親子で準備しよう! 新しい環境での自己紹介、成功の秘訣は「分かりやすさ」と「ゆるさ」

芸人300組にネタを提供してきた作家「芝山大補」さんこと「しばぴー」が、お笑い芸人が使っているコミュニケーションの技術を伝授し、お子さんや保護者のコミュニケーションの悩みに答える『教えてしばぴー!人生が楽しくなる「コミュ力」レッスン』。今回のお悩みは…?
case. 今回のお悩み
「新しい習い事を始めたのですが、そこで出会った友達と仲良くなれるいい自己PRの方法はありますか?」
質問ありがとうございます。習い事に限らず、新年度の新しいクラスなどでも自己紹介をするタイミングは人生でたくさんあるはずです。そこで、今回は人の心をつかむ自己紹介のコツを、2つ教えたいと思います。
コツを話す前に一度、自己紹介は「どんな目的でやるものなのか」を解説しましょう。自己紹介の目的は、自分を知ってもらったり覚えてもらったりすること。これが簡単のようで意外に難しい。なぜなら、大抵の自己紹介は大勢で行うものだからです。大勢の中で自分の情報を覚えてもらうのは至難の業と言えるでしょう。
しかし、仮に自己紹介で覚えてもらえれば「後であの人に話しかけよう」なんて思ってもらえます。反対に「あの人、誰だっけ?」と忘れられてしまうと「覚えていないのは悪いし……」と話しかけるのを後回しにされるかもしれません。
したがって、「知ってもらうこと。覚えてもらうこと」が自己紹介の目的だと思ってください。では目的がはっきりしたところで、一つ目のコツに参りましょう。

自己紹介のコツ1.情報を引き算して、「知ってほしいこと」を厳選!
一つ目のコツは「情報の引き算をすること」です。自己紹介で失敗する多くのケースは「情報を与えすぎている」場合が多いです。
例えば「芝山大補って言います。仕事はネタ作家で昔はゲーム会社に勤めていたこともありました。スポーツはサッカーとテニスを部活でやっていたことがあります。あと少年時代には野球も習っていました。食べ物はデザートが好きでクレープやチョコ、フルーツならいちごや桃が大好物です。最近はハマっている漫画は……」
こんな自己紹介をされたらどうでしょうか? 頭がこんがらがっちゃいませんか? 人間は一度にたくさんの情報を与えられたら何も覚えられなくなるのです。
ではこれならどうでしょうか。
「芝山大補って言います。ネタ作家という職業をしています。変わった職業だと言われます。気になる方は気軽に話しかけてください」
これだと「ネタ作家の人」という情報が一つなので覚えやすいですよね。つまり、情報を与えすぎてはダメ! そして押したいポイントを1つに絞ること。そうすると覚えてもらいやすくなるんです。しかし、情報の選び方も慎重にならないといけません。例えば、「サッカーが好きです」だけだとインパクトがないし、ほかの人ともかぶってしまうことがあります。
そのため、情報が同じにならないようにカブらない工夫が必要です。例えば、サッカーが好きなら「どんな選手が好きなのか?」まで深掘りして伝えるとカブらなくなります。ほかにも「どのポジションを担っているのか?」「どんなチームを応援しているのか?」などなど、深掘りをして伝えましょう。
そのほかのインパクトの出し方として、「嫌いなものを言うこと」も効果的です。なぜなら、自己紹介は好きなことを言う人が多いからです。だから嫌いなことを言うことでインパクトを与えることができるわけですね。
■例
「僕はおばけ屋敷が大嫌いです。ビビリなのでおどろかさないようにしてください」
情報を引き算した後は、しっかりとインパクトを作りましょう。
自己紹介のコツ2.あえて「どうでもいい情報」を言うことで、ゆる〜っと和やかな雰囲気に
二つ目のコツは「どうでもいい情報で締める」です。自己紹介というのは「好きなこと」や「得意なこと」など、自分のアピールしたい情報ばかりになりがちです。これを逆手に取り、アピールにも何にもなっていない情報をあえて言うことで、空気が緩んでウケやすくなったりします。
ではこちらをご覧ください。
■普通
「芝山大補って言います。ネタ作家という職業をしています。変わった職業だと言われます。気になる方は気軽に話しかけてください」
■どうでもいい情報あり
「芝山大補って言います。ネタ作家という職業をしています。変わった職業だと言われます。僕、背中の中心にほくろがあるんですけど、それがすごく大きいので見たい人は言ってください」
このように、どうでもいい情報を言うと「なにその情報(笑)」と笑いが起きることがあります。ほかにも、参考用のどうでもいい情報を書いておきます。
◾️どうでもいい情報
- 僕は寄り目ができるので見たい人は言ってください
- 私はチョコボールが大好きでいつも携帯しています。食べたい人は気軽に言ってください
- 落ち込んだ時は気分転換にいつもイルカの動画を見ます。みなさんも落ち込んだときはイルカの動画を見てみてください
こんな感じで自分のどうでもいい情報を考えてみましょう。この方法がおすすめな理由は「笑いを取ってやるぞ」といった感じで肩をブン回してる感がないところです。ただ情報を伝えているみたいな感じなので反応がなくとも空気を壊すことなくさらっと終われます。自己紹介はどうでもいい情報で締めてみましょう。
自己紹介のコツ、いかがだったでしょうか。目から鱗の情報ばかりで辺りが鱗だらけになっているんじゃないですか〜? きちんと鱗の掃除してくださいね。自己紹介はお子さんだけではなく親御さんもする場面は多いと思います。ですので、この機会に今回のコツを踏まえた自己紹介をお子さんと一緒に作ってみてください。
自己紹介の仕方は一度作ると一生使えますから。みなさん! 頑張って!

今回のまとめ
では、今回のまとめっ!
【自己紹介のコツ】
- 情報を引き算する
- 情報にインパクトを作る
- どうでもいい情報で締める
【TikTok】こちらの動画も参考にしてみてね!
いよいよ夏が終わります。いい思い出できましたか?
僕のこの夏の一番の思い出は、家の中にセミが入ってきたこと。
40歳の男が泣きそうになりながらセミと格闘をする姿はあまりにも滑稽すぎました。
みなさんの思い出が、こんな思い出ではないことを願っております。
では!また来月お会いしましょう!
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