悩める友達に「的確なアドバイス」より必要なこと、しばぴーが教えます

悩める友達に「的確なアドバイス」より必要なこと、しばぴーが教えます

芸人300組にネタを提供してきた作家「芝山大補」さんこと「しばぴー」が、お笑い芸人が使っているコミュニケーションの技術を伝授し、お子さんや保護者のコミュニケーションの悩みに答える『教えてしばぴー!人生が楽しくなる「コミュ力」レッスン』。今回のお悩みは…?

case. 今回のお悩み

「友達の悩みの聞き方(寄り添い方)を教えてください」

質問ありがとうございます。お友達が悩んでいるときって、力になってあげたいって思いますよね。僕も仕事柄、悩みを聞くことが多いのでどうすれば寄り添えるのかをよく考えます。今回はそんな僕が心掛けている「悩みの聞き方」を紹介しましょう。

お悩みを聞くコツ、教えます!

寄り添い方のコツ1.相手が話したくなる雰囲気をつくる

まず一つ目ですが、「相手に話させる意識を持つ」です。悩みを聞く時は、すぐに解決策やアドバイスを言いたくなりがちですが、そこは唇をかみしめて我慢しましょう(僕はしゃべりたがりなのでお口をボンドで止めます)。

それよりも、まずは相手の悩みを聞いてあげること。具体的には、相手の悩みに「うんうん」や「そうだね」とあいづちをうったり、共感したりしながら悩みをすべて話してもらう。なぜなら、悩みを抱えている人はその問題を考えすぎていて頭がこんがらがっているからです。例えるなら、複雑に絡み合った電源コードのような状態。ですから、一度絡み合っている電源コードを丁寧にほどいてあげる必要があります。

そのためにはとにかく悩みを話してもらうこと。悩みを話していると客観的に自分のことが見えたり、気持ちが落ち着いてきたりします。中には話している途中に自分で解決しちゃう人もいるほどです。それぐらい「悩みを話させること」はとても効果的なんです。たまに悩みを聞いていると、相手が言葉に詰まってしまうこともあります。そういった場合にも急かさずに「焦らなくてもいいよ」や「ゆっくりでいいから大丈夫」と待ちの姿勢で聞いてあげましょう。

それでも話すのが難しそうなら、「なぜその悩みがイヤだと思ったの?」「これからその悩みをどうしたいのか?」などの自分の考えを話せそうな質問をしてあげてください。それで「自分が今どう思っているのか」が整理されるはずです。こんなふうに、悩みを聞く時にはアドバイスしたくなる気持ちを抑えて、まずは相手に話させる意識を持ちましょう。

寄り添い方のコツ2.悩みを打ち明けやすい表情や声のトーン

続いて、二つ目は「相手に合わせた表情や声のトーン」にすることです。「え?そんなこと?」と意外に思った人もいるはず。しかし僕から言わせるとこれが肝と言っても過言ではありません。

たとえば、あなたがつらそうに悩みを打ち明けた時にヘラヘラ話を聞かれていたら腹が立つと思います。反対に、自分と同じようにつらそうな顔をしてくれていたらその人に対して信頼感が生まれるはずです。聞き手側に信頼がなければ悩みを打ち明けることはありません。なので、表情や声のトーンなどは相手に合わせるべきです。

相手が真剣な表情だったら、同じように真剣な表情で聞く。

相手が悲しそうな表情だったら、同じように悲しそうな表情で聞く。

相手の声のトーンが暗ければ、同じように声のトーンを暗めに話す。

このように表情と声のトーンも相手に寄り添うことです。そうすれば相手は安心してあなたに全てを話してくれるでしょう。

寄り添い方のコツ3.相手に気を使わせない一言

最後は「気を使わせない冗談で締める」ということです。悩みを聞いてもらった後に、「ごめんね。話を聞いてもらっちゃって」と申し訳なさそうにする人は多いです。そんなときは気を使わせないように軽い冗談を言って和ませましょう。

こちらをご覧ください。

■例

A「本当にごめんね。悩みを聞いてもらっちゃって〜」

B「全然いいよ〜!その代わり私の良いウワサ流してね!!」

A「(笑)」

こんなふうにいいウワサを流すお願いをしてみてください。すると、相手の申し訳ないという気持ちも吹き飛ぶはずです。またそこから空気がガラッと変わって明るい話もしやすくなります。悩みに対して何ができるのかも大事ですが、一緒に笑い合ったり、一緒においしいものを食べたり、一緒にどこかへ出かけたりするだけでも悩みが解決することもあったりするんですよね。

もし悩みを聞いても気持ちが晴れなかった場合は、こうした気分転換をしてあげることも視野に入れてほしいですね。友達が悩んでいるときは、今回教えたことを参考にしてくださいね。

適度な冗談をはさむことで、相手の心が軽くなる!

今回のまとめ

では、今回のまとめっ!

【悩みを聞くときのポイント】

  • 相手に話させる意識を持つ
  • 相手に表情や声のトーンを合わせる
  • 相手に気を使わせないように、謝ってきたら冗談を言ってみる

【TikTok】こちらの動画も参考にしてみてね!

さて、夏が近づいてきました。
今年は風鈴でも買って気持ちから涼しくしていきます。
余談ですが、風鈴は昔は魔除けとしても使われていたんですよ。
みなさんも、ぜひ風鈴をご検討くださいね。

では! また来月お会いしましょう!

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学び・遊び・教育

ネタ作家 芝山大補

お笑い芸人300組以上のネタ作家を務める人気お笑い講師。2007年NSC大阪校入学。2009年・2011年にはキングオブコント準決勝進出。ネタ作家に転身後は、賞レースのファイナリスト、セミファイナリストなどのネタ制作に携わる。
「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という思いから、お笑いの技術を言語化。2022年には「おもしろい話し方 芸人だけが知っているウケる会話の法則」(ダイヤモンド社)を出版し、2024年2月には7万部を達成。現在は大学や企業の講演でも活躍中。その他の著書に「お笑い芸人が教える みんなを笑顔にしちゃう話し方」(えほんの杜)がある。

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