同じきょうだいでも、それぞれ性格がまったく違います。
長男は負けず嫌いなタイプなので、「どっちが早くできるかな?」と勝負形式にするとやる気が出ます。一方で娘は、競争よりも「一緒にやろう」「みんなで頑張ろう」という声かけの方が響くことが多いです。
同じ言葉でも、相手によって伝わり方は違います。その子に合った伝え方を考えることも、子育てでは欠かせないと感じています。

親が無理をしすぎず、時には少し離れる時間も必要
子どもたちと楽しく過ごすためには、親自身が無理をしすぎないことも必要だと思っています。
私自身、以前は「子どもとずっと一緒にいなければ」と思っていた時期もありました。でも今は、少し離れる時間も必要だと感じています。一人で買い物に行ったり、好きなことをしたり。ほんの短い時間でも自分のための時間があると、気持ちに余裕が生まれます。
親が笑顔でいることは、子どもたちにとってもよい影響につながると感じています。子どもとの時間を大切にしながらも、お互いが心地よく過ごせる距離感を見つけていけたらいいなと思っています。
取材・文/やまさきけいこ
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