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親子で県政を知り、子どもの「考える力」を育む。埼玉県が創刊した「こども版 彩の国だより」に込めた思い

「子どもにも、地域のことをもっと知ってほしい」「社会の出来事について、親子で話すきっかけがあればいいのに」そんな思いを持つママ・パパは多いですよね。
埼玉県では、子どもたちが県の取り組みを身近に感じ、自分なりの考えを持つきっかけづくりとして、広報紙「こども版 彩の国だより」を創刊しました。学校を通じて県内約34万人の小学生に配布され、創刊号は約39万1000部を発行。県政を伝えるだけでなく、子どもたちの声を県政に生かす仕組みも取り入れられています。
今回は、創刊の背景や紙面に込めた思いについて、担当者にお話を伺いました。

「県のことを知るきっかけ」を子どもたちへ
――「こども版 彩の国だより」は、どのような目的で創刊されたのでしょうか。
担当者:埼玉県では、子どもたちの声を県政に生かす取り組みを進めています。そのためには、まず子どもたち自身が県のことを知り、「自分ならどう思うか」を考える機会を持つことが大切だと考えています。
これまでは、県の施策を子どもたちへ直接伝える機会があまりありませんでした。県がどのような考えで仕事を進めているのかを知るきっかけになればと、「こども版 彩の国だより」を創刊しました。

マンガやイラストを取り入れて、子どもたちにもわかりやすい表現で県の取り組みを紹介し、県政を身近に感じてもらうことを目指しています。また、学校の総合学習などでも活用してもらい、子ども同士で地域や社会について話し合う機会につながることも期待しています。
子どもたちの「知りたい」が次号のテーマになる
――紙面にはアンケートも掲載されていますね。
担当者:はい。紙面の感想だけでなく、特集テーマについて子どもたちがどう感じたか、どんなことを考えたかをアンケートで募集しています。
今回の特集は、できるだけごみを出さずに資源を循環させる「サーキュラ―エコノミー」について。集まった意見は担当部署へ共有し、県の施策に生かせるものは積極的に反映していきたいと考えています。
県政を一方的に伝えるだけではなく、子どもたちが参加し、自分の意見を発信できる場にしたい。それが、この広報紙の大きな特徴です。

――冬号の企画も、子どもたちの声を反映して決めるのでしょうか。
担当者:夏号では、「次はどんなことを知りたいですか」というアンケートも実施しています。子どもたちが興味を持っているテーマの中から、将来にも関わる内容や県の取り組みを踏まえ、冬号の特集を検討していきます。子どもたちの「知りたい」という気持ちを大切にしながら、一緒に紙面をつくっていくイメージです。
メタバースでも子どもたちと交流
――紙面だけではなく、オンラインで子どもたちと交流する取り組みも始まります。
担当者:8月21日には、埼玉県の運営するメタバース(インターネット上の仮想空間)「バーチャル埼玉」でトークルームを開催します。夏号で参加者を募集し、抽選で選ばれた約10人の子どもたちが県の担当者と交流。冬号の特集についても一緒に考えていきます。
「バーチャル埼玉」は、これまでも相談や交流会などのイベントを開催しており、例えば、さまざまな事情でリアルの居場所に行きづらい子ども・若者の居場所としても活用されています。リアルだけでなく、オンラインでも子どもたちが安心して参加できる環境づくりを進めています。
親子で読むことで、会話のきっかけに
――通常版の「彩の国だより」とも連動しているそうですね。
担当者:はい。特集テーマは通常版と連動しています。通常版の紙面は新聞折り込みでお届けしており、WEB版もあります。保護者の方は、こども版に掲載されている二次元コードから、Web版の記事を読むことができます。
「こども版 彩の国だより」は年2回、家庭で過ごす時間が増える夏休みと冬休みの前に発行します。お子さんが学校から持ち帰った「こども版 彩の国だより」を、ぜひ親子で一緒に読んで、会話のきっかけにしていただきたいですね。
企画・編集/&あんふぁん編集部、取材・文/林優子



























