工場から始まる家づくりを紙付録で再現!セキスイハイム×『幼稚園』の「おうちづくりたいけんセット」

工場から始まる家づくりを紙付録で再現!セキスイハイム×『幼稚園』の「おうちづくりたいけんセット」

小学館の雑誌『幼稚園』2026年10・11月号は、「ユニット工法」で知られるセキスイハイム(積水化学工業)とコラボ。多種多様な企業とタッグを組んできた同誌ですが、意外にもハウスメーカーなどの「住宅」をテーマにした付録は初めてなのだそう。セキスイハイムの家づくりを再現した付録「おうちづくり たいけんセット」のこだわりや開発秘話について、付録を担当した編集部の今村祐太さんと、積水化学工業 住宅カンパニー マーケティング部の吉弘麻衣子さんにお話を伺いました。

今までにない、ハウスメーカーとの初のコラボが実現した背景

―― 今回のコラボレーションが実現したきっかけを教えてください

今村さん(小学館) もともと、「おうちを作る付録」というのはありそうでない企画でした。住宅メーカーさんとのおうち付録のお取り組みというのは、編集部としての念願だったんです。

しかし、どうすれば楽しく「おうち作り」にフォーカスした企画になるのだろうと、編集部内でも中々良い付録企画に落とし込めずにいました。そんな中、セキスイハイムさんとご縁をいただき、「ユニット工法」でのおうち作りをされているというお話を伺いしました。「これは面白く、魅力的な付録と特集にできるのでは!」と感じ、実現へ向けて具体的なお話をさせていただくようになりました。


吉弘さん(セキスイハイム) 
私自身、娘たちと『幼稚園』の付録には以前からとてもお世話になっていました。ペーパークラフトでありながら非常に精巧で楽しく、ものづくりに対する強いこだわりを感じていたんです。セキスイハイムも「ものづくり」には並々ならぬこだわりを持っていますので、私たちも『幼稚園』さんとコラボをしてみたいな、と思っていたところにちょうどお話をいただいて、ご一緒することがかないました。準備には約2年かかりましたが、念願のコラボが実現し、うれしく思っています。

驚きのクオリティ! 技術畑出身の担当者が細部までこだわり

―― 工場から始まる家づくりを再現するうえで、特にこだわった点はどこですか?

今村さん 紙付録をつくる際、いつもコラボするものの特徴でどこを優先してピックアップするかということをまず話し合うのですが、セキスイハイムさんから「一番の強みはユニット工法です」とお聞きしていたので、ユニットの再現性と組み立てやすさにこだわりました。

通常のおうちごっこ付録は家具の配置や模様替えを楽しむものが多いのですが、今回は「家を組み上げる工程そのもの」を遊びにしようと決めたんです。

すべてを紙で作ると強度不足で倒れてしまうこともあり、またユニットの強度などを読者にもよりリアルに感じてもらうためにも、柱の部分には樹脂パーツを採用して強度を確保しました。

樹脂パーツとストロー素材でユニット構造を再現

吉弘さん 私たちは「子ども目線でいかに付録を楽しんでもらうか」という部分は本業ではないので、そういう部分では今村さんを信頼してお任せしていました。ただ、セキスイハイムの軸である“工場でユニットの組立てを含めた家づくりのほとんどを行い、現地で一気に組み上げる面白さ”を体験してほしいと考えていました。

また、実は私自身がもともと技術畑の出身ということもあり、最初にご相談する段階から細かな要望を詰め込ませていただいたんです。樹脂を使って強度や鉄骨の色味までリアルに仕上げてくださったユニットは、実物の約1/400サイズで縦横比もかなり忠実に指定させてもらいました。側面の「妻フレーム」という矩形構造が部材として付属しているところがお気に入りです。

外壁のタイルの枚数、さらに床板の裏面には普段見えない床下の「小梁(こばり)」が印刷されているなど、一見しただけでは気づきにくい細部までリアルに、かつ、当社の構造体の強さを感じていただけるよう作り込まれているんですよ。

誌面とセットで楽しむ! 組み立てて分かった「家づくりのひみつ」

―― 紙付録と誌面との連動で意識されたポイントはありますか? また、どのように楽しんでほしいですか?

今村さん 誌面では、本物の工場でユニットや部材がどのように作られ、現場へ運ばれていくのかを写真やイラストで詳しく解説しています。付録で遊びながら誌面を開くと「あ、このパーツは実際の工場でもこうやってはめ込まれているんだ!」と発見できる仕組みです。

付録には4つのユニットが入っているため、2階建てにするだけでなく平屋にしたり間取りを変えたりと、自由に組むことができますし、もし仮に紙部分のパーツがへたってしまっても、ユニットだけでも楽しく遊んでいただけるかもしれません。

吉弘さん セキスイハイムの家づくりは、工場で作ったユニットや部材を現場に運び、クレーンを使って、おうちの形が出来上がった状態まで、わずか1日(※)で一気に組み上げます。実際にそれを目撃した子どもたちにとっては「登園する朝までは空き地だったのに、帰る時間に見たら急におうちができてる!」という感覚かもしれません。

誌面では工場での生産工程から、そうしたクレーンでの作業や、屋根に設置するソーラーパネル(太陽光発電)の仕組みも写真やイラストを多用して紹介しています。そんなふうに、近所で急におうちが出現したら、「付録で遊んだセキスイハイムのおうちかもしれない」と気づいてもらえると嬉しいですね。

住んでみたい自分だけのおうちを組み立てたり、繰り返しはがせる窓や家具のシールを貼ったりしながら、おうちづくりの面白さを感じていただけたらと思っています。

※建築規模や天候、その他の条件により、1日で完了しない場合があります

繰り返しはがせるさまざまなシールも付属

――今回は、特集面でも紙付録でも、&あんふぁんでもお馴染みのポンちゃんファミリーが登場していますね

今村さん 
ポンちゃんファミリーは『幼稚園』でも馴染みのあるキャラクターですが、いえづくり付録にしっくりくる、家族をモチーフにしたキャラクターといえば、ということで採用しました。『幼稚園』とのコラボ感を出す上でもピッタリだった思います。

吉弘さん 私たちの周囲でも、あんふぁんを読んでいる人がいますし、ポンちゃんファミリーが組み込まれたことにより、一層コラボさせていただいているという実感がわいてうれしかったですね。

社内からも期待の声 「3セット買えばリアルな家が建つ!?」

―― 完成した付録をご覧になった関係者の皆さんの反応はいかがでしたか?

吉弘さん 自分のデスクに完成品を置いておいたのですが、通りかかる社員たちが「ペーパークラフトでここまで再現できるなんてすごい!」と喜んでくれました。開発や構造設計を担当している元同僚たちにも見てもらったのですが、みんな楽しそうでしたね。

今回の付録には、ユニットが4つセットでつくのですが、セキスイハイムの住まいは約12ユニットで構成されることが多いです。「『幼稚園』を3冊買えば、本物と同じユニット数のおうちが作れるのでは……!?」と盛り上がりました(笑)。

将来の夢につながる体験を! 子どもたちと保護者へのメッセージ

―― 最後に、この付録を手にする子どもたちや保護者の方へメッセージをお願いします

今村さん 
付録で楽しく遊んでいただくのはもちろんですが、ぜひ誌面と一緒にじっくり楽しんでほしいです。おうちができるまでには、本当にたくさんの職人さんや技術者の方が関わっています。身近な「住まい」を通じて、ものづくりに携わる人たちのカッコよさや魅力も感じ取っていただけたらうれしいですね。

吉弘さん 難しく考えず、まずは自分の手でおうちを組み立てる楽しさを味わってください。「家ってどうやって作られているんだろう?」という疑問や発見が、子どもたちの感性やものづくりへの興味につながればこれ以上の喜びはないですね。

もし付録や誌面を通して興味が深まったら、実際にユニットをつくっている工場を見学していただくこともできるので、ぜひご家族で足を運んでみてください。付録で体験した世界が実際に目の前で動いている感動を、親子で楽しんでいただくことができますよ。

PROFILE

吉弘麻衣子さん(写真上)
積水化学工業株式会社 住宅カンパニー マーケティング部
マーケティング部。今回の付録を担当。


今村祐太さん(写真下)
小学館 幼児誌編集室幼稚園編集。『幼稚園』の付録を担当。

企画・編集/&あんふぁん編集部、取材・文/山田朋子

『幼稚園』2026年10・11月号 特別価格1590円

ユニークな企業コラボ付録で話題の幼児雑誌。4・5・6歳の好奇心をくすぐる、遊びと学びが詰まった一冊。

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© 谷口あさみ/こどもりびんぐ・小学館

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