【鼻水・鼻づまり】赤ちゃんが寝やすい環境のつくり方と注意点

【鼻水・鼻づまり】赤ちゃんが寝やすい環境のつくり方と注意点

子どもはよく鼻水を出しますが、特に保育園に通いはじめたばかりの子は、鼻水に悩まされることも多いのではないでしょうか。
入園当初は次々と風邪をもらってくる洗礼の時期でもあり、鼻水が止まらない日が続きます。「たかが鼻水されど鼻水」です。子どもは鼻の穴が狭いぶん、鼻づまりの影響は大人が思うより大きく、睡眠を妨げる原因になっていることも少なくありません。
今回の記事では乳幼児睡眠の専門家の立場から、寝室の環境と寝かせ方でできる鼻水対策を解説します。

寝室の湿度を上げる

空気が乾いていると、鼻の奥の粘膜も乾いて、鼻づまりがいっそう苦しくなります。
加湿器をつけていただくのが良いですが、お手持ちのものがなければ、濡れたタオルや洗濯物を寝室に干すだけでも変わってくるので試してみてください。

快適に過ごせる湿度の目安は湿度40〜60%。エアコンの暖房を使い始めると一気に乾燥するので、暖房とセットで加湿を考えておくと、乾燥を防いで風邪予防にもつながります。

お風呂上がりに一度鼻の通りをよくする

寝かしつけをスムーズにするコツは、鼻がつらい状態のまま布団に向かわせないことです。お風呂上がりは体が温まって鼻が通りやすいタイミングなので、一度お風呂上がりに鼻水吸引をしてあげるのがおすすめです。

いまは電動の据え置きタイプのものやハンディタイプの電動、手動のものなど様々な種類のものが発売されていますが、寝る前にはしっかり吸えるタイプを使い、夜中に吸う場合は音が出ない(小さい)タイプのものを使うことをおすすめします。

鼻の下は、何度も拭いたり吸ったりすると荒れてしまいやすいので、ワセリンなどで保護しておくと「痛い」「かゆい」と言って起きる原因になることの対策にもなります。

【注意】夜は「傾斜をつけず」平らで固い布団に

「鼻が詰まっているときは、頭を少し高くするとラクになる」と聞いたことがあるかもしれません。大人の体感でも、体を縦にした方が鼻の通りが良くなる感覚があるかもしれませんね。しかし、このライフハックには1つ注意点があります。それは、「寝ている間は傾斜をつけない」ことです。

親がそばでずっと見ていられるお昼寝のときであれば、背中の下にバスタオルを入れて上半身を少しだけ高くしてあげてもOKです(目を離さない前提です)。

一方、夜に親も一緒に眠るときは、特に0歳の赤ちゃんには絶対に傾斜をつけないでください。
体が柔らかい赤ちゃんは、傾斜があるとお尻のほうへ滑り落ちて姿勢が崩れたり、首がカクンと折れて気道をふさいでしまう危険があります。アメリカ小児科学会でも、平らで固い寝床を繰り返し呼びかけています。夜は「平らで固い布団」が安全のために大切なので、ぜひ覚えておいてください。

「足裏にヴェポラップ」は、お守り程度に

医学的な根拠があるわけではありませんが、昔からの言い伝えとして有名なのが「足の裏にヴェポラップを塗る」という方法です。「なぜか咳や鼻づまりが落ち着いてよく寝てくれた」という体験談は、実際によく耳にします。家にある方は、お守り代わりに試してみるのも一つです。ただし月齢によって使える種類が違うので、そこだけは必ず確認してください。

体調不良の時は「いつも通り」を求めすぎず過ごして

鼻づまりや発熱しているような体調不良の日の夜は、子どもも親も眠れず、つらいこともあると思います。
その時に「いつもはこの寝かしつけ方で寝るのだから、絶対にこれを守らねば!」と思ってしまうと、どうしてもうまくいかないことがあります。

体調不良時に少し寝かしつけのサポートが上がってしまったとしても、また回復後に一歩ずつ戻していけます。完璧を求めず、いつもより早めに寝かせる、多少抱っこが増えても気にしない、くらいの気持ちで乗り切ってくださいね。

ナビゲーター

小児スリープコンサルタント/乳幼児育児アドバイザーねんねママの画像

担当カテゴリー

子どもの健康・発達

小児スリープコンサルタント/乳幼児育児アドバイザー ねんねママ

乳幼児育児アドバイザー。小児スリープコンサルタント。0〜3歳モンテッソーリ教師。株式会社mominess代表。YouTube「ねんねママのもっとラクする子育て情報局」やInstagramなどで乳幼児の育児に関する発信を続け、2024年現在、SNSの総フォロワーは20万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『○✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』がある

&あんふぁんのおすすめ記事がLINEに届く! LINEアカウントを友だち追加!

子どもの健康・発達:新着記事