2歳が昼寝しない…いつまで続ける?やめるタイミングと移行期の乗り越え方

2歳が昼寝しない…いつまで続ける?やめるタイミングと移行期の乗り越え方

ようやく昼寝したと思ったら、もう夕方の16時。これ起こした方がいいの?と焦った経験、ありませんか。2〜3歳ごろは昼寝がうまくいかなくなる時期。やめどきの見極め方から遅い時間に寝てしまったときの対処まで、乳幼児睡眠の専門家が解説します。

なぜ2歳になると昼寝を嫌がるようになるの?

2歳をすぎると体力がついてきて、いままでお昼寝をしていた時間でも「まだ眠くない」と子どもが感じやすくなります。また、発達のための遊びをしたい欲求が強く、寝るよりも遊びたいという思考にもなりがちです。加えて、自我の芽生えが著しい時期であるため、「自分でやりたい」「嫌なことは嫌」という意思がはっきりして、昼寝についても「寝たくない」「遊びたい」と主張するようになります。

一般的に昼寝が不要になる時期は2歳半〜5歳の間と幅があり、個人差がとても大きいのが特徴です。2歳ちょうどで昼寝をやめる子もいれば、3歳を過ぎても必要な子もいます。「うちの子だけ早い/遅い」と心配しすぎなくて大丈夫です。

昼寝卒業のサインを見極めるポイント

昼寝をやめても大丈夫かどうか、次の点を数日間観察してみてください。

  • 昼寝を30分以上すると、夜21時を過ぎても眠れなくなる
  • 昼寝なしの日でも、夕方18時台まで機嫌よく過ごせる
  • 昼寝をさせようとすると毎回激しく抵抗し、寝かしつけに1時間以上かかる
  • 昼寝なしの日の夜、19〜20時ごろにすんなり眠れている

これらが複数当てはまるようであれば、卒業を検討するタイミングかもしれません。

一方、昼寝なしの夕方に癇癪が増える、食事中にうとうとしてしまう、といった様子がある場合はまだ睡眠が必要なサインです。そのような変化が続くようであれば、もう少し昼寝を続けてあげてみてください。

移行期の生活リズムの整え方

昼寝をやめるか続けるか迷っている時期は、どちらかに一気に決めるよりも、子どもの様子を見ながら柔軟に対応するほうがうまくいくことが多いです。まず試してほしいのが、昼寝の時間を短縮する方法です。それまで13〜15時の2時間昼寝していた子なら、13〜14時の1時間に縮めてみてください。夜の就寝が遅くなりにくく、体力的な疲れも補えます。

昼寝なしの日は、夜の就寝を早めてあげましょう。19時など早い時間に寝かしつけても、翌朝の起床が普段通りで問題なければOK。早朝に起きすぎてしまうといったことがなければ、ぜひ積極的に早寝させてあげてください。

このように段階的に家の中の光を消していくことで、お子さんの体は自然と眠りの準備に入ります。お布団に入ってからの「なかなか寝ない…」という時間が短縮されるはずです。

夕方近くに寝てしまったら、起こすべき?

移行期によく起こるのが、「昼寝がずれ込んで、気づいたら夕方に入っていた」というケース。そのままにしていると夜の就寝がどんどん遅くなってしまいます。こうした場合は、20〜30分を目安に起こしてあげてください

起こすと当然、機嫌が悪くなることがあります。ぐずったり泣いたりするかもしれませんが、そこは根気良く付き合って気分を切り替えてあげましょう。(私自身もまさに、夕方に寝てしまう3歳児と奮闘中です)好きなおやつを出す、外の空気を吸わせる、好きな遊びに誘うなど、機嫌をとりながら目を覚ましてもらうのがおすすめです。少し泣いても早めに切り上げるほうが、その夜と翌日のリズムを守りやすくなります。

昼寝なし生活に切り替えるときの1日スケジュール例

昼寝を完全にやめた場合の、在宅での1日の流れの目安です。

  • 6:30 起床
  • 7:00 朝食
  • 9:00〜11:30 外遊び・活動
  • 12:00 昼食
  • 13:00〜14:30 食休み・おうち遊び
  • 16:00 買い物・散歩
  • 17:30 夕食
  • 18:30 お風呂
  • 19:00〜19:30 就寝

13〜14時台は昼寝の代わりに設けるリラックスタイムです。横にならなくてもよく、絵本を読んだりパズルをしたりするだけで体の緊張がほぐれます。眠れた日は夜の就寝が少し遅くなっても、翌朝の起床時間を変えずに保てれば十分に調整できます。

保育園では昼寝をするのに、休日はしなくていいの?

保育園に通っているお子さんの場合、園では昼寝をしているのに休日は嫌がる、というケースは珍しくありません。「保育園に合わせて休日も昼寝させるべきか」と迷う親御さんも多いと思います。結論からいうと、休日の昼寝は保育園のスケジュールに必ずしも合わせる必要はありません

注意したいのは、月曜日や週のはじめにぐったりしている、機嫌が極端に悪い状態が続く場合です。その場合は、休日も昼寝を取り入れてあげると体の回復につながることがあります。

一方、昼寝なしで休日を過ごしても夕方まで機嫌よくいられて、週はじめも普段通りに過ごせているなら、休日はお子さん本来のリズムで過ごさせてあげて大丈夫です。保育園と家庭でリズムが違っても、子どもは意外とうまく切り替えられるものです。

昼寝をさせなきゃというプレッシャーから解放されていい

昼寝をやめていく時期は、「寝かしつけにかかる時間が減ってほっとした」という声がある一方で、「夕方のグズグズが増えた気がする」「体力的に大丈夫かな」と心配になる親御さんも多いです。どちらの気持ちもあって当然です。子どもの睡眠は月齢・季節・その日の活動量によっても変わります。今日は昼寝した、今日はしなかった、それでいいのです。毎日同じにしなければと追い詰めなくて大丈夫です。

昼寝の卒業はゆっくり進んでいきます。お子さんのペースを信じながら、少しずつ新しいリズムを一緒に作っていけたらと思います。

ナビゲーター

小児スリープコンサルタント/乳幼児育児アドバイザーねんねママの画像

担当カテゴリー

子どもの健康・発達

小児スリープコンサルタント/乳幼児育児アドバイザー ねんねママ

乳幼児育児アドバイザー。小児スリープコンサルタント。0〜3歳モンテッソーリ教師。株式会社mominess代表。YouTube「ねんねママのもっとラクする子育て情報局」やInstagramなどで乳幼児の育児に関する発信を続け、2024年現在、SNSの総フォロワーは20万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『○✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』がある

&あんふぁんのおすすめ記事がLINEに届く! LINEアカウントを友だち追加!

子どもの健康・発達:新着記事

電子書籍

親子の保育園生活を応援する情報誌