子どもの「あれが欲しい!」の気持ちをイベントに わが家のプレゼント大作戦!

助産師として多くの親子と関わりながら、プライベートでは12人の子どもを出産したHISAKOさんが『がんばらんでええ!』『テキトーでええ!』を合言葉に、キレイゴト抜きの方法論でみなさんの心を軽くするコラムをお届けします。
子どものプレゼントは、家族巻き込み型のエンタメに!
クリスマスにお正月。子どもたちが目を輝かせる冬のシーズンがやってきましたね。「あれが欲しい!」「これも買って!」と次々におねだりされるたびに、「全部買ってあげたいけれど、甘やかしすぎかしら……」「でも、がっかりさせたくないし……」と、頭を悩ませているママパパも多いのではないでしょうか。
子どもに欲しいものをねだられるまま、買ってしまってもいいものか? 世間では「甘やかしてはダメ」「我慢を覚えさせなきゃ」と言われがちですが、たくさんの子どもたちを育ててきた私の結論はこうです。ねだられるままに「物」を買い与えるのはナンセンス! だけど、子どもの「欲しい!」という欲望を、家族巻き込み型のエンタメに昇華させるのは大賛成!
大人はつい「買う(甘やかす)」か「買わない(我慢させる)」の二者択一で考えがちです。でも、子どもは物そのものが欲しいというより、「親を自分の世界に巻き込んで、一緒にワクワクする経験を」したがっていたりするんです。だから、ねだられたらすぐに「ダメ!」とシャッターを下ろすのではなく、一大エンタメイベントにしちゃいます。
クリスマスは1カ月前から楽しもう! 大家族は親子で連携プレーができることも
例えばクリスマス。わが家では毎年11月になると、各自にサンタさんへの手紙を書かせます。ルールは「欲しいものを3つ書くこと」。そして、サンタさんによく見えるようにリビングの窓に外向きにピタッと貼らせるんです。子どもたちは「サンタさん、見てくれるかなぁ」とドキドキ。その3つの中から、サンタさん(私)が財布と価格を考慮しつつ、「一人8000円未満」にこっそり調整します。価格的に1つになる子もいれば、3つまとめてOK!の子もいますが、なんせ人数が多いので集計するだけで目が回りそうになります(笑)。
しかも、わが家はクリスマスや大みそかに誕生日が重なる子がいて、「プレゼントはどうするの!?」と毎年頭を悩ませ右往左往しながら今日に至っています。ちなみにクリスマスメニューは誕生日の子が選ぶ特権あり! ある年のリクエストなんて、クリスマスなのにまさかの「焼きそば」でした(笑)。チキンじゃなくて焼きそばを豪快にすする。こんな聖夜もありだということで!
さらに、子どもが大きくなってくると「クリスマスプレゼントは現金でよろしく」なんてリアルな要求をしてくるつわものも現れます。小さな下の子たちだけにプレゼントをあげて、大きい子たちへのプレゼントがないわけにいかない。だから「これはお年玉の分も入ってるで!」というシビアなルールでバランスをとっています(笑)。
プレゼントの準備も大がかりです。小さな子たちのために、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちも一緒になってみんなでプレゼントを包んだり、サンタさんからの手紙を夜な夜な準備したり。わが家には、たくさんの「サンタの助っ人」がいるんです。

プレゼントは単なる「物」ではなく「体験」にしてあげよう
ちなみに、クリスマス以外でもおねだりをイベントにする方法はあります。例えばわが家では、「我慢させるか、すぐ買い与えるか」ではなく、欲しい熱量をプレゼンするゲームに昇華しています。なぜ今それが必要なのか、手に入ったらどう使うのか、自分にどんなよい変化があるかなどを、私にプレゼンしてもらいます。熱意や論理的思考が認められたら、交渉成立で買ったり一部援助したりします。
最近しみじみと感じるのは、「物」よりも「体験」のプレゼントのほうが、ずっと心に残るということ。物があふれる時代だからこそ、家族みんなで旅行に行く機会を必ず持つように意識しています。今年は家族をスキーに連れて行くぞ!
「周りの子はもっと高価なものをもらっているのに……」なんて引け目を感じる必要なんてありません。親が無理をしてすべてを買い与える必要もなし。欲しいものをどうアピールするか、どう折り合いをつけるか。そのプロセス自体を子どもと一緒に楽しく考え、時には「焼きそば」をつつきながら迎える冬のイベント。限られた制約の中でも、親子の工夫次第で、家族だけの世界一温かい思い出に変わります。さあ、今年の冬はどんなおねだりが飛び出すか、気楽にどっしりと構えてお互いに楽しみましょうね!

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