【パパコラム】「ありがとう」の対義語は「当たり前」? 家族の絆を再確認する言葉の話

【パパコラム】「ありがとう」の対義語は「当たり前」? 家族の絆を再確認する言葉の話

&あんふぁんをご覧の皆さん、こんにちは!“パパって最高!”な社会を目指す子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長の杉山です。パパ歴は22年。早くも長女が孫を生んだので40代にして新米おじいちゃんでもあります。

人生で一番役に立っている資格…それは「ほめる達人検定」!

おかげさまで次女はこの春から中学3年生に進級し、受験生というものになりました。多少は意識が変わったのでしょうか? 今まではあまり言ってこなかった「英検」とか「漢検」の話を持ち出してくるようになったのです(遅いくらいかもしれませんが)。

思い返してみれば、自分が中学3年生の時も英検を受けました。この時、合格したのが2級。高校卒業レベルということですごくほめられました。自分にとって数少ない、というかほぼこれしかない自慢です。大いにほめてください。ただ、それ以降は全然上を目指すこともなかったので、英語力はピタリと止まり、きっと今は平均以下なんじゃないかと思います。残念。

その後に取った資格といえば「煙火消費保安手帳」(花火の扱いに関する資格)のほか、「亭主関白初段」「初級バーベキューインストラクター」など、多くの人にとっては聞きなれないものばかり。その最たるものが「ほめる達人検定2級」です。これは一般社団法人日本ほめる達人協会が行っている検定の認定資格なのですが、もしかしたら実生活ではトップクラスに役に立っている資格かもしれません。

感謝する人と感謝しない人の違い

先日、その日本ほめる達人協会、通称「ほめ達」の西村理事長と数年ぶりにお話しする機会がありました。その中で印象に残ったのが「ありがとう」に関する話題。西村理事長から、「ありがとうの対義語って分かります?」と尋ねられました。

そこでふと思い出したのは、漢字を使った「命の授業」をしているお笑いコンビTIMのゴルゴ松本さんがしていた話。「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」、つまり「有る」が「難しい」=「なかなかない、貴重なこと」という意味だと言われています。これを反対の意味にすると「難しく無い」=「無難」になるという話が続きます。

「なるほど!」と思ったのですが、西村理事長に教えてもらった「ありがとう」の対義語は「当たり前」でした。

誰かにしてもらったこと、誰かに教えてもらったことに対して、「貴重なことだ」と受け止められる人は、それに感謝するといいます。反対に、どんなことをしてもらってもそれを「当たり前」と捉えてしまう人は、いちいち感謝しないのだそう。言われてみると確かにそうだと思いました。

もしも、ふと見上げた空に虹が出ていたら「ラッキー」と思いますけれど、毎日虹が出ているようだったら、いちいち「ラッキー」なんて思わないですよね。

日常の中で幸せを感じている人こそ「ありがとう」を言っている

私たちは、日々の出来事や毎日近くにいてくれる人の存在を「当たり前」に感じてしまいがちです。特に、日々の子育てや仕事、家事は大変で嫌気もさしてきてしまって、「ありがたい」なんてなかなか思えない。でも、考えてみるとそれらは「当たり前」ではないんですよね。

結婚するのも、子どもが産まれてくるのも、当たり前なことでなく貴重なこと。子育てや仕事ができることだって当たり前ではなく貴重なこと。本当は心から感謝すべきことなんだと思います。

何事も思い通りにいかないことが多いですが、その体験ができていることにも感謝しなければいけないですよね。そうとは思いつつ、僕は今日も、わが子、わが孫の謎行動に腹を立てて追いかけまわしてしまっているのですが……。まだまだ修行が足りないようです。

ちなみに「どんな人が幸せを感じる傾向にあるか?」について研究をしている、幸福学の第一人者である武蔵野大学ウェルビーイング学部の前野学部長によると、「ありがとう」をたくさん言われる人はもちろん幸せを感じていますが、その上で「ありがとう」をたくさん言う人はもっと幸せを感じているそうです。

「ありがとう」と言うだけならすぐできるし、お金もかからないので、なんてお得! 皆さん、どんどん「ありがとう」と言って幸せを感じていきましょう!

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学び・遊び・教育

兼業主夫放送作家 杉山錠士

1976年、千葉県生まれ。兼業主夫放送作家(株式会社シェおすぎ所属)。子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長。ファザーリング・ジャパン会員。アドラー心理学勇気づけ勉強会ELMリーダー。品川区内小学校の現役PTA会長。21歳と13歳という年の離れた2人の娘、1歳の孫を育てる兼業主夫放送作家として、「ちょうどいいラジオ」(FMヨコハマ)「宮﨑薫のHump Night With Me」(TOKYO FM)などFMラジオを中心に情報番組、子育て番組などの構成を担当。「日経DUAL」をはじめWEBメディアでは各種コラムや記事を執筆。地域ではPTA会長やパパ会運営を歴任。FJ内プロジェクト「秘密結社 主夫の友」では広報を担当。「日大商学部」「筑波大学」や大田区両親学級、品川区男女共同参画課などで講演を実施。著書に「新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~」(主婦の友インフォス情報社)「急に『変われ』と言われても」(共著:熊野英一 小学館クリエイティブ)

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