子どものペースでOK!親子で楽しむわくわくトイレトレーニングを紹介
トイレトレーニングというと、「大変そう」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、工夫次第で大人も子どもも楽しく取り組むことができます。ストレスなく、親子で成長を感じながら進めていくコツを教えていただきました。
※この記事は小学館「ベビーブック2026年6・7月号」の内容を掲載しています

今は寛容な時代、焦らずその子なりのペースを大切に
布おむつが主流だった時代は、おむつはなるべく早く外したほうがいいという風潮がありました。また、少し前までは、幼稚園入園前までにおむつを外しておくようにと指導する園も多くありました。しかし現在は、紙おむつの普及や時代の変化によって、おむつを外すことへのプレッシャーは大きく軽減されています。
おむつが外れるタイミングは、子ども一人ひとり違います。「もう〇歳だからやらなければ」と焦る必要はありません。「いつかは必ず外れるから大丈夫」と、おおらかに構えてOKなのです。
一度も失敗しない子はいない 失敗するから成長できる!
親がストレスを感じる原因の一つに、「失敗をしてほしくない」という思いがあります。パンツのときに漏らしてしまうと、掃除や洗濯が大変でイライラしてしまうかもしれません。しかし、一度も失敗しないでおむつが外れる子はいません。
むしろ、漏らしたことによって「パンツのときにおしっこをすると、服が濡れて気持ちが悪い」と体験を通して学習します。失敗がきっかけで、人は成長するのです。「失敗できた!」と喜べるようになることが、トイレトレーニングをストレスゼロにする秘訣です。
トイレトレーニングを楽しむための3つの流儀
トイレトレーニングはお子さんの成長につながるイベントの一つです。
その成長を親子で楽しむための大切な心得を3つ伝授します。
【流儀1】「○歳までに必ず外す」と思わないこと
育児書やSNS、親世代や先輩ママの話から、おむつ外れの年齢の目安が耳に入ることもあるでしょう。しかし、「何歳までに外すべき」という決まりはありません。おうちの人が焦らなければ、子どもは気にしていないのです。
【流儀2】周りの子と比べないこと
同じ年くらいの子がもうパンツをはいていると焦るかもしれませんが、他の子の成長は気にしないこと! 保育園で他の子がトイレに行くのを見て影響を受けることはありますが、基本的には「よそはよそ、うちはうち」でいいのです。
【流儀3】失敗を喜べる環境を整えること
トイレトレーニング中は、失敗しても気にならない環境づくりが大切です。じゅうたんや畳の部屋には防水シートを敷くなど対策をしておけば、片付けが簡単になります。失敗を歓迎できる環境を整えましょう。

トイレトレーニング 3つのチャンス
トイレトレーニングっていつ始めたらいいの?という方に向けて、始める目安となる3つのチャンスについて解説します。
【チャンス1】トイレに親しむ
おうちの人のトイレの様子に興味を持ったら誘ってみよう
おむつで過ごしている乳幼児は、トイレの存在を知りません。しかしあるとき、おうちの人がトイレに行く様子を見て、「ここはなんだろう?」と興味を持つことがあります。そのタイミングで、「一緒にトイレ行く?」と誘ってみましょう。
また、トイレへの興味ではなく、7、8か月ごろから見られる「後追い」によってトイレまでついてくることがあるかもしれません。その場合も「ここがトイレだよ。入ってみる?」と声をかけて一緒に入るといいでしょう。

【チャンス2】トイレに座ってみる
寝起きや遊んだあとのタイミングでトイレに座ってみよう
トイレに興味を持ち始めたら、「座ってみようか?」と声をかけ、おむつを外して座らせてみましょう。おしっこは出なくてもOK。この時点では、まだ「自分でおしっこを出す」という感覚はわかっていません。
寝起きや遊んだあとなど、おむつが濡れていなさそうなタイミングでトイレに座ると、意図せずおしっこが出る場合もあります。そんなときは「出たね、よかったね!」と一緒に喜び、「トイレでするのは気持ちがいい」という感覚を共有しましょう。

【チャンス3】一緒にパンツを買いにいく
お気に入りのパンツを自分で選ぼう
次のステップへと進むための準備として、布パンツを用意しましょう。このとき重要なのは、お子さんと一緒に買いにいき、お子さん自身に自分ではくパンツを選んでもらうことです。
たくさんのパンツが陳列されているのを見ながら「素敵なお兄さん・お姉さんパンツがたくさんあるね!」「どれがいい?」と声をかけ、お子さんの選択を尊重しましょう。自分で選んだお気に入りのパンツなら、楽しくトイレトレーニングを進めることができます。

完了までの2ステップ
「トイレに座ったらおしっこが出た」という成功を何度か体験したら、完了に向けた次のステップへと進んでみましょう。
【ステップ1】日中はパンツで過ごす
失敗してもOKな環境を整えて家ではパンツで過ごそう

日中、自宅ではパンツで過ごし、2時間おきぐらいを目安にトイレに誘って「溜めて出す」という感覚を習得していきましょう。
漏らすこともあるので、失敗してもOKな環境を整えて。失敗が多いようなら紙おむつに戻しても構いません。
【ステップ2】自分から言えるようになったら完了
進んだり戻ったりを繰り返しながら完了へ

おうちの人が声をかけなくても、自分から「おしっこ出る!」と言えるようになったら、トイレトレーニングは完了です。ただし、成功してもまた漏らしてしまうこともあるので、失敗しても責めないこと。進んだり戻ったりしますが、いつかできるようになります。
トイレトレーニングお役立ちグッズの選び方
トイトレのための必需品からトイレトレーニングを楽しく進めるための便利グッズまで、おすすめアイテムを紹介します。
補助便座、ステップ

子どもが安心してトイレに座れるように、補助便座を必ず用意しましょう。お子さん自身が気に入るものが一番なので、キャラクターつきでもOK。お子さんと一緒に選んでもいいですね。自分で便座に登ることができるステップ付きのものもおすすめです。ステップがない場合は踏み台を設置しましょう。
シール

お子さんの好きなキャラクターのシールと台紙を用意して、おしっこに成功したら好きなシールを1枚台紙に貼りましょう。台紙はトイレの壁に貼ってもいいですね。成功体験が目に見えることで、お子さんのやる気がアップします。トイレに座るだけでシールを貼ってもOKです。
防水マット
お子さんが日中過ごす部屋がフローリングではない場合は、防水マットを一面に敷いておきましょう。並べて敷き詰めるタイプのパズルクッションは、隙間から漏れるのでおすすめしません。
もっと知りたい!
①夜はどうする?
日中はお漏らしせずに過ごせるようになっても、一晩中おしっこを溜めておける程度に膀胱が成長するには、まだ時間がかかります。ですので、夜はおむつで過ごしてOK。
おねしょをしないようにと夜中に起こしてトイレに誘うことは逆効果です。むしろ、おむつをはいて深く眠ったほうが、おしっこのコントロールがうまくなります。起きたときにおむつが濡れていない状態が1か月程度続いたら、おむつ外れの目安です。
②うんちはどうする?
お子さんの「うんちをしたそう」という雰囲気を察したら、余裕があればトイレに誘って座らせてみましょう。最初は「きばる」ということができないので、「うーん!ってしてみよう!」「お腹に力を入れてね!」などと声をかけながらきばる練習をします。何度かトイレで成功したら、「おむつでうんちをするとお尻が気持ち悪い、トイレでしたら気持ちいい」と学習し、だんだんとトイレでできるようになります。
イラスト/うつみちはる デザイン/平野 晶 文/洪 愛舜 構成/ KANADEL

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この記事は小学館「ベビーブック6・7月号」の内容を掲載しています


























