夏休みの宿題、全部終わってる?やる気を引き出す親の声かけ

夏休みラストです!
「宿題をやりたくない」と子どもに言われ、どのように声を掛ければよいのか悩むことはありませんか。宿題を嫌がる背景には、本人もうまく説明できない理由が隠れている場合があります。
今回は、夏休み終盤から夏休み明けに宿題や勉強に対する意欲が低下しやすい理由と、子どものやる気を引き出す声掛けを紹介します。
夏休み終盤~夏休み明けは宿題や勉強への意欲が低下しやすい
夏休み終盤に宿題が残っている場合、残っている宿題の量を意識して、子どもが焦りやプレッシャーを感じやすい時期です。どこから手をつければ良いのか分からず、ますます取りかかりにくくなる側面もあります。
また早めに宿題を終わらせていた場合、かえって夏休みが明けてから勉強を嫌がることもあるでしょう。休み中の生活から学校生活へと気持ちを切り替えるためには思ったよりエネルギーが必要です。そこへ新しい宿題が加わることで、「勉強したくない」「宿題をやりたくない」という気持ちを引き起こしてしまう可能性があります。
夏休みが終わるこの時期だからこそ、宿題を嫌がる様子が見られても、単にやる気がないと決めつけるのは禁物です。まずは子どもの様子をよく見ながら、宿題や勉強に気持ちが向かない理由を探ってみましょう。
子どもが宿題や勉強を嫌がる3つの理由
子どもが宿題や勉強を嫌がる背景には、さまざまな理由が隠れています。「やる気がない」「怠けている」と決めつけてしまうと、子どもが抱えている困りごとを見逃してしまうかもしれません。適切にサポートするためにも、まずは勉強や宿題を避ける主な理由を確認していきましょう。
遊びたい・疲れたなど勉強に気持ちが向かない
勉強よりも気になっている遊びがあれば、子どもが宿題を嫌がり遊びたがるのは当然のことともいえます。また夏休み終盤や夏休み明けの場合、「遊びたい」よりも「疲れた」という感覚が勉強の妨げになることが多いでしょう。
夏休み中は暑さに加え、たくさん遊んだり、旅行をしたりして、意外に体力を消耗しています。夏休みの終盤は子ども自身も自覚のないまま、すでに疲れていることがよくあるのです。夏休み明けには学校生活が再開し、授業や集団生活の疲れがさらに上乗せされます。どうしても心身ともに疲れやすい時期といえるでしょう。
疲れていると集中力が続かず、普段ならできる問題にも時間がかかることがあります。このような状態で宿題や勉強を促されると、子どもはますます負担に感じて動きが鈍くなってしまうのです。
まずは子どもの表情や様子を確認し、前向きに休憩を取らせましょう。「少し休んだら始めよう」「何時からやる?」といった声掛けから、子どもが自主的に勉強を開始する時間を決めるのが理想です。自分で決めると、遊びや休憩から宿題へと気持ちを切り替えやすくなります。
叱られた経験から宿題を嫌なものだと感じている
過去に宿題をめぐって叱られたり、何度も急かされたりした経験から、子どもが宿題そのものを嫌なものだと感じている場合があります。「宿題をすると怒られる」「間違えると責められる」といった印象が残っていると、宿題を見るだけで気持ちが重くなり、取りかかることを避けてしまうかもしれません。
親は宿題を正しく進めてほしいだけであっても、子どもは「また叱られるかもしれない」と感じ、宿題そのものを無意識に警戒してしまいます。夏休みに叱りながら宿題をやらせた、というようなことがあれば、夏休み明けに宿題へ取りかかりにくくなる原因の一つになっているかもしれません。
このような場合、できていない部分を責めるのではなく、宿題を始めたことや一問でも解けたことを認める声掛けが大切です。宿題のできばえや正答率からいったん離れ、「1つだけ、やってみようか」「宿題に取りかかれたね!」と声を掛けてみてください。
安心して取り組める経験を少しずつ重ねることで、宿題に対する嫌な印象を和らげていきましょう。
内容が分からない・難しいと感じている
宿題の内容が分からなかったり、自分には難しいと感じたりしていることも、子どもが宿題を嫌がる理由の1つです。特に夏休み明けは、長い休みの間に学習した内容を忘れ、新しく出された宿題を難しく感じることがあります。
また、子ども自身では漠然と「難しい、嫌だ」と感じているだけで、自分が学習につまずいていることに気づいていないケースもあります。他に「分からない」と言うこと自体が恥ずかしく親に言えないこともあり、最終的に「やりたくない」「めんどくさい」という言葉で宿題を避けようとすることがあります。
宿題を避けていると感じたら、「どうしてできないの?」と責めるのではなく、まずは「最初の問題、一緒に見てみようか」と声を掛けてみてください。子どもが学習内容を理解していないことが分かっても、責めずにゆっくりと教えることが大切です。親子で解決できない場合、学校の先生に相談しても良いでしょう。
宿題を嫌がる理由を知り、子どもに合った声掛けを
夏休み終盤から夏休み明けは、生活リズムや環境の変化によって、子どもが宿題や勉強を負担に感じやすい時期です。特に体力的な面では、大人も疲れを感じることが多い時期ではないでしょうか。子どもは大人に比べて体力がないにもかかわらず、夏休み中は全力で遊んでいることも多いもの。大人が思うより余力がないこともあります。
宿題を嫌がっていても、単にやる気がないと決めつけず、まずは子どもの様子をよく見て、気持ちに寄り添うことが大切です。宿題への向き合い方や必要なサポートは、子どもの状態によって異なります。すぐに取り組ませようと焦るのではなく、子どもが安心できる声掛けを心掛けながら、自分から一歩を踏み出せるように見守っていきましょう。


























