夜間断乳、失敗する人の共通点は?成功する人がやっている3つのステップ

夜中に何度も起きて授乳するのがつらくて、そろそろ夜間断乳をしたい…と思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
やってみたいけれど、「うまくいく自信がない」「かわいそうな気がする」と踏み切れずにいる方も多いはず。
実は、夜間断乳に挑戦してもうまくいかない方には、共通する失敗パターンがあります。乳幼児睡眠の専門家が、失敗する理由と成功のためのやり方を解説します。
「〇ヶ月だから」と月齢だけで焦らなくていい
夜間断乳を検討されている方にまず問いかけたいのは「なぜ夜間断乳をしたいのですか?」ということ。夜泣きに悩んでいるから、夜通し寝て欲しいから、といった理由であればたしかに夜間断乳を検討することも必要かもしれません。
ただし、「もう6ヶ月だから」「9ヶ月なのにまだ飲ませてる」と月齢で気にされてしまっている場合は、月齢だけを基準に焦らないでください。大人になっても大食いな人と少食な人がいるように、赤ちゃんにも一度に飲める量やお腹の大きさに差があります。その子にあったペースで、進めていただければと思います。
「夜間断乳」の前に見直しておきたい、その他の要因
もし赤ちゃんが夜中に目を覚ます要因が「授乳されて寝る癖」なのであれば、夜間断乳をして授乳以外で寝るルールを身につけていくことの効果があります。
一方で、夜中に起きているのが授乳の癖だけが原因とは限りません。
睡眠環境やスケジュール、寝ることに納得できているかどうかなど、いろいろな要因が絡み合っています。
癖以外の部分に要因がある場合、夜間断乳をすれば必ず朝まで寝てくれるとは限りません。授乳を求めて泣く我が子をそれ以外の方法であやすのは心が痛んでしまう方もいらっしゃると思いますので、そんな中でせっかくやるなら成功させたいですよね。そのために、事前に睡眠環境や起床就寝のリズム、昼寝の時間、寝る前のルーティーンなど見直せるところは見直しておきましょう。
始める目安は生後6〜9ヶ月以降、無理にやる必要はない
「いつから夜間断乳していいですか」とよく聞かれますが、生後6ヶ月までは夜中の授乳が栄養的に必要とされています(赤ちゃんが自ら寝るようになった場合はのぞく)。
目安としては生後6ヶ月以降、離乳食の進み具合にもよりますが9ヶ月以降であれば安心して検討できる時期です。心配な場合は小児科医に相談してください。
何より大事なのは、授乳を続けることが苦痛でないなら、無理にやめなくて良いということです。夜間断乳を検討する基準は月齢ではなく、「今のやり方がつらいと感じているかどうか」です。
失敗する人に共通する2つのこと
夜間断乳がうまくいかない方には、共通するパターンがあります。ひとつは、長時間我慢した末に、結局授乳してしまうこと。1時間泣かれてもに我慢したのに、耐えきれずに飲ませてしまうと、赤ちゃんにとっては「頑張って長く泣けば飲ませてもらえる」という学習になってしまいます。次からもっと泣くようになり、かえって長引く原因になります。
もうひとつは、夫婦で合意できていないこと。ママは夜間断乳をしたいのに、パパが「飲ませてあげなよ」「かわいそうじゃない」と言ってしまい、話がこじれるケースは少なくありません。始める前に、なぜ・いつから・どうやってやるのかを夫婦でしっかり話し合っておくことが欠かせません。
成功のための3ステップ
夜間断乳は、土台となる睡眠環境やスケジュールを整えたうえで、次の3ステップで進めます。
①事前に言い聞かせる
1週間ほど前から、カレンダーに印をつけるなどわかりやすい形で「この日から夜のおっぱいはなしにしようね」と伝えておきます。ゆっくり話して伝えてあげるのも効果的です。
「赤ちゃんに話してもどうせ分からない」と思われるかもしれませんが、雰囲気やニュアンスは意外と伝わるものです。ある日突然ではなく、心の準備をさせてあげましょう。
②授乳と寝かしつけを切り離す
リビングなど寝室以外の場所で、明かりをつけた状態でゆっくりたっぷり授乳し、飲み終わってから起きた状態で寝室に連れて行きます。寝室で授乳する場合も、明かりをつけるなど「飲む場所」と「寝る場所」の感覚を分けられれば問題ありません。
どうしても授乳中に寝落ちしてしまう場合、疲れすぎているサインかもしれません。授乳やお風呂のタイミングを早める工夫をしてみてください。
③一貫性を持って実行する
夜中に起きても授乳はせず、抱っこやトントンで対応します。泣かれるとつらいですが、ここで飲ませてしまうと「泣けば飲ませてもらえる」と学習し直させることになります。ママが同じ部屋にいるとつい飲ませたくなる場合は、この期間だけ別の部屋で寝る、パパに対応してもらうなど工夫すると乗り越えやすくなります。
ゆる夜間断乳という選択肢も
ここまでの方法がハードだと感じたら、完全に0回にせず1〜2回に減らす「ゆる夜間断乳」がおすすめです。
1回に減らす場合は3時以降にするのがうまくいきやすいタイミング。1〜2時に飲ませると4〜5時にまた起きてしまい、結局2回になりがちだからです。2回に減らす場合は1時と4時など間隔を空けて設定し、それ以外の時間に起きたときは見守りやトントンで対応します。
昼寝はこの限りではなく、授乳しながらの寝かしつけのままでも問題ありません。夜だけからのスタートで十分です。「こうしなければ」と思い詰めず、できることから、ゆるく取り組んでみてくださいね。
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