「ダメ」はダメ!子どもの勉強を見るときのNGワードと伸ばす言葉

「ダメ」はダメ!子どもの勉強を見るときのNGワードと伸ばす言葉

宿題をみてあげる機会も増える時期、目の前で子どもが間違った答えを書いていたら「それはダメ、違うよ!」とつい言ってしまいがち。しかしそれこそが、子どもの間違いを減らせない原因かもしれません。今回は、子どもの勉強をみるときに避けたいNGワードと、選びたい言葉をご紹介します。

子どもの勉強をみるときに留意したい「プライド」のこと

夏休みを迎えるとたいていの学校では宿題が出るため、子どもの勉強をみる機会は自然と増えます。このとき必ず気に掛けたいのが、子どものプライドです。

勉強を指導する際にプライドが傷つく言い方を選んでしまうと、やる気がなくなる・自己肯定感が下がるといった悪影響が及びます。さらに怒られないようにカンニングをする・親を信用できなくなる・家が安心できる場所ではなくなるといった、より大きな問題を引き起こす可能性もあり注意が必要です。

以下では、勉強をみるとき避けたいNGワードと一緒に、子どものプライドを傷つけずに勉強をみるための言い換え方をご紹介するので参考にしてください。

「それダメだよ」→「いいところまでいったね!」

子どもの解答や計算の間違いを見つけたら、つい「それダメだよ!」と言ってしまうかもしれませんね。もちろん大人は「答えが間違えているよ!」と言っているだけです。しかし子どもは「考え方そのものを否定された」「自分の能力がダメだと言われている」と感じ取ってしまうことがあります。

結果として子どもが自信を失うため、「どうせ自分にはできない」という自己否定や、勉強への意欲低下につながりかねません。まずは「いいところまでいったね!」というフレーズで、努力をしたことそのものや、考えた過程を認めてあげると効果的です。そのうえで、「あと一歩だから、一緒に見てみようか」と声をかけると、子どもは安心して間違いを受け止めることができます。

「こんなのも分からないの?」→「一緒に考えようか」

子どもの勉強が進まないとき「こんなのも分からないの?」と声を掛けてしまうと、子どもには「分からないことは、恥ずかしい」「こんな簡単なこともできない人間には価値がない」というメッセージとして伝わってしまうことがあります。その結果、分からないことがあっても「分からない」と言えずに成績が下がる、「間違えたくない」という気持ちから新しい挑戦を恐れるようになる、といったケースもよくみられるのです。

子どもの解いている問題が簡単に見えるのは、親が大人だからかもしれません。子どもにとってはまだ難しいということを忘れずに、寄り添った対応をしてあげることが大切です。

子どもが迷っている様子を見たら、「一緒に考えよう」「どこで迷ったのか教えてくれる?」と声を掛けてみましょう。分からないことを責めず、安心して質問できる環境をつくることで、前向きな気持ちで勉強に取り組めるようになるでしょう。

「○○ちゃん(くん)はもう終わってるよ!」→「自分のペースでいいからね」

励ましているつもりで友達やきょうだい児と比べる人もいますが、子どもに「あなたは、○○ちゃん(くん)と比べて劣っている」というニュアンスで受け取られることがよくあります。周囲と比べられることを気にする子どもは多く、こうした比較は自信ややる気を失うきっかけになりやすいのです。

また「まだ終わっていない」という指摘を繰り返すと、「早く終わらせること」が目的化するため、内容を理解するよりも答えを書くことを重視するようになってしまうケースもあるでしょう。

誰かが自分よりも早いからといって、「じゃあ自分も」とはならないものです。学習内容を、落ち着いてしっかり理解するためにも、「自分のペースでいいからね」「分からないところは一緒に考えよう」と声を掛けてみてください。

もし学習の速度が気になるなら、子ども自身のスピード感を気に掛け、早くできたときにほめる方法が効果的です。「昨日よりも、終わるのが早かったね」といったように、自分自身の速度と比較し「良くなった」と指摘されることで、よりやる気を高めることができます。

子どもの自信を育てる声掛けを心がけて

子どもは、大人からかけられる言葉を通して自分自身を見つめ、理解しています。勉強を教えるとき、つい否定的な言葉が出てしまうこともありますが、その積み重ねは子どもの自信や意欲の低下につながる可能性もあるため注意したいですね。

一方で「頑張ったね」「一緒に考えようね」といった前向きな声掛けは子どもに安心感を与え、投げ出さない姿勢や、「また挑戦してみよう」という気持ちを育てられます。

特に夏休みなど長期の休みは、子どもの勉強に親が向き合う機会が多くなる時期です。ぜひ結果だけではなく、努力や過程にも目を向けながら、子どもの自信や前向きな姿勢を育てる声掛けをしてみてください。

ライター

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心理カウンセラー、占い師 あん茉莉安

ふたりの女子の母。専門はスピリチュアルと発達心理学。得意分野は幼児教育、習い事、小学校お受験、中学受験など。趣味は歌とバイオリン。教員免許、図書館司書、学校図書館司書の資格をもっています。占いやパワーストーンを通してさまざまな癒しを皆さまへお届けしています。

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