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夏休みの自由研究にも!「東京都京浜島グリーン水素製造所」で次世代エネルギーを学ぼう

お財布にやさしくて、ワクワクや学びも多い工場見学。工場見学マニアによる連載「子連れで楽しむ工場見学」では、親子で楽しめる魅力的な見学施設をお届けします!
「水からエネルギーがつくれるってどういうこと?」
最近、耳にする機会が増えている水素エネルギー。環境にやさしい次世代エネルギーとして注目されていますが、実は、その水素をつくる現場を見学できる場所があります。それが、東京都にある「東京都京浜島グリーン水素製造所」です。
ここでは、実際の設備を見たり、水素が発生する実験模型を観察したりと、グリーン水素について、わかりやすく学べるのが魅力です。見学は無料・予約制で、所要時間は約30分。短時間で見学できるため、夏休みの子連れのおでかけ先や自由研究のテーマ探しにもおすすめ。
今回は、そんな「京浜島グリーン水素製造所」の見学レポートをお届けします!
訪問前に知っておきたいアクセス情報
京浜島グリーン水素製造所があるのは東京都大田区の京浜島。来場者用の駐車場はないため、公共交通機関で向かう必要があります。私はJR「大森駅」からバスで向かいましたが、バスに乗り慣れていない方は、東京モノレール「昭和島」駅から徒歩約25分でアクセスすることもできます。

また、工業地帯の中にある施設のため、周辺にカフェや商業施設など時間を調整できる場所はありません(徒歩5分ほどの場所にコンビニはあります)。見学時間に合わせて、事前に行き帰りの時刻表をしっかり確認しておくと安心です。

まずは水素の基礎を学ぼう
受付場所は、こちらの水色の看板が目印です。

待機スペースには屋根がありますが、屋外のため、夏場は暑さ対策、冬場は防寒対策をしておくと安心。また、時期によっては蚊がいることもあるので、虫よけスプレーなどを持参するとよいでしょう。

見学はスライドを使った説明からスタート。「水素とは何か」「グリーン水素とは何か」「日常生活とのつながり」などを、専門知識がなくても理解できるようにわかりやすく説明してもらえます。

ちなみに、グリーン水素とは、再生可能エネルギーを使って水からつくられる環境にやさしい水素のこと。製造時にCO₂をほとんど排出しないことから、次世代エネルギーとして注目されています。

展示されている模型も分かりやすく、子どもでもイメージしやすい工夫がされています。中でも印象的だったのが、水を電気分解して水素をつくる仕組みを再現した模型です。

実際に水の電気分解が行われており、「2H₂O → 2H₂ + O₂」という化学式のとおり、水素の方が多く発生している様子を視覚的に確認できます。学校で習った理科の内容が実際に目の前で見られるのは、大人でも思わず見入ってしまいました。

グリーン水素ってどうやってできるの?
説明の後はヘルメットを着用し、いよいよ製造エリアへ向かいます。基本的にここからは、ずっと屋外での見学です。

最初に案内していただいたのは、水から水素をつくる設備です。ここでは再生可能エネルギー由来の電力を使い、水を電気分解して水素を製造しています。

水素製造施設というと巨大な工場を想像する方も多いと思いますが、実際の設備は思っていたよりもコンパクト。担当者の方によると、都市部でも設置できるよう省スペース化されているそうです。

水からつくられた水素は、そのまま使われるわけではありません。まず、水素に含まれるわずかな酸素や水分を取り除き、より純度の高い状態へと整えます。

その後は貯蔵設備へ送られ、圧縮されます。水素はそのままだと体積が大きいため、輸送効率を上げるため約200分の1まで小さくするのだとか。

900mLのペットボトルの場合、同じ圧縮率でガムシロップほどの大きさになると聞くと、その変化の大きさがよく分かります。実物を使った説明もあり、イメージしやすいのが印象的でした。

最後は出荷エリアへ。ここでは圧縮された水素の圧力や温度を確認しながら、専用容器へと充填していきます。


製造されたグリーン水素は、お台場や東京ビッグサイトに設置している燃料電池などにも活用されているそうです。(燃料電池とは、水素と酸素の化学反応で電気を作る発電機)

予約がとりやすいのも嬉しい
普段の生活ではなかなか意識することのない水素エネルギーですが、実際の現場を見ることで、環境や自分たちの暮らしについて考えるきっかけにもなります。

全体的に、小学校高学年くらいからがおすすめですが、すべてを理解できなくても大丈夫。実際の設備を見たり、話を聞いたりする中で、「水素っておもしろい!」と感じることができたら、それだけでも十分価値のある見学だと思います。

開催は、基本的に週に2日ですが、予約がとりやすいのも魅力。夏休みの自由研究や親子でのおでかけ先を探している方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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