2人目妊活の壁を越える! 夫婦の絆を深める「伝え方」のヒント

2人目妊活の壁を越える! 夫婦の絆を深める「伝え方」のヒント

助産師として多くの親子と関わりながら、プライベートでは12人の子どもを出産したHISAKOさんが『がんばらんでええ!』『テキトーでええ!』を合言葉に、キレイゴト抜きの方法論でみなさんの心を軽くするコラムをお届けします。

2人目を考えるベストタイミングって?

「&あんふぁん」読者のみなさま、こんにちは。助産師のHISAKOです。「そろそろ2人目」と考え始めたとき、頭をよぎるのは、上の子との兼ね合い、今の忙しさ、そして「夫にどう切り出そう?」という悩みではないでしょうか。妊活の持ちかけ方に「これさえやれば絶対うまくいく」という正解はありませんが、今日は私自身がどう乗り越えてきたか、その一例をお話ししますね。

どのタイミングで、どんな準備を整えて2人目妊活を考えるとよいのでしょう。私はどの時期も常にドタバタで、必死にやりくりしていました。でも、子どもが1人増えるたび、不思議と生活のほうが新しい家族に合わせて形が変わっていくんです。完璧な状況を待つのではなく、「今、欲しい!」と思ったその直感こそが、家族のベストタイミングだと気づきました。

しかし、いざ妊活となると「夫に、今はまだ早いと言われそう」「妻はもう1人育てる余裕なんてないはず」と、相手の気持ちを勝手に先読みして核心から逃げている夫婦の話をよく耳にします。痛感するのは、「夫婦といえども、言わなきゃ伝わらない」という事実。あなたが決めつけてしまっている相手の答えは、あくまで想像にすぎません。夫婦のコミュニケーションにおいて、一番の敵は沈黙です。勇気を出して口に出してみれば「意外と前向きだった!」「今、そんな不安を抱えていたんだね」とお互いの気持ちに気づくことができ、話がとんとん拍子に進むケースは本当に多いんです。

夫婦の絆を深めるために大切な「妊活コミュニケーション」

では、具体的に夫にどう切り出すか。「上の子のために」「将来を考えて」など、それっぽい理由を並べて説得したくなりますよね。しかしそういったアプローチだと、夫は「2人目を作るための材料」を要求されているような気分になってしまう恐れがあります。だから私は、「2人目が欲しい」ではなく、あくまで「あなたとの子」を強く望んでいるということを主軸にして伝えました。「大好きなあなたとの子どもがもう1人欲しい。あなたのDNAをもっとこの世に残したい!」と。

もちろん、話し合いの中で意見が食い違うこともあります。夫が不安なら「どんな条件がクリアになればワクワクできる?」と聞き、妻が不安なら「負担を減らす体制を2人で考えよう」と提案します。これが、夫婦の絆を深める妊活コミュニケーションです。

一方で、妊活温度差に悩む方も少なくありません。相手を追い詰めたり、コントロールしたりするような、妊活DVに近い状況に苦しむ声も聞くことがあります。妊活はパートナーと2人で行うものですが、身体的な負担を伴うママ自身の心と体が何よりも優先されるべきです。何か悩みなどあった際には、各自治体の保健センターや配偶者暴力相談支援センターなど、迷わず外部の助けを借りてくださいね。

「どんな状況でも、私たちなら大丈夫」と思える信頼関係を育んで

完璧な状況を待つよりも、「どんな状況でも、私たちなら大丈夫!」と思える信頼関係を育むこと。それが、何人子どもを育てるかよりも、家族を幸せにする秘訣です。あなたがもし、パートナーとしっかり話せていなかったなら、今がそのスタート地点です。「今の幸せをもっと大きくしたいから、これからの人生、どんな家族にしていきたいか話そうよ」と勇気を出して持ちかけてみましょう。「2人目」という新しいプロジェクトをきっかけに、夫婦の未来図を改めて設計し直せたらステキですよね。こうして向き合えた夫婦は、2人目が生まれる・生まれないにかかわらず、どんなトラブルも解決できる強固なチームになれますよ!

夫婦でステキなチームをつくっていってくださいね!

ナビゲーター

助産師HISAKOの画像

担当カテゴリー

子育て支援

助産師 HISAKO

1974年生まれ。看護師・助産師資格取得後、総合病院、産婦人科クリニック勤務を経て2006年大阪市阿倍野に「助産院ばぶばぶ」開設。同院での母乳育児支援・育児相談を中心に、大阪市育児支援訪問・妊婦教室を15年にわたり担当。政府や自治体依頼による講演活動や、日本全国の幼小中高校、大学、各発達段階に合わせた教育現場における出張授業「いのちの授業(性教育授業)」を展開。プライベートでは1998年から2020年の間に12児を出産。2020年沖縄県うるま市に移住、助産院移転。YouTube登録者数約61万人『【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル』を配信中。

&あんふぁんのおすすめ記事がLINEに届く! LINEアカウントを友だち追加!

子育て支援:新着記事

電子書籍

親子の保育園生活を応援する情報誌