【パパコラム】見えない時間を想像してみよう! 家族を思いやるための心のスイッチ

&あんふぁんをご覧の皆さん、こんにちは!“パパって最高!”な社会を目指す子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長の杉山錠士です。パパ歴は22年。早くも長女が孫を生んだので40代にして新米おじいちゃんでもあります。
恋人として付き合っているのと、同棲しているのと、結婚するのでは何が違うのか? 若いころは漠然としていた疑問が、自分なりに整理されてきたような気がします。もちろん、結婚をしているかどうかは、自分たちだけでなく家族までも関係してくるということがありますが、よく言うのが「家族」という感覚を持つかどうかもひとつでしょう。
そんな中で、もう少し具体的な変化に気づいたのです。
一緒にいる時間のほうが短いからこそ、頭の中に浮かぶもの
まだLINEやSNSがなかった時代だったかもしれませんが、かつて恋人だったときの妻に連絡をするとき、または連絡をもらうとき。最初の一言は「何してた?」が圧倒的に多かったような気がします。
僕はずっと不規則な仕事をしているので、妻からすると、「そもそも電話して大丈夫だったか?」という確認だったかもしれません。ただ、少なくとも連絡をする前にいったん、一緒にいない僕が何をしているかを想像してくれていただろうと思います。僕のほうももちろん同じ。たとえ、夜で家にいるであろう時間でも「もしかしたら友達と遊びに行っているかもしれない」などと想像していたと思います。たぶん。
普通に付き合っているときは、一緒にいる時間のほうが圧倒的に短いと思います。だからこそ、相手が何をしているか知らない時間の方が多くなります。電話したり、直接会ったりする時間は貴重なので大事にするし、一緒にいない時間のことを想像して、それを踏まえて会う時間をよりよい時間にしようと努力したと思います。
その後、同棲するようになってからは、割と一緒にいる時間が長くなりました。それでも相手が仕事に行っているときのことは結構考えていたように思います。仕事先から家に向かうまでの間「今日は忙しかったかな? 疲れているかな? お昼何食べたかな?」などということを。
見えない時間の相手を思うことが、家族時間の充実につながる
結婚してからのことを振り返ると、一緒にいない時間のことを考えることはめっきり減ったように感じます。それよりも一緒にいる時間の相手の態度や言動、行動ばかり見ているような気がします。例えば、家のことをしている側から見て、仕事から帰ってきた相手に対して「なんで、家に帰ってきたらすぐにゴロゴロするんだろう? やることはいっぱいあるのに」と感じてしまうこともあったりしますよね。
考えてみれば、外でいっぱい働いて疲れているのかもしれないし、人間関係で大変だったのかもしれません。かつてはそれを想像してねぎらっていたのですが、暮らしをともにすると、それよりも追われている家事育児に意識が向いてしまい、こっちはそれをやっているのに、相手がやらないことに腹が立ってしょうがなかったりするわけです。
結婚して子どもが生まれると、関係性は変わります。それまで互いに向かい合っている関係だったのが、同じ方向を見て進むチームメイトに近くなると思います。チームスポーツをしているときに、自分が精いっぱいやっているのにチームメイトがさぼっているように見えると腹が立つのと同じような感覚なのかもしれません。
それは子どもに対しても同じだと思います。保育園に入りたてのときは、日々保育園でうまくやっているかを案じたものですが、だんだんとそれを考える時間は減って、帰り道でぐずっているわが子にイライラしてしまうこともしばしば……。
わざわざ相手のことを考えないのは、信頼しているからといえば、そうなのかもしれませんが、一緒にいるときだけがその人の人生ではありません。互いに一緒にいない時間を想像し、気遣えるような家族でいたいなあと改めて思いました。
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学び・遊び・教育
兼業主夫放送作家 杉山錠士
1976年、千葉県生まれ。兼業主夫放送作家(株式会社シェおすぎ所属)。子育てポータルサイト「パパしるべ」編集長。ファザーリング・ジャパン会員。アドラー心理学勇気づけ勉強会ELMリーダー。品川区内小学校の現役PTA会長。22歳と14歳という年の離れた2人の娘を持ち、1歳の孫を育てる兼業主夫放送作家として、「ちょうどいいラジオ」(FMヨコハマ)「宮﨑薫のHump Night With Me」(TOKYO FM)などFMラジオを中心に情報番組、子育て番組などの構成を担当。「日経DUAL」をはじめWEBメディアでは各種コラムや記事を執筆。地域ではPTA会長やパパ会運営を歴任。FJ内プロジェクト「秘密結社 主夫の友」では広報を担当。「日大商学部」「筑波大学」や大田区両親学級、品川区男女共同参画課などで講演を実施。著書に「新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~」(主婦の友インフォス情報社)「急に『変われ』と言われても」(共著:熊野英一 小学館クリエイティブ)



























