帰宅後はお風呂へ直行! 平日の夜、限られた時間で子どもの心を満たすコツ

助産師として多くの親子と関わりながら、プライベートでは12人の子どもを出産したHISAKOさんが『がんばらんでええ!』『テキトーでええ!』を合言葉に、キレイゴト抜きの方法論でみなさんの心を軽くするコラムをお届けします。
平日は、子どもと向き合う時間を確保するのが難しい?
夕方、保育園から帰った瞬間からママは大忙しですよね。夕食の支度、明日の準備、ご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かしつけ。やることだらけで猫の手も借りたいくらいなのに、「ママ、こっち見て!」「ねえ、聞いてってばー!」と子どものマシンガントークとエンドレスな要求が炸裂! つい「ちょっと待って!」「うるさい!」と突き放してしまい、夜な夜な寝顔を見ながら「今日もちゃんと向き合ってあげられなかった……」と自己嫌悪に陥っていませんか?
かつての私もそうでした。でも、12人の子どもたちの育児をくぐり抜けてきた今、声を大にして言いたいことがあります。それは、「帰宅から寝るまでの時間が短くても、仕事や家事でバタバタしていても、親子の絆は十分に深められるし、子どもの心はちゃんと満たせる」ということ。
今回は、限られた時間を濃密にするために、わが家が実践してきたルーティンをご紹介します。もちろんこれは一例なので、あなたらしいやり方を編み出すための参考にしてみてくださいね。
お風呂で子どもと濃密コミュニケーション! HISAKO流の平日ルーティンとは?
わが家の方法はとてもシンプル。玄関で靴を脱いだその足で荷物は置きっぱなしにして、そのまま子どもと一緒に一目散にお風呂に飛び込むこと! 不思議なもので、子どものお風呂さえ先に済ませてしまえば、それだけで心の余裕が半分くらい違ってくるんです。しかも、お風呂の中は最高のコミュニケーション空間。スマホに触れない、ほかの家事も一切できない、完全逃げ場なしの密室(笑)。だからこそ、ほかのことに気を取られず、わが子と100%向き合える最高のゴールデンタイムに早変わりします。「何もできない」不自由さが、逆に「これ以上ない濃密なスキンシップ時間」を生み出してくれるなんて、お風呂って本当に最高の救世主です!
このような発想の転換ができると、その後に待っているカオスな時間も「よし、この後の時間をなんとか乗り切るためのエネルギーをここでチャージしよう!」と、いい意味で肩の力がフッと抜けていきます。お風呂の中では「今日は何したの?」なんて尋問は一切なし。その代わり、園で歌っているお歌を「先生になって教えて!」と子どもにおねだりして、お風呂の中で気持ちよく大合唱。ママが自分の世界に興味を持ってくれることが子どもにとっては最高のご褒美になるので、お風呂を出るころには、園での出来事も自然とおしゃべりしてくれるようになります。
「濃密コミュニケーションはお風呂の中だけで十分!」と割り切ってしまえば、その後はマルチタスクをこなすのみ! お風呂を上がった後の夕飯や準備など、バタバタと走り回ってもOKです。そして、すべての嵐が過ぎ去り、ようやく訪れる寝かしつけのとき。布団の中でそっと「大好きだよ」と愛の呪文をささやく(笑)。そのメリハリこそが、忙しい毎日を軽やかに乗り切る最高の秘訣です。

子どもにとって大切なのは「過ごした時間の長さ」より「ママの笑顔」
「子どもと一緒にいてあげられる時間が少ない……」なんて罪悪感は、今すぐ大きなお鍋に放り込んでぐつぐつ煮込んでしまいましょう。子どもは一緒に過ごした「時間の長さ」よりも、「その時間にどれだけママが自分と一緒に笑ってくれたか」をしっかり覚えているものです。慌ただしいスケジュールの中、今日もわが子を無事にお迎えし、同じ屋根の下で顔を合わせた時点で、あなたはすでに世界一の満点ママです。
短時間だけど濃密な親子のやり取りと、寝る前の「大好きだよ」のハグと笑顔があれば、少々ママがきつく怒ってしまったり、心ここにあらずになってしまったりしても大丈夫。子どものエネルギータンクはいつでも満タンになります。難しく考えなくていいんです。自信を持ってズッコケママでいてくださいね!

ナビゲーター
担当カテゴリー
子育て支援


























